優しさや親切心が仇となることがあるのね
こんにちは
あこみです。
Dr.STONEのアニメが面白すぎて夜更かししてしまいました。
絶対見た方がいいです。
あと、中華BLの天官賜福もサイコーでした。
久しぶりに封印されていた私のヲタク魂に点火しちゃった気がします。
すみません、本題に入ります。
私は新卒で入った会社でBtoBの営業職として今まで働いていました。
転勤もせず、お給料もまあ自分にはちょうどいい水準でもらえていて
有休も自由にとれ、残業代もきっちりでる会社なので、
社会人としては申し分ない、割と恵まれた環境ではありました。
しかし、ずっと営業職という職業に自信がありませんでした。
一応、上司や同僚には認めてもらえているし、社内の評価もよく、売り上げも悪くはありませんでしたが、まったく自信に繋がらず、営業として成長できている感も全くありませんでした。
今は休職中で時間がたっぷりあるので本を沢山読むようにしてます。
その中で、なぜ”仕事”で心が追い詰められしまうのか
少しづつではありますが、真相に辿り着きつつある気がしてます。
仕事で苦しくなってた理由について下に、つらつら書いていこうと思います。
【アポ取りが怖い】
ずっと、アポ取りが怖いと考えていました。
お客様となる業界の人たちはとても多忙な人が多い業界で、かなりブラックな環境でみなさん働いてらっしゃるなぁと思っていたので、
だからこそメールでアポどりするよりも、ちゃんと電話でアポ取りしないとなぁ・・と思っていました。(誠意!)
(実際に、メールだと見てくれない、帰ってこないこともあり、仕事が進まない)
しかし、電話をするにも
今忙しいのではないか、私なんかとあっても時間の無駄にさせてしまうのではないか(有意義な時間にする自信がない)、ネタがない。。適当な話題で会ってくれるのか。アポ取れても、面倒くさいと思わせてしまうのではないか、アポ当日に体調不良で会えなくなったら申し訳なくていやだな
などなど色々考えてしまうのです。
電話の着信ボタンを押すのに何時間もかかったり、
結局後回しにしたり、用事があるのに結局忘れたふりをして電話しなかったりしてました。
【一人で訪問するのも自信がない】
会う人だいたいは役職のついている人で、一回り年上の男性ばかりです。
しかも相手は大企業で、何千人という企業規模です。
まず、私はその人たちと会話することに自信がありません。
私ができる会話といえば、
アニメの話、野鳥の話、自分の身近に起こったくだらない話、私のTLに流れてくる全国各地の動物園の動物たちの様子についての話、趣味の話です。
業界の、仕事の話なんかいつまで経ってもできないです。
時事ネタも話せません。社会情勢とかきついです。
政治の話もできません、未だに野党与党の違いが説明できないです。
そんな状況で、一人で訪問して自分よりも一回り偉い人たちと
世間話なんかできるわけ無いですし、出来る気もしません。
【罪悪感の個人化】
社会人生活は未だに慣れません。”営業マン”になり切れないです。
まだまだ知らないことも沢山ありますし、業界には全く興味の湧かないことも沢山あります。
そんな中で、私の周囲で何か悪いことが起こると
「巡り巡って私が悪かったんじゃないか」「あの時私が気付いて行動を起こしておけば防げたのではないか」「怒られてるあの人に、事前に私が気付いてこんな風に伝えておけば良かったかな」
などと、あたかも自分がミスの原因であったかのように考えてしまいます。
会社なんて、今のご時世は特にそんなにいいニュースも飛び込んでこないですよね。
そんな状況ですべてのBADニュースを自分のせいだと考えてしまいます。
どうあがこうが、仕方なかったことの方が多いのに。
【似たような境遇の人がいない・ロールモデルがいない】
同じ職場には同じく営業職の女性が1名います。
性格が全然違うので、あまり参考にならないというか、
同じ道を辿りたいと思ったことは無いです。
社内に、あんな大人になりたいな~と思えるような人がいません。
なりたくないなと思える大人はたくさんいます。
奥さんの愚痴をこぼす人、みんなの前で部下を公開処刑しちゃう人、女性アシスタントを”女の子”と呼ぶ人(私は職場で最年少女性ですが”女の子”には含まれません)、趣味がなく時事ネタが雑談の多くを占める人、アドバイスが”もっと自信をもって”だけの人、共用スペースに平気で私物やごみを置き忘れる人、明るく挨拶ができない人、本気でパソコンに疎い人、きめ細やかな社内のコミュニケーションができない人(必要だと思ってない人)・・・
書き出したらキリがないですね、こんなところで止めておきます。
現時点で、あんな大人になりたいな~と思える人がいません。
(同僚として好きな人はけっこういましたよ)
今の職業で将来が描けないのです。
そもそも私の理想ってなんなのでしょうか。。。
【今まで、自分の親切心を売り物にしていた】
営業とは、お客様にサービスを渡し、その対価としてお金を貰う仕事だと思いますが、
私にはその当たり前のことが出来ていませんでした。
いや、はき違えていました。
”お客様に尽くす”
一見とても美しいこの言葉、あんまり自分は幸せになれません。
最近分かりました。
尽くし方にも拠りますが、私の尽くすは
とにかくまごころをこめてお客様に親切にすること
でした。
社会人になる前から私は、
①興味のない人とはめちゃくちゃ距離を取り、視界にすら入れないようにする
②興味を引く人、仲良くしていたい人にはまごころ込めて接する
どちらかでした。
中間がありません。
(コミュ障だと思います)
営業活動をしていると、大半の顧客は「(素の私からして)興味のない人」に分類されます。
私の人への接し方は上記の①か②のいずれかでしたので、素の私なら①を取りたいところでしたが、さすがに営業職として①だとまったく話になりませんので、
やむなく②を取っていました。
②に則ってお客様と接していると、お客様も私のまごころを感じ取り、
物を買ってくれたり、有益な情報をくれたりするんですよね。
今まではそれで、売り上げをキープしていました。
でも全ての人にまごころを持って接し続けることって凄くエネルギーの必要なことです。
そして、自分の身体と心に余裕がないとできません。
コロナでストレスがたまり、発散方法も少なくなってきた今の時期、
人にまごころをもって接するエネルギーが枯渇しました。
結果、休職に追い込まれたと思います。
いかがでしょうか。
同じ営業職の女性と上記の悩みを共有できたことが私にはありません。
(機会がありませんでした)
もしこの記事を読んで頂いた方で、共感できる方がいらしたら嬉しいです。
今回書き連ねたことを自覚できただけでも
今の休職は意義のあるものだと思えるようになります。
優しくすれば、相手も自分に優しくしてくれる、
そう思っていましたが、そうではない人もいて、
こちらの優しさにつけこんで無理を言ってくる人も社会には大勢います。
これからの自分の社会人としての在り方を考えていくにあたり、
自分の親切心を安売りすることは辞めようと思うことが出来ました。
自分のまごころ、優しくしたい、親切にしたい、喜んで貰いたいという尊い気持ちは、
本当に大切な人たちに存分に伝えていきましょう。
でも、親切心を捨ててどのように社会で働いていかなければならないのでしょうか。
まだ、その答えに巡り会えていません。
うーん・・・
これからどうしよう 笑