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【59球目】人口減少と人材ビジネス

日本の人口はこの10年以上、減少を続けています。
それ以前は、急激に増加をしてきました。

「日本の人口は?」と聞かれると、1億2千万人と答える人が多いと思います。でも、次第に減っていき、1億になり、8千万になり…。
そんな時代が、このままだと確実にやってきます。

日本の人口と、私たちがやっている製造派遣というビジネス。
ここでは分かりやすく人材ビジネスと呼びます。
この2つがこれからどうなっていくのか、考えていきます。

日本の人口

⇩下のグラフを見てください。

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(※国土交通省国土計画局資料より引用)

会社の経営計画発表会でも使うグラフです。

西暦800年から2100年の日本の人口を示し、未来については予測したグラフです。

鎌倉幕府ができた1192年には696万人だった日本の人口は、1850年頃から急激に上昇をしていきます。

1894年の日清戦争、ここから10年ごとに日露戦争、第一次世界大戦、そして、第二次世界大戦と大きな戦争を経験しながらも急激に人口が増加しているのが見て取れます。

1850年頃から2006年12,774万人を迎えるまでの約150年間、日本の人口は急激に上昇してますよね。

1900年代というのは日本の人口上昇期であり、戦争の様な二度と繰り返してはいけない過酷な体験をしながら、高度経済成長バブル経済などの世界に類を見ない経済成長を実現してきたことも事実です。

人口が増えるとどうなるか。

人が増えていきますから、消費が増えますよね。

簡単に言うと、食べる量も増加する、住む場所も増加する、着る服も、乗る車も、移動する人も、遊びに行く人も、全部が増加していきます。

多くの産業が潤ってきます。

もちろん、こんな単純な話ではありませんが、分かりやすくイメージしてもらう為に、詳細な部分には踏み込みません。

要は、人が増えているのだから、そこに纏わる多くの産業が活性化していく。人が増えていくということは仕事が増えていくということですね。

人材ビジネス

1850年から2006年を人口増加時代とするならば、今は人口減少時代です。

人が減っているのだから、
「人材ビジネスは衰退していくのではないか?」
そう考えるのが一般的かもしれません。

私はそうは思いませんが。

人が減少していく=1人の価値が上昇していく

自然な考え方です。何もしなくても勝手に上昇していくのかと言うと、そんなことはありません。

色んな所での自動化が進んでいます。
人間がやっていたことをロボットがやるようになっている。
自動車工場の溶接工程なんかは、完全にロボット化されている職場です。
逆に、あれを人手でやっていた時代を考えると、凄い事だと思いますね。

ロボットでできる仕事は、ロボットがやるようになるでしょう。
日進月歩で進んでいます。

それに対して人の価値は何なのか?

考えること、思考と感情です。

・思考することができる。
・プログラム以上のことを考えることができる。
・そして感情がある。
・感情があるので、プログラム通りの答えにならない場合がある。
・何ならそっちのケースの方が多い。

だからこそ、人の価値です。

人が思考を停止させ、感情を抜くと、ロボットになりますね。
AIの進化はすさまじいですし、ターミネーターの様なことがないとは言えませんが、人の思考と感情は、間違いなく人の価値です。

その価値が上がっていく。

人の価値が上がる。
思考と感情の価値が上がる。
そう考えています。

だからこその生産推進グループです。

技術を高めていく。とても大切なことです。
でもそれだけだと意味がない。

思考を高めていく必要があります。いわゆるです。

技術の軸は凄いのに、人に対して攻撃的であったり、次工程や前工程の事を考えなかったり、そもそもチームに所属している意識がなかったりする場合、長期的に見てプラスマイナスどちらになるかと言うとマイナスです。

仕事や人生の成果=考え方×熱意×能力

この方程式です。
掛け算ですから、1つマイナスがあると全てがマイナスになります。

人を攻撃する人は弱い人です。
それでしか自分を認めることができない。
人を攻撃したところで何にも残らないのに、それをやりたがる。

そのうち淘汰されていきます。

そして、人材ビジネスにおいても、人口増加時代と同じことをやっている企業は淘汰されます。外部環境は180度変化しているのですから。

結論、この業界においては、今後淘汰が加速していきます。
と同時に、本当に人に対して真摯に向き合う企業だけが生き残って、勝ち残っていきます

もちろん、私たちも勝ち残る為に行動をしていきます。

本日もありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!