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マストドンの始め方?(1)~サーバーどこにする?~

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マストドンって何?

基本的には、SNSの仲間です。Twitter等と良く似た機能を持っています。ただ一つ、大きく違うのは、「もし望むなら、自分もサービスを提供する側にもなれる」という点。

単なる一ユーザーとして参加することもできるし、自分の「サーバー」を立てて、「おらが村」を作ることも可能。自分一人だけの自分専用村にも、他の人に場を提供して「小さな村」「大きな村」(大きくなるほど管理は大変ですが)を作ることもできます。

え、大変そう・・・いやいや、別に、単にアカウントを作って、好きなことを投稿したり、他の人の投稿を読んだりするだけでも、全然構いません・・・というより、そちらの方が圧倒的に多いです。私も、これを書いている今現在は、普通の一ユーザーです。いつか「おらが村」を作る野望はちょっとありますけれども。

一ユーザーとしてできることは、基本的には、ツイッター等とそう変わりません。アカウントを作り、投稿をする、他の人をフォローしたりフォローされたりする、それらの投稿を読んだり、面白いと思った投稿をフォロワーさんたちに紹介したり、他の投稿に返信をつけたり。

無論、ツイッターとインスタグラム、他のSNSが「各々の特色がある」のと同じく、マストドンもマストドンならではの特色があります。また、マストドンには、いろんなサーバー---いわば、「村」---があるので、それぞれの「村」独自の機能やルールがあることもあります。

ですが、まあ、この辺りは、今はあまり気にしなくても良いかと。やってみて、嫌なら、やめればいい。メールアドレスがあれば、始められます。ってことで、メールアドレスを用意して、クエスト開始です!(待て、いつからクエストになった)。

(2002/12/17 追記:マストドンにおいて、各々がサーバーであるということは、その管理者には、強い権限があります。これは、マストドンに限った話ではありませんが、セキュリティのため、「パスワードの使い回し」は、絶対に避けて下さい。サーバー管理者がどういう人か見極めるのは、なかなか困難ですので、仕事や日常生活でメインとして使っているのではないアドレスを利用する方が、より安心です。

ちなみに、これは、「マストドンだから」という話では、ありません。サーバーに登録する系の各種サービスは、運営者のやり方次第で、「全ての情報が見られる」状態になり得ます)

住みつく村(サーバー)を見つけよう

さて、マストドンに参加するには、ともあれ「住処」が必要です。先ほど、マストドンには、いろんな「村」があると書きました。これ、非常に大事。テストに出ますよ~(出ません)。

例えば、ツイッターは、一つで「ツイッター村」を作っています。世界中のユーザー全員が、このツイッター村の住人です。今ちょっと検索で調べてみたのですが、ツイッターの1ヶ月のアクティブユーザーの数は3億人を超えているそうです。世界中のどんな都市よりも大きな「都市」ですねえ。

マストドンの場合は、A村、B村、C村・・・とたくさんの村があります。各々の村は、村長(管理者)の志向/思考/嗜好とそこの住人の活動によって、ひとつひとつ、異なる雰囲気を持っています。落ち着いた村、賑やかな村、学術的な村、じゃれあいが盛んな村、逆にお互いあまり構わないことにしている村・・・etc.etc.

ただ、厄介なことに、こうした村の雰囲気をよく知るには、「とりあえず住んでみる」必要があります(ある程度は、外から窺うこともできますが。この辺りは、次回書きます)。まあでも、引っ越し機能もありますし、いろいろな村にアカウントを持つことも可能(同じメールアドレスが使えます)なので、難しく考えすぎなくても、実は、大丈夫です。

「自分の住んでいる村しか見えないんじゃ?」・・・そんな不安があるかもしれません(私は、初め少しそれが不安でした)。大丈夫、よその「村」の投稿も見られますし、よその村の住人をフォローしたり、余所の村の人からフォローされたりも普通にできます(相手の「村」が拒否していなければ、ですが)。

