うっかり九兵衛

タコです。 たこ壺へようこそ。いろいろ置いてます。 SF書いているので、読んでもらえる…

うっかり九兵衛

タコです。 たこ壺へようこそ。いろいろ置いてます。 SF書いているので、読んでもらえると喜びます。他のも喜びます。

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たこ壺案内所(記事リンク集)

たこ壺にようこそ。え、来るつもりはなかった?それは、失礼。まあ、ゆっくりして行ってつか~さい(こら、人の話を聞け) 小説<長編小説> *各小説の目次ページに飛びます 星野光の彼方:(掲載サイトを整理するため、取り下げました。小説家になろう の方で読むことができます) 星の記憶: ファンタジー。一話完結しつつ話が進むタイプ(長めなので、切り分けて投稿して行く予定)。星宮府を頂点とし、各国公が各々領地を治めるのが建前の世界、けれども実態はそれとは全く別で・・・。魔術あり。

    • 二色に見える桜のはなし

      公園等の桜をよく見ると、一本の木に二色咲いているように見えることがある。 一本の木に二色の花がつくことを「源平咲き」と呼ぶが、実は、桜には、「源平咲き」は、ないらしい。 でも、どう見ても二色に見える。どういうことだろう、と不思議に思い、詳しい方に教えていただいた。 写真の桜は、白と濃い桃色の二色の花がついているように見える。が、これ、「各々別の色の花」なのではなく、濃桃色の方の花は、「元は白かったものが、変化した」ものらしい。 オオシマザクラ等、一部の桜は、開花後、花

      • 解なき文章題をAIに解かせたら

        今話題のChatGPT。質問に答えてくれるAIで、それなりに対話形式で話ができる。また、ちょっとした挨拶や決まったシチュエーションなら、質問でなくても、一応識別して反応してくれる。 このAI---名前を聞いたが、「ない」の一点張りなので、呼称に非常に困るのだが---答えは、正しいこともあれば、間違っていることもあるので、そのまま鵜呑みすることはできないが、まあ、ある程度のものは、「正しく」答えてくれる。 そんなChatGPTに、ちょっと意地悪な問題を出してみた。 AIの

        • マストドンの始め方?(2)~ホーム画面は好きなもので埋めるのだ~

          | たこ壺案内所 | | 前:サーバーどこにする? | ホーム画面が空っぽです!よし、マストドン、とりあえず住む村(サーバー。以下、基本的に「村」という比喩で表現します)を決めて、アカウント作ったぞ。ログインしたぞ。さあ、見てみよう! ・・・ ・・・・・・ 何もないんですけど?? マストドン開始時の二番目のハードルは、大概ここにあるのではないでしょうか。ちなみに、一つ目は、住み着く村を決める時。 アカウントを作って入り、早速参加しようといそいそとホーム画面を開いたの

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        たこ壺案内所(記事リンク集)

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        • 星の記憶
          5本

        記事

          世界の片隅で起こったこと(ポジティブ編)

          Fediverse Advent Calender (第三会場) 8日目の記事です うっかり🐙が聞いた、ささやかだけどたくましい話。個人的に、ここに出てくる人たちのたくましさは、見習いたいなあと思っていたりなんかしたりなんか・・・ 持久戦に備えますタイで国会議事堂が占拠される事件があった時のこと。B氏は、タイに知り合いが何人かおり、様子を見にタイへと飛んだ。 で、帰国したB氏に、どうでした、と尋ねたら・・・ 「うん、みんな無事元気にしてた。ついでに、国会議事堂の方もど

          世界の片隅で起こったこと(ポジティブ編)

          どこか不思議に懐かしい

          ** Fediverse Advent Calendar 2022(第二会場)の10日めの記事です 今年11月にマストドンを始めたばかり。そして、その印象は、「どこか懐かしい」。まだ今ほどネットが普及していなかった時代を彷彿とさせるものがある。 猥雑にして深遠、剥き出しの感情と、強い理性と。狭くて広く、広いが狭い。開いていながら、どこか閉じてもいる。ネットは、そんな場所だった。そして、不思議な自由さがあった。 マストドンには、当時のような熱気はないが、システムは、諸々進

          どこか不思議に懐かしい

          マストドンの始め方?(1)~サーバーどこにする?~

          | たこ壺案内所 | 始め方?(2) | マストドンって何?基本的には、SNSの仲間です。Twitter等と良く似た機能を持っています。ただ一つ、大きく違うのは、「もし望むなら、自分もサービスを提供する側にもなれる」という点。 単なる一ユーザーとして参加することもできるし、自分の「サーバー」を立てて、「おらが村」を作ることも可能。自分一人だけの自分専用村にも、他の人に場を提供して「小さな村」「大きな村」(大きくなるほど管理は大変ですが)を作ることもできます。 え、大変そ

