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【774球目】役割

今日は役割について考えてみたいと思います。
多くの人が仕事において、自身の役割を担っています。製造とか営業とか経理とか総務とかの役割です。部署としての役割もあれば、部署内での役割もあることでしょう。今日はそんなお話です。


元々は・・・

私は元々営業しか知らない人間でした。
そんな人間がふとしたきっかけで、他の仕事にも興味を持ちます。

新卒で入った会社の時です。
配属されていた支店には2名の事務員さんがいたのですが、ある時、事務員さんが退社後に契約書類の出力をやらなければなりませんでした。それまでもそんな機会はあったのですが、そういう時には当時の支店長がそれを対応されていました。

その時の支店長は事務が分からない。それで白羽の矢が立ったのが私でした。いやいや、全然分からんしと思いながらも、誰もがやらないことをやるのは好きな方でしたので、恐る恐るやってみます。でも、全然分かりません。申し訳なかったのですが、退社された事務員さんに電話させていただきながら最初は対応をしました。1度それを経験すると、2度目、3度目もその役割が回って来ます。いつからか、事務員さんが退社後の契約書類出力は私の役割になっていました。

書類の出力が

営業は、現場で契約をします。人によっては契約書類の不備が多い人もいたりして、不備があった時は2度手間になってしまいます。私は不備が多い方ではありませんでしたが、この契約書類の出力を経験した後の不備はほぼ0だった気がします。

契約書類の出力をすると、その契約書を翌日事務員さんに確認してもらいます。そこで多くの気づきがありました。普段何気なく行っていた契約業務に様々な理由があり、ここを間違えるとこうなっていまう、そんなことがいくつも契約書の中に存在していました。仕事が繋がる感覚を感じたのはこの時が初めてです。今の自分にもとても生きています。

規模に応じて

そんなこともあり、仕事は繋がっていることを感じることができたのは23才の時の事です。そこから、三陽工業に入った時も、様々な仕事の繋がりを感じることができました。いつからか、仕事においてはオールマイティであるべき、そう考える様になっていました。

前工程に感謝、後工程に思いやり。三陽スタンダードにもある言葉です。
必ず仕事は繋がっています。前後の工程に気持ちを持つことはとても大切なことです。と同時に、規模感が出てくると、その役割に特化する必要性も出てきます。自身の得意分野をその役割にするとその成果は大きくなる可能性が高いですよね。理解することは大切だけれども、その人の適性に合った役割を担ってもらうことはとても大切なことだと考えています。

営業と製造はその例として挙げられることが多いです。営業がやっとの想いで獲得してきた受注を製造が拒否する。そんなことが通用した時代もありました。前工程に感謝、後工程に思いやり。この気持ちがあれば避けられることですね。

結論

7.18億の会社が87.7億の会社になる経緯において出た結論は、各自の役割を追求することがとても大切。ただし、前工程に感謝を、後工程に思いやりをの気持ちを持ち続ける必要があるということです。

そんな中で、稀に全てのことをオールマイティにやれる人も出てきます。
それが出来る人は、それを役割にしてオールマイティに活躍してもらえば良い、そう考えています。

規模が変わると役割に対しての考え方も変わってきます。変化、シンカ、を継続するからこそ、成長できる。自分の思考は常に柔軟にそして、素直で謙虚にあるべきだと改めて感じています。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)

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