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ゲームコレクター酒缶のトリビアガーデン

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1万本以上のソフトを所有するゲームコレクター・酒缶が、ゲームソフトの細かすぎる豆知識をご紹介! あなたの知らないゲームの世界がここにある!
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2017年7月の記事一覧

このミスがすごい!【3】 ファミコン版『イースⅢ』最後の謎!?

このミスがすごい!【3】 ファミコン版『イースⅢ』最後の謎!?

ゲームのパッケージや取扱説明書を読み込んでいくと、ときどきアリエナイ間違いに遭遇します。そんな「すごいミス」を集めていきましょう! これもまた、ゲーム業界の歴史の一部!

ビクターおと楽……!?ファミコン版『イースⅢ』(ビクター音楽産業/1991年)は、攻略に詰まった人への対応として、メーカーに応募券を送って質問できるシステムを採用していました。

低年齢層のユーザーに配慮した、素晴らしい対応です

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ゲームトリビア040 伝説の番組「TVチャンピオン」のゲーム版はパチンコゲー!?

ゲームトリビア040 伝説の番組「TVチャンピオン」のゲーム版はパチンコゲー!?

伝説的な人気番組をゲーム化したら、なぜかパチンコゲームに! 当時の版権ゲームは、奇妙なものが多かったですよね。

パチンコ番組じゃありませんからね!?かつて様々なジャンルでその道の面々が“一番の達人”であることを競う人気番組がありました。それが「TVチャンピオン」(1992年~2006年/テレビ東京系)です(なお、筆者も出演した経歴を持っています)。

実はこの番組、ゲームボーイ『TVチャンピオン

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ゲームトリビア039 写メのない時代に5秒で消える画面を撮影させる無茶なゲームがあった!

ゲームトリビア039 写メのない時代に5秒で消える画面を撮影させる無茶なゲームがあった!

ファミコン時代、クリアしたりハイスコアを出したりで認定書などが貰えるゲームがいくつもありました。中でもやたら難しいのが、この『スーパーピットフォール』なのです。

クリア後の画面撮影が最難関!?海外の人気シリーズ『ピットフォール』のアレンジで、期待も高かったファミコン版『スーパーピットフォール』(ファミコン/ポニーキャニオン/1986年)。

このファミコンソフトは、キツい難易度もさることながら、

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ゲームトリビア038 『赤川次郎の幽霊列車』はビッグネームが関わり過ぎ!

ゲームトリビア038 『赤川次郎の幽霊列車』はビッグネームが関わり過ぎ!

超大物作家原作のファミコンゲーム。でも、よく見ると他にも超大物が何人も関わってる!?

巨匠たちのスーパーセッション『赤川次郎の幽霊列車』(ファミコン/キングレコード/1991年)は、当時売れっ子だった小説家・赤川次郎の処女作「幽霊列車」を原作とするアドベンチャー。

しかし原画は「ハートカクテル」のわたせせいぞう、作曲に「ドラゴンクエスト」のすぎやまこういちとビッグネームを起用したためか、目や耳

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ゲームトリビア037 「原作者書き下ろし」なのに迷走しまくりなファミコンゲーム

ゲームトリビア037 「原作者書き下ろし」なのに迷走しまくりなファミコンゲーム

今回のお題は、あの国民的グルメマンガのファミコン版。実は、巨匠書き下ろしをウリにしていたんです!

これが雁屋先生書き下し!?パッケージに「原作者・雁屋先生書き下しのオリジナルストーリーで、大満足!!」とあるものの、いざ遊んでみると、食材を粗末にしたり奇行のすえに警察に逮捕されるなど、ファンならずとも仰天展開のオンパレード。

この『美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負』(ファミコン/バンダイ/19

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ゲームトリビア036 ゲーム機本体がなくても遊べるファミコンソフトがあった!?

ゲームトリビア036 ゲーム機本体がなくても遊べるファミコンソフトがあった!?

ファミコン時代は、まだまだセオリーが固まっておらずいろいろと試行錯誤がありました。そんな中でも、『うっでいぽこ』のパケ裏は特徴的。ファミコン本体や電源が無くてもゲームで遊べちゃうんです。

前代未聞の紙相撲付きゲームソフト!ソフトのパッケージ裏側は、ゲーム内容をアピールする大事なスペース。しかし実は、ファミコン初期のタイトルには、このセオリーを無視したものもけっこうあったのです。

中でも印象的な

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ゲームトリビア035 ファミコン時代特有の“謎ペンネーム”が大量に記載された取扱説明書

ゲームトリビア035 ファミコン時代特有の“謎ペンネーム”が大量に記載された取扱説明書

ファイターおとみ&メタルゆうきかつて、ゲームのスタッフロールにはペンネームが使われるのが一般的でした。中でも『キャプテン翼II スーパーストライカー』(ファミコン/テクモ/1990年)は、特にその業界慣習の異様さが際立つ作品といえます。

後にコナミで“ときめく”ことになる「メタルゆうき」など奇妙な名前が続く中に、一人だけ「オリジナル…たかはしよういち」と原作者が本名なのが気の毒です。

ゲームトリビア034 FC時代の競馬予想ソフトは「予想が外れたユーザー」が怒ることを予想していた!?