          マストドンの始め方?(1)~サーバーどこにする?~

          第1話 トゥカリアの跡目争い(4) ~星の記憶~

          | 目次 |  平穏は、いつも唐突に破られる。  次は確か・・・次の講義の部屋へと向かいかけていたエリファスは一瞬グレンらしき影が回廊の向こうに消えるのを見て、あの馬鹿またさぼる気かと後を追った。最近グレンはほとんどどの講義にも顔を出さず、このままでは放校になりそうな気配である。  ぐるり、回廊を周り、建物の影に消えたのを追いかける。  その差は恐らく30秒となかっただろう。建物を回り込み、裏に回る。回ったところでエリファスは硬直したように立ち止まった。 「グレン・・・!」

          第1話 トゥカリアの跡目争い(4) ~星の記憶~

          第1話 トゥカリアの跡目争い(3) ~星の記憶~

          | 目次 |  このごろグレンの様子がおかしい。彼らしくもなく、どこか常に気を張りつめているらしいのが分かる。何か問題でも起こったかと聞いてみたが本人は何もないと言い張って埒があかない。どうやらティエレとその仲間のところに入り浸っているらしいが、どこかちぐはぐである。  それを除けば、日々は平穏に過ぎていた。メナとエトヴィスが国境線で戦闘中らしいが、ケルナに一歩入ればそうした戦闘の色はぬぐい去られる。無論、噂として、情報として、そうした話は入ってくるものの、だからといって争

          第1話 トゥカリアの跡目争い(3) ~星の記憶~

          第1話 トゥカリアの跡目争い(2) ~星の記憶~

          | 目次 |  遅くなってしまった----  グレンは少しばかり急ぎ足に寮への道を歩いていた。こっそり抜けだし諸々に使う材料を買い集めに外へ出ていて遅くなったのである。学舎につくころにはとっぷりと日も暮れてしまっていた。新月が近く、まだ月がないため、辺りは大方闇に包まれている。小道にそって並ぶ背の高いランプがなければ、それこそ道がどこなのかさえ分からないような有様に違いない。  脇目もふらず歩いていたグレンは、けれども異様な気配にハタと足を止めた。何か分からない、不気味な気

          第1話 トゥカリアの跡目争い(2) ~星の記憶~

          星の記憶

          小話紹介&ファイルリスト第1話 トゥカリアの跡目争い / 1 / 2 / 3 / 4 / 5(第一話完) / どの国にも属さず、常に独立を保ち続けて来たケルナの学び舎。各国要人の子弟が多く集うこの地で、エリファスたちは、トゥカリア国の跡目争いに巻き込まれてしまう。それは、やがて凄惨な事件へと発展し---- トップ画像:Reimund Bertrams氏によるもの(感謝)

          第1話 トゥカリアの跡目争い(1) ~星の記憶~

          | 目次 | ----ケルナの学舎----  カナの大樹が差し出す木陰の下、タイメルは各国から集まる学徒たちに古詩と古文の講義をしていた。 いにしえ、 人、地に人のあるを知り天のあるを知らず ただ口に物を運び礼節・義風を知らず ・・・  タイメルの読み上げる伝承詩を学生たちが続いて唱和する。古の文体は現在のものとは大きく異なっており、それを身につけるには、理屈よりとにかく、幾度も復唱しそのリズムと空気を身に染みこませることこそが肝要だというのがタイメルの考えである。

          第1話 トゥカリアの跡目争い(1) ~星の記憶~

          くろねこタロウ

          黒猫タロウは、のら猫だった 猫には強気、人には弱気 今日はお庭で ひなたぼこ 画像:Clker-Free-Vector-Imagesさんの作品(感謝!) *首輪部分を彩色しています

          くろねこタロウ

          ばあちゃんと猫と桜

          桜の花が咲いた 木にいっぱいに 雲みたいに咲いた ばあちゃん、花を見に行った えっちら、おっちら じいっと花を見上げ 黙って立っていた お供の黒猫 ばあちゃんについて来た ばあちゃん見ながら とっとこ、とっとこ そうして じいっとばあちゃん見上げ 黙って座っていた ばあちゃん、家へと引き返す 猫も家へと帰ってく 画像:Lohreleiさんの作品(感謝)

          ばあちゃんと猫と桜

          ばあちゃんと猫

          ばあちゃん坂を登る えっちら、おっちら お供の黒猫 ばあちゃん見上げて とっとこ、とっとこ ばあちゃん、家に到着 中に入るを見送って 猫は、ぴゅーっと遊びに出かけていった 画像:Lohreleiさんの作品(感謝)

          ばあちゃんと猫

          過ぎ行くものへ、愛を込めて~二つのゲームシナリオへ寄せて~

          歴史上の人物を思う時、「もしも、この人物とこの人物が出会っていたら・・・?」、「敵対勢力同士だが、この人物とこの人物が手を携えて敵に当たっていたら・・・?」etc.etc...と考えたことは、ないだろうか? そんな歴史上の「if」を見せてくれ、その一端を体験させてくれるゲームがある。 コーエーテクモのソーシャルゲーム、『大航海時代V』と『信長の野望201X』、この二つは、まさにそんなゲームである。 大型船が内陸部を航行できたり、現代と戦国時代が混ざり合ったり・・・と設定

          過ぎ行くものへ、愛を込めて~二つのゲームシナリオへ寄せて~