この「村」がいろいろあるのは、マストドンの特徴であり、面白い部分なのですが、「マストドン始めてみようかな」という人にとって、かなり高いハードルになっているように思います。

始めるにあたって、村のことを知りたい。が、それを知るには、始める必要がある。でも、始めるためには、知っておきたい、しかし、知るためには・・・とぐるぐる回ってしまいます。

いや、長くなりました。で、結局どうすればいいんだ?・・・そこが大事ですよね。ってことで、「とりあえずマストドンを始めるにあたって、開始しやすそうな場所」をご紹介しましょう。

最初の一歩向き村(サーバー)紹介

1. mastdon-japan.net

「くろりんご」さんが運営されている村です。標準的なマストドンの機能が使えます。和気藹々としており、最初に「試してみる」には、良いと思います。そのまま住み着いてもよし、ここから他の「村」の様子もうかがえるので、しばし腰を落ち着けて、他の村の様子を探るもよし。

個人的には、最も「はじめの一歩」を踏み出すのに向いていると思います。機能が標準的ですので、マストドンに慣れるのにも向いています。また、雰囲気的にも入りやすいかと。

2.Vivaldi.Social

Vivaldi Technologies社が運営している村です。Vivaldi社は、vivaldiというブラウザが有名ですが、他のサービスもあるようです。本社はノルウェー。ちょっと「濃い」めな感じはあります(興味がある方は、会社名のリンクからどうぞ)。

海外のものですが、日本語表示で使えます。また、投稿も日本語率かなり高いです(流れて来る投稿については、言語設定で選べるので、それほど心配はいりません)。

この村に住む場合は、先にvivaldi.netにアカウントがいるかもしれません(無料ですが)。私自身は、ここの住人ではないので・・・

個人運営の村に比べると、組織が運営する村は、安定性が高いことが多いので、挙げておきます。

あと、この村の住民が、「ビバ丼」と(ビバルディなマストドンなので)いう単語をしばしば使っています。個人的に、面白くて好きです(気になる方は、探してみよー)

3.Fedibird

最初の一歩に入れるかどうか、一瞬だけ迷いましたが、入れておきます。ここは、非常に独特です。独自機能が多数あります。また、この村(サーバー)は、住人が投稿した時、村民全員にその投稿が流れるタイムライン、「ローカル・タイムライン」が存在しません。

管理人は、のえるさんですが、実際の管理運営には、複数の方が携わっていらっしゃるそうです。なお、のえるさんをフォローすると、たくさんカレーの飯テロ画像が流れて来ます。おいしそうすぎ~る!

「ローカル・タイムライン(LTLと書かれることが多いです)」が存在しないため、ちょっと交友関係を広げにくい特性があります。「村の中で固まらず、どんどんいろんな世界に飛び出して行ってね」ということ・・・のようです。

また、この村独特の機能は、何ものにも代えがたいものがたくさんあり、多くの人に愛されています。カレーもね🍛!

注:2023年3月14日現在、Fedibirdは、招待制となっています。ここのメンバーになるには、招待コードが必要です。といっても、緩やかなものなので、ネット上のところどころにコードが置いてあるようです。また、Fedibirdの住人に知り合いがいれば、その人に招待コードを出してもらうことも可能です。知り合いもいないよ、という場合は、管理人ののえるさんに頼むといいと思います。

おまけ:mstdn.jpはどうなの?
「日本語系のサーバーでは、人口いちばん多いし、とりあえず『ここで』と良く紹介されているのに、何故入れていないんだ!」と思われるかもしれません。

中の雰囲気具合が非常に特徴的に過ぎるので、「一般向き」ではないと判断しました。下ネタ系満載なので、「よっしゃ、それこそ探し求めていたものだ!!」という方には良いと思いますが、苦手だ、という方は、避けた方がよいかと(下ネタを全く発信しない住人の方もたくさんいらっしゃいますので念のため)。

予定外に長くなってしまいました。少しでもお役に立てますように・・・

→次は、「ホーム画面は好きなもので埋めるのだ

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