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【一生役立つ非認知能力の習慣化】 7回のシリーズで自己肯定感・自己効力感を含む14の非認知能力を学び、7か月後にはあなたの内面から自然に人間力が溢れ出ていることでしょう。この力は周囲にもポジティブな影響を与えます。


【目次】
①   非認知能力とは
②   非認知能力の歴史
③   非認知能力を身に付ける意義
④   第1回 自己肯定感・自己効力感:自尊感情
(チェックシート、ロープレ、実践するための10の習慣)
⑤   第1回 自己肯定感・自己効力感:セルフ・コンパッション
(チェックシート、ロープレ、実践するための10の習慣)

⑥   子育てに役立つ「チャイルドコーチング」の10のエッセンス
⑦   お得な全シリーズ一括コースのお知らせ
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【  非認知(noncognitive)能力とは】

非認知能力に分類される心理的特性について国内外で多くの研究が行われ、個人がそれらの心理的特性を持つことで、何らかの良い結果をもたらす可能性があるもので、人生を通して多くの人々が「よいもの」と判断する要素が含まれている15種類の心理的特性で、大人になっても身に付けることが可能です。現在の日本では、自己肯定感・自己効力感が、よく知られるようになってきています。心理特性の分類の仕方は、研究者により異なります。7回シリーズでは、小塩真司先生の分類に基づき実施します。

誠実性:課題にしっかり取り組むパーソナリティ
グリット:困難な目標への情熱と粘り強さ
自己制御・自己コントロール:目標の達成に向けて自分を律する力
好奇心:新たな知識や経験を探求する原動力
批判的思考:情報を適切に読み解き活用する思考力
楽観性:将来をポジティブにみて柔軟に対処する能力
時間的展望:過去・現在・未来を関連付けて捉えるスキル
情動知能:情動を賢く活用する力
感情調整:感情にうまく対処する能力
共感性:他者の気持ちを共有し、理解する心理特性
自尊感情:自分自身を価値ある存在だと思う心
セルフ・コンパッション:自分自身を受け入れ優しい気持ちを向ける力
マインドフルネス:「今ここ」に注意を向けて受け入れる力
レジリエンス:逆境をしなやかに生き延びる力
エゴ・レジリエンス:日常生活のストレスに柔軟に対応する力

※専門家により定義は異なります
参照:「非認知能力 概念・測定と教育の可能性」 2021年8月20日
編者 小塩真司 発行所 (株)北大路書房 東京

【非認知能力の歴史】

ヘックマン(米国シカゴ大学教授、ノーベル経済学賞受賞)は、アメリカの学力偏重の公教育を批判しました。人生における成功は賢さ以上の要素(非認知能力)に左右されると主張し、非認知能力の重要性を訴えました。アメリカの教育界に大きな影響を与え、数値で測ることができない非認知能力を教育に取り入れるようになりました。
日本でも、偏差値偏重の教育から、生きる力・総合的な人間力を育てる教育に変わろうとしています。今後ますます、非認知能力を育む教育に注目が集まってきます。

【 非認知能力を身に付ける意義】

非認知能力の導入は、子供の教育や子育てから始まりました。日本では、残念ながら、大人が非認知能力の知識や実践方法を学ぶ機会は、ほとんどありません。人材育成に積極的な企業では、研修の機会があるかもしれません。
非認知能力は、有名企業の経営者・起業家・プロスポーツ選手等に、その重要性が認知され、プロのパーソナルトレーナーを雇い、業績やパフォーマンスを高めています。
非認知能力の重要性に気付いた人は、自己の人間的資源を高め、成長し、より良い人生を送るために、取り入れています。

では、非認知能力の勉強会を始めましょう!

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