見出し画像

再び光徳小屋問題(2005年)②

学習院大学山岳部 昭和34年卒 右川清夫
(光徳小屋問題委員会)

1.管理人の任期、交代等の問題
 学校側は一般職員の定年(65歳)を適用したいと考えているが、臨時雇用なので場合により更新もあり得る。市川陸雄管理人は冬場の常駐管理の交代要員、一定の休暇取得等の問題が解決すれば契約延長も可能。
と言うことで今後当局と交代勤務制度のあり方、後任の管理人選定にあたっての雇用条件の開示等について協議していく。

2.小屋の存続問題
 学校側からは、光徳小屋だけの問題ではなく、郊外施設全体につき、そのあり方を検討しており、岩手県松尾校舎は平成17年度いっぱいで廃止を決めているが、光徳小屋については具体的な検討対策にはなっていない。校外施設は、そのあり方の良否を検討しており、採算性だけで存続を決めるわけでは無いとの説明があり、学習院山桜会としては、光徳小屋は1939(昭和14)年、山岳部の先輩、関係者の努力で、当時の帝室林野局から土地を借りて建設したもので、歴史、由緒ともにある施設であることに留意願いたい。光徳小屋の存続を前提に学校側への協力と助言、意思疎通を図るために、学習院山桜会の中に「光徳小屋問題委員会」を設けて専門的に検討を加えてゆき、今後は光徳小屋問題についての学習院山桜会の公式窓口として機能させる。

いずれにしても都心からわずかに3時間のところに、あのような原生のままの自然を残している場所は光徳以外には無い。一旦手放してしまえば、二度と手に入れる事は不可能な場所であることを忘れないでいただきたい、との意思を表明した。

光徳小屋問題委員会 委員長 右川清夫

山桜通信23号 (2005年5月)

「再び光徳小屋問題(2005年)①」から

「再び光徳小屋問題(2005年)③」へ

#学習院大学 #学習院高等科 #学習院大学山岳部 #学習院高等科山岳部 #学習院山岳部 #学習院山桜会 #山桜会 #大学山岳部 #高校山岳部 #登山 #アウトドアでたのしむ #アウトドア #山であそぶ #山岳部 #山 #自然 #光徳小屋 #学習院光徳小屋 #右川清夫 #光徳小屋問題委員会

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?