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パラ。June 25, 2018


こんにちは!3度のメシよりサッカーが好きなサノ☆ユタカです。


いやあ、盛り上がって来ちゃったな日本代表。まさかのコロンビアに勝ち点3からのセネガルに勝ち点1。ロシア行っとけばよかったす。


サッカーといえばブラジルで撮影して来たdocomoの新作CM今回はブラインドサッカーのブラジル代表のリカルディーニョ選手っす。オンエアがはじまったんで見て欲しいっす。。


リカルディーニョは8歳から失明してその後ブラインドサッカーをはじめると16歳の時にはブラジル代表に。オリンピックでは3度の金メダルをとって2020年ももちろん金メダル候補ナンバーワンっす。

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普段、彼の趣味はサッカー以外には犬の調教とバンド活動。バンドも超ストイックな練習好きの真面目男っす。
今までゲームを見たことない人にとってブラインドサッカーは一体どうなってるのか?って不思議だと思うだけど
まずフィールドプレイヤーは4人。視力障害にはちょっとは光を見られる人とか個人差があるので全員目隠しのマスクを着用する。キーパーは目が見える人がやってよくて相手ゴールの背後にはコーラーと言ってゴールの位置やキーパーの動きを声で知らせる仲間がいる。


そしてボールには鈴が入っているんす。つまり全てのゲームを音のみを頼りに行うんだ。だから試合中、オンプレーでは観客は声を出しちゃいけないんす。それだけにゴールが決まった瞬間の歓声はすごいんだぜ。
さすがサッカー大国だけあってブラジルにはブラインドサッカーのプロリーグがあってそれぞれのチームが普段から競い合う機会があるから他国とはレベルが違うんだぜ。


このCMのための取材でサンパウロのいろんなところに行ったけどサンパウロにはすごい最新の設備が整ったパラリンピックのための複合施設があって併設のバリアフリーなホテルもあるんす。俺たちが何度か訪れると常に障害のある人が様々なスポーツのトレーニングや試合をやっているんだ。

パラ施設-thumb-540xauto-268071

パラ競技-thumb-540xauto-268073



数十年前に建てられたオスカーニーマイヤーによるマンションもすでにバリアフリーだったから建築に対する思考もブラジルは進んでいるのかもね。

たまたまブラインドサッカーをはじめたばかりの男の子にマンツーマンでコーチがついて音でフィールドの広さを体感するトレーニングをしているところを見かけてちょっとグッと来たっす。

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なんとなくブラジルには後進国のイメージがあったけどインフラも人の意識も全然日本より上だね。リカルディーニョが街を歩いていると知らないおっさんがさりげなく道を渡るのを手伝ってくれて去って行ったりね。
UBERとかも3社のサービスが選べるからそのうちの1社と彼はスポンサー契約しているんだ。
彼ら視覚障害者はスマホを使いこなしていてアプリで声を使っていろんなことをすごく上手にやっていて驚いたっす。

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リカルディーニョが日本に試合で来た時に点字が日本語で閉口したって笑っていたけどこれってユニバーサル言語にできないのかな?


パラリンピアンに取材するとみんなロンドンのパラリンピックがすごくよかったって言うんだけどそれは観客がゲームをすごくよく知っているってこともあるしインフラでいうととにかく試合会場と宿舎が近くて5分くらいでストレスがなかったっていうことを言ってる。確かに知らない土地で移動に時間がかかるのは障害のある人には辛いよな。


日本は国立競技場のある神宮とか表参道とかのエリアはくだらない戦後の条例が残っているせいでホテルが建てられないけどこれって話になんないよな。


オリンピックってそのあとにどれだけそういう"国力"がレベルアップするかも大事なんだけどもうちょっと日本も頑張れるところがあるはずだよな。


話は変わるけどdocomoシリーズの音楽をつくってくれたsilent poetsのバンドセットのライブが昨日渋谷のwwwであった。ベースは我らがリトルテンポのビッグバードだしゲストに、こだま和文とか5lackとかタケダカオリとかそうそうたるメンバーもいて超よかったす。

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このメンバーでのライブが1度だけってのはもったいないからまたやってもらいたいっす。まじで。


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