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日本山岳会学生部大会結果報告「JAC『吉田周平杯』奪還」(100年の自画像)

学習院大学山岳部 平成30年卒 佐藤淳平

日本山岳会学生部大会概要

日本山岳会の学生部主催で初日がクライミング大会、二日目がマラソン大会となっています。

まずはクライミング大会です。2017年11月12日に神奈川大学横浜キャンパスのクライミングウォールで開催されました。トップロープ部門・リードクライミングミドルクラス・リードクライミングアッパークラスの三部門に分かれており、合計の参加者は70名以上でした。

次にマラソン大会です。こちらはご存じの方も多いかと思います。皇居外苑を四名1チームで一人5キロメートル、全員で20キロメートルを走る団体戦と、それぞれが15キロメートルを走る個人戦に分かれています。団体戦は26チーム、個人戦は90名以上の参加でした。クライミング、マラソンそれぞれの部門で順位が決められます。さらにクライミング大会のリードクライミングアッパークラスとマラソン大会の団体戦ならびに個人戦の順位を総合して最も優秀な成績を収めた者が総合優勝となります。

結果報告

クライミング大会の参加者は佐藤淳平・石綿紅里・須貝綾菜・山上耀一郎の4名でした。佐藤はリードクライミングのアッパークラスでの挑戦、下級生はトップロープ部門に出場しました。

佐藤の結果は予選4位通過、そして決勝1位で優勝を果たしました。石綿は28位、須貝は18位、山上は13位で特に学部一年生の検討が目立ちました。

マラソン大会の結果です。佐藤淳平・増田隆平・須貝綾菜・山上耀一郎の4名で臨んだマラソン大会団体戦の結果は10位でした。個人戦では佐藤が12位、須貝が19位、増田が50位、山上が66位でした。特別参加の原田監督がなんと20位相当の記録でした。須貝は個人女性部門で1位の記録をおさめました。

総括

マラソン大会団体戦は26団体中10位という不甲斐ない結果に終わりました。しかしこの度、クライミング大会とマラソン大会の総合結果で佐藤が総合優勝を果たしました。この総合優勝ですが、一昨年から新設されたカップで名称は「吉田周平杯」です。

日本山岳会学生部の委員長を務め、我らが山岳部の先々代主将の吉田周平先輩を偲んで設けられました。

前回大会では中央大学の方が総合優勝を果たしましたが、この度晴れて「吉田周平杯」を手にすることができました。今なお慕われ続ける先輩の名を冠した賞を受賞することができ、この上なく光栄に思います。

また当時一年生の須貝がマラソン大会個人戦女子優勝の成績をおさめました。団体戦順位を10位に抑えることができたのは、彼女の活躍が大きかったと思います。

これらの成績に対して、2018年3月16日開催の「学習院桜友会 助成金支給委員会」と4月16日の「オール学習院の集い」の二つの場面で、学習院内藤院長、桜友会の東園会長はじめとして皆さまのご出席のもと「平成二十八年度輔仁会課外活動最優秀団体賞」を表彰していただきました。

また佐藤・須貝の各人に「学習院父母会課外活動『優秀賞・奨励賞』」が授与されます。計3種類の賞をいただく結果となりました。GACの名を轟かすことができたと確信しております。

学習院輔仁会山岳部は2019年を以て創立百周年を迎えます。残念ながら私が学生の身分でその瞬間に立ち会うことはできませんが、次世代を育成することはできます。本業の山登りでも更なる高みを目指して引き続き精進して参りますので、よろしくお願いいたします。また今回の成績にかんして、荒川部長先生に推薦をいただけたとのことです。この場を借りてお礼申し上げます。

クライミング大会優勝の佐藤淳平の登り
吉田周平杯を持つ佐藤淳平

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