ゲームトリビア034 FC時代の競馬予想ソフトは「予想が外れたユーザー」が怒ることを予想していた!?

ファミコン時代には、競馬予想ソフトがかなりの本数出ていました。でも、これらで万馬券ウハウハになって人って、居たんでしょうかね?

競馬予想ソフトの“言い訳”まとめファミコン時代には、数々の競馬予想ソフトが登場しました。

『黒鉄ヒロシの予想大好き! 勝馬伝説』(ファミコン/日本物産/1990年)は「ゲームじゃない」と実用性をほのめかしておきながら、そこには「予想結果には責任を負わない」との注意書き

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ゲームトリビア033 男たちによる本当の「力と力の勝負」を体感できる野球ゲーム

ゲームトリビア033 男たちによる本当の「力と力の勝負」を体感できる野球ゲーム

いろいろ闇の面に注目が集まるプロ野球。ここは『がんばれペナントレース!』に学び、漢らしくシンプルに、力と力で勝負するルールを取り入れても良いのでは!?

これぞ本当のガチンコ勝負!野球賭博・覚せい剤・声出し問題など、球界ではいろんな事件がありました。

そこで改めて注目したいのが、『がんばれペナントレース!』(ファミコン、1989年)。このゲームでは、5回以降の2アウトのときに奇数打順のバッターに

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このミスがすごい!【3】 解説がミスジャッジだらけのプロレスゲーム!

このミスがすごい!【3】 解説がミスジャッジだらけのプロレスゲーム!

取扱説明書を読み込んでいくと、なんだかビミョーな表記や、ありえない誤植に遭遇することがある。そんな、「このミス」を紹介していこう!

ダイニング・ニードロップって!?プロレスゲームの醍醐味といえば、華麗なワザの数々。でも、そんな期待を胸に『スーパースタープロレスリング』(ファミコン、1989年)で遊ぶと妙な“コレジャナイ感”が。

取説にあるワザの解説イラストを見ると、「ダイニング・ニードロップ」

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ゲームトリビア032 コナミのスポーツゲームは、遊べる種目が違うことがある!?

ゲームトリビア032 コナミのスポーツゲームは、遊べる種目が違うことがある!?

1万本以上のソフトを所有するゲームコレクター・酒缶が送る、細かすぎるゲーム豆知識! 「つり輪」ファンには残念なゲーム!?

遊べる種目がちょっと違うぞ!パッケージに15種目の競技を描いた『コナミックスポーツ イン ソウル』(ファミコン、1988年)。なのに遊べるのは14種目しかありません。どういうこと?

そこで実際にゲームで遊んでみると、パッケージ記載の「つり輪」と「ライフル射撃」が見当たらない

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ゲームトリビア031 唯一の「DSi専用」ゲームを出したのは任天堂ではない。

ゲームトリビア031 唯一の「DSi専用」ゲームを出したのは任天堂ではない。

1万本以上のソフトを所有するゲームコレクター・酒缶が送る、細かすぎるゲーム豆知識! 任天堂もあきらめたフロンティアに特攻した漢気は買いたい!

DS・DSライトじゃ遊べません!アルファ・ユニットの『モンスターファインダー』(DSi、2009年)はカメラで撮影してモンスターを捕獲するゲームのため、初代ニンテンドーDSやDS Liteではプレイできず、唯一のDSi専用タイトルという稀少な存在。

任天

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ゲームトリビア030 恋愛ゲームの主題歌を歌ったアーティストがAVデビューしていた…

ゲームトリビア030 恋愛ゲームの主題歌を歌ったアーティストがAVデビューしていた…

1万本以上のソフトを所有するゲームコレクター・酒缶が送る、細かすぎるゲーム豆知識! 今回は、某恋愛ゲームのアレなトリビア!

原作はエロ系少女コミックです女性向け恋愛ゲーム『蜜×蜜ドロップス LOVE×LOVE HONEY LIVE』(PS2、2006年)の主題歌は、女性ボーカルで「SAVE ME」が連呼される印象的な曲。

実はその歌い手である松浦ひろみさんは2009~11年頃にAV女優に転向し

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ゲームトリビア029 あまりにも見栄え重視で中身スカッスカなゲームパッケージに……喝っ!

ゲームトリビア029 あまりにも見栄え重視で中身スカッスカなゲームパッケージに……喝っ!

お得感を出すためだけに、パッケージのサイズを2倍にしたゲームがあった! こんな悲劇は繰り返してはいけない!

中身の上げ底っぷりが泣ける!複数のゲームをまとめた廉価版ソフトシリーズの中でも、カルチャーブレーンの「ツインシリーズ」は異色な存在です。

わざわざ“ゲーム2本分のサイズのパッケージ”でお得さをアピール。物理的にはスカッスカな、エコじゃない包装。しかも2本中1本は単なるミニゲーム集。

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