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メタモルフォーゼの縁側を鑑賞して

あなたは自分の好きを大切にしてますか?

映画の中でこの言葉を直接伝えてくるのではなく、宮本信子さん演じる雪さんと芦田愛菜さん演じるうららちゃんの自然な会話や目線、間合いからとても感じられました。

自分の好きなことを周りに伝えるのが恥ずかしいと感じている、思春期の不安定さ、繊細な心を持つうららちゃん。

ふらっと立ち寄った本屋さんで、「表紙が綺麗っ😆!」と、本を手に取り、その内容にハマっていくとっても可愛らしい乙女な雪さん。

歳も離れているし、二人に繋がりはなかったけれど、本をきっかけに、二人で話すことが増えて、歳の離れたお友達になれた。

自分の好きだけを押し付けるのではなく、相手に不快な思いはないだろうかと、丁寧に接するうららちゃんの優しさは、人間関係・コミュニケーションをおいても、とても大切であるなと感じます。

今、コロナ禍で、心に余裕がなくなってしまうことが私を含め、とても多いので、改めて相手を尊重すること、少し寛容になることは必要ですね😂

あと、相手の反応はどうであれ、「こうしてみたい!」って思ったら、ひとまず声を掛けてみることは、とても大事だなって思いました!

それがうららちゃんと雪さんの出会いでもあったから。

私達は何も始まっていのに、必要以上に恐れることがありますよね。出会いや仕事や未来についても。

映画の中で、雪さんがうららちゃんに将来について尋ねた時、

うららちゃんは漫画を書いてみたいって思ってるけど、「自分は下手だから、自分が書いたものなんて見せられない」って答えるシーンがあって、

そこで雪さんが、凄く自然に問いかけるの。

下手ならやってはいけないって誰が言ったの?
あなたは、どうしたいの?」って。

このとき、映画を見ていた私も、
「あっ、そうか!下手でもやってみてもいいのか!
そうだよね笑…やってみるだけなら、いいよね!」と呟いてしまった。

何か、このとき今まで凝り固まってた、何かが取れた気がしました。

私は誰に遠慮して、下手ならやらないほうがいいって思い込んでいたんだろう?

やりたいことがあるなら、下手でもやってみて、面白かったら続けるだろうし、嫌なら距離を置くだろうし。

やったからこそ、次のステージ、選択肢が生まれるわけであって、やる前から引き返すなんて…石橋を叩いて、叩いて、何かあって、橋の下の川に落ちて、かっこ悪くなったら嫌だから引き返すって…

その奥のエリアを知ることができないってことなんだよね。奥には知らない町や人もいるかもしれないのに。
それか、渡ろうとしてみて、川に落ちたら、それはそれで、うまく流れに乗って、海に辿り着いたとかあるかもしれないのに。

私はこの映画から、下手でも挑戦する小さな勇気を貰えたような気がします!
あと、歳をとっても、好きなものに夢中になれる、可愛いおばあちゃんになりたいなって思いました!

もちろん、同世代との交流も大事だけど、自分より、先に生まれた人、後に生まれた人との交流は自分に新たな視点を与えてくれるような気がします!

職業とか、年齢とか、性別とか関係なく、好きなことでバカみたいに、はしゃげる歳の離れたお友達を作りたくなりました💃笑。

…まずは自分自身が好きなものに向き合って生活していきたいなと思います!

この映画に出会えてよかった。ありがとうございました😆✨🎥

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今回は、真中さんの【#日用劇場】撮りためたフィルム写真を使わせていただきました😄✋

温かな日々のひとコマを切り取ったかのようなお写真で、ほっこりしますね!

雪さんやうららちゃんも縁側で本を読んだり、二人でカレーを食べたりするのですが、縁側という場所が二人だけの特別な空間になってて、周りの目を気にせず、自分をさらけ出せる場所だったんです。

自分らしくいられる場所があるっていうのは、凄いことです!みんな日々の生活では、大人は大人らしいといった仮面をつけて、生活しています。

子供も子供らしい、それぞれの役割の中での生活があると思います。

でも、それを取っ払って、話せる場所を持つことが、心を安定させて生きることに繋がるような気がしますね。

こうやって、理想を言葉で言うのは簡単ですが、この世の中…難しいことも多いですよね笑。

ひとまず、脳内で楽しみましょう!
思ってみる・想像してみることが、何事も始まりですから😄
有言実行になるように、今日できることはやってみませんか?
あなたも好きなことは好きと声に出していってみましょう💃

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