山岳新校(撤退学)

山中でこれからを生きる「知」を養う、新しい学びの場「山岳新校」 「撤退学」の知見をふま…

山岳新校(撤退学)

山中でこれからを生きる「知」を養う、新しい学びの場「山岳新校」 「撤退学」の知見をふまえ、地域が衰退する構造力学を解明し、現代社会からの「パラダイムシフト」の可能性を実践的に試みるものです。

最近の記事

これまでの穴掘りを振り返って その2

穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條 2022年秋の山学新校「みちのり」にて人力穴掘りを提案してはや1年半、様々なご縁があり3回の穴掘り会を開催することができました。その内容についてみなさんに共有したいと思います。 その1 総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町 その2 穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條 その3 採掘用と焚き火用の贅沢2種穴掘りin神河 の3回にわたってたっぷりと深掘りしていきます。 穴掘りに興味がある人、最近体動かしてないけど運動はした

    • みちのり番外編~なんやかんやラプラプシティにいます~

      はじめに 私が「みちのり」イベントを知ったのは、内田樹さんのツイートがきっかけでした。みちのりイベントの参加者は、それぞれ社会に対する違和感を持っていて、奈良の山奥で夜通し語り合えたことがとても楽しかったです。 何がどうなったのか、私は現在フィリピンのマクタン島ラプラプシティという場所に来て英語を勉強しています。「自分の好きなこと、やりたいことをすれば間違いがない」という内田樹さんの言葉を胸に、三か月という短い期間ではありますが、ずっと行きたいと思っていた英語の語学留学に

      • 山岳新校みちのりに2年連続で参加して

        2022年、2023年のプログラム参加者のコラム <参加の経緯> 2022年7月、勤務先の経営方針の変化や業務量の多さなどから体調を崩し、休職することになった。この先どうすればいいかを考えるため、地元の小さな図書館で働き方に関する本を手あたり次第借りて読んだ。その中に伊藤洋志著『ナリワイをつくる』があった。伊藤さんのTwitterをフォローし、「みちのり」を知り、プログラムの趣旨に強く共感した。 2022年9月、山岳新校のシンポジウムに参加。登壇者の皆さんの活動やお考えを

        • 「ナリワイ革命」

          2023年度 山岳新校みちのりプログラム 参加者コラム :ナリワイスタッフ 松田史奈 2023年10月、奈良県五條市にて「ナリワイ」を実践されている伊藤洋志さんに出会った。 ナリワイとは、少しの元手と訓練があれば個人で始められて、やればやるほど頭と技が鍛えられ、ついでに仲間も増える仕事のことだ。 (ナリワイHP:ナリワイをつくる (tumblr.com)) 伊藤さんは、「モンゴル武者修行ツアー」や「全国床張り協会」など、かなり珍しいナリワイをお持ちである。 私には数年

        これまでの穴掘りを振り返って その2

          人間らしく生きる〈基本行為〉の本質

          2023年度 山岳新校みちのりプログラム 参加者コラム :鈴木 聡 縁あって「山岳新校みちのり」2023年度秋期対面プログラムに参加したが、それから半年が経った。 人間に対してであれ自然に対してであれ、自分から無理なく行動を起こせる場と、その場に自身を委ねて生きていける器量を手に入れる必要性を痛切に感じる日々を送っている。 自分をケアしながら生活する、他者と関わる、人間社会と向き合う、自然や歴史に触れるといった行為を本稿では〈基本行為〉と呼ぶことにするが、この〈基本行為

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          「みちのり」を通した自分との出会い  (その2)

          2023年度 山岳新校みちのりプログラム 参加者コラム :30代、女性、東京在住 参加の目的とは別だが、愛の多様性を知れたことも言及しておきたい。五條市を基盤とした様々な事業を始め、夫婦で協力しながらも自分の仕事を大切にする参加者、夫婦でみちのりの主催者等々、どれをとっても沢山の愛に溢れていた。その事業が発展していたり、各人が自分の道に突き進んでいるのは、やはり支援者やパートナーからの愛と実践者に揺るぎない愛があるからなのだなと認識した。 話や様子を見ていて、その人たちが

          「みちのり」を通した自分との出会い  (その2)

          「みちのり」を通した自分との出会い  (その1)

          2023年度 山岳新校みちのりプログラム 参加者コラム :30代、女性、東京在住  “今の働き方を続けたり、従来の学歴主義の教育を子どもに施した先には創造性と永続性の欠如が待っていることは分かっている。けれどもそこから降りても、行き先が見つかっていないので怖くて降りられない。” そんなことを、子育てが始まり、両立出来るような仕事をし始めてから数年間思っている。  昨年転職してから、現在の仕事で自分が求められておらず、また仕事の内容はやればやるほどブルシットジョブだと感じ、

          「みちのり」を通した自分との出会い  (その1)

          奈良県立大学が地方移住者クリエイター たちと共同で創る、新しい学びの場。

          山中でこれからを生きる「知」を養う、新しい学びの場「山岳新校」 2022年秋、奈良県立大学(奈良県奈良市)地域創造研究センター撤退学研究ユニットは、「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場を創設しました。 ■背景 環境危機、格差問題、孤立・孤独などの複合的な危機への対応や、都市一極集中から地方分散型社会への移行の必要性への関心が高まっているいま、「生き方そのもの」を見つめ直す人々が増加傾向にあ

          奈良県立大学が地方移住者クリエイター たちと共同で創る、新しい学びの場。

          これまでの穴掘りを振り返って その1           

          総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町 2022年秋の山岳新校「みちのり」にて人力穴掘りを提案してはや1年半、様々なご縁があり3回の穴掘り会を開催することができました。その内容についてみなさんに共有したいと思います。 その1 総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町 その2 穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條 その3 採掘用と焚き火用の贅沢2種穴掘りin神河 の3回にわたってたっぷりと深掘りしていきます。 穴掘りに興味がある人、最近体動かしてないけど運動は

          これまでの穴掘りを振り返って その1