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これまでの穴掘りを振り返って その2

穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條

2022年秋の山学新校「みちのり」にて人力穴掘りを提案してはや1年半、様々なご縁があり3回の穴掘り会を開催することができました。その内容についてみなさんに共有したいと思います。

その1 総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町
その2 穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條
その3 採掘用と焚き火用の贅沢2種穴掘りin神河

の3回にわたってたっぷりと深掘りしていきます。

穴掘りに興味がある人、最近体動かしてないけど運動はしたくないなあって人、色々考えすぎて行き詰まってる人、必読です。読んだらちょっとだけかろやかな気持ちになれるかもしれません。

その2
穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條

第2回は2023年秋の山岳新校「みちのり」の穴掘り&竹小屋づくりというプログラムの中で行わせていただきました。
場所は奈良県五條市のリバーベースCULNA。
すぐ近くに川があり、竹林に囲まれた素敵な場所でした。

さすがは自然のコンクリート、竹林穴掘りは一筋縄ではいきません。竹の根っこはものすごい強さと生命力で私たちに対抗してきます。

中々スコップが入っていかない!全然掘れない!思ってたんと違う!と思いながら、脱根作業に邁進します。

つるはしを振りかざしたりのこぎりで切ったりしながら、根っこまみれを攻略していく参加者たち。

「こっち持ってるから横から引っ張ってみて!」

「反対向きに力入れたらいけそう?」

「ここは任せます!」

「よっしゃ!」

などなど、初対面とは思えない鮮やかな連携プレーが炸裂していました。

竹の根っこが顔を出した時、一体どこまで根を張っているのか掘ってみないと分からない。ならばやれるところまで掘ってみたい!と、ボルテージが上がりまくりです。

わくわくの衝動に突き動かされた本気の大人たちの力は凄まじく、たった2時間でなんと10人以上が腰掛けられるほどの穴が完成しました!想像をはるかに超える大きさにただただ驚き!

掘る前は、「どうして穴を掘ろうと思ったんですか?」「穴を掘って何にするんですか?」と色々気になっていた参加者も、全部取っ払って穴掘りに身を委ねたことで夢中になってしまった模様。これこそが、穴掘りの醍醐味です!!!

学校生活やビジネスシーンにおいて、目的を持つことは当たり前。現代人はそれらがいつしか私生活にも染み付いてしまったみたいで、「老後資金のために積み立てしなきゃ」とか、「推しのために働いてる」とか、日常生活に意味や目的を持たせすぎているのではないでしょうか。

前回に引き続き、今回の穴掘り会もあえて目的を立てずに始めました。

参加者の楽しそうな表情を見て、たまには社会の当たり前からはずれて夢中になるって大切だなあと思えた会でした。

まずは日常生活から。

この記事を最後まで読んでくださったみなさん、穴掘りして一歩はずれるなんて、どうでしょう。

その3へ続く

堀田穴五郎インスタグラムアカウント


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