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これまでの穴掘りを振り返って その1           

総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町

2022年秋の山岳新校「みちのり」にて人力穴掘りを提案してはや1年半、様々なご縁があり3回の穴掘り会を開催することができました。その内容についてみなさんに共有したいと思います。

その1 総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町

その2 穴掘りというより脱根?竹林穴掘りin五條

その3 採掘用と焚き火用の贅沢2種穴掘りin神河

の3回にわたってたっぷりと深掘りしていきます。


穴掘りに興味がある人、最近体動かしてないけど運動はしたくないなあって人、色々考えすぎて行き詰まってる人、必読です。読んだらちょっとだけかろやかな気持ちになれるかもしれません。

その1
総勢30名!階段付き巨大穴掘りin梅元町

記念すべき第1回は山岳新校「みちのり」でお世話になったナリワイ伊藤さんのご協力のもと、神戸市の梅元町、バイソンで開催しました。

朝から参加者10名ほどが現地に集合。「穴を掘りに来たんですけど…」とちょっと不安げ?未知すぎるイベントにどう振る舞えばいいのか分からないのはみんな同じでした。開会式の代わりにまずは絵本「あな」の読み聞かせをし、まだ見ぬ穴に想いを馳せたところで

ぐるっと円を描くように並び縁の中心に向かって掘り始めることに。そわそわしながらも和やかな雰囲気でスタートしました。

真ん中だけが残っていく。

その様子を見た通りすがりのおじいちゃんに

(シフォン)ケーキの型みたいやなあとお褒めの言葉をいただきました。中心をお立ち台にして自分の掘り具合を定期的に確認する人もいました。

「腰を痛めないよう気をつけて」とお互いを気遣いつつ誰一人休憩しないのはなぜでしょう?答えは簡単。穴の虜になっているのです。

スコップを入れ土をすくうと、地面に穴があく。今までと違う景色が見える。これがもう面白くてたまらないのです。自分の力が地面に伝わり、どんどん形を変えていく穴。ついつい我を忘れて掘り進めてしまいます。

出かける前にひと掘りする人がいたり、別件で来た人たちが飛び入り参加したり。

2日でこのくらい掘れたらいいなと思っていた深さに1日であっという間に到達してしまいました。

土のうもかなりの量になりました。自分の力で掘り出したたくさんの土や石はがんばった証で、目に見える成果に達成感や爽快感をたっぷり味わえました。

スコップをもったらみんな穴の虜。そう言い切れるくらいになってきていて、みんな口には出さないけど、もっと深く深く掘りたい!と心を一つにしていました。

2日目には飛び降りるのが危険なくらいの深さになったので穴の中に階段を作りました。

夜の間に湿った土はなんとなく重くて、深くなった穴の中で詰めた土のうを地上に持ち上げるのはかなり力が必要でした。「ジムに行くより鍛えられそう」とつぶやく人も。

それでもみんなで声をかけ合って和気藹々と掘り進めていく時間はすごく楽しくて、明日は筋肉痛だー!と笑い合い、無事1.5メートルの穴を掘ることができました!

仲良しご夫婦も穴の前で寝ちゃう子どもも空き家再生のプロも穴掘り初めての大学生も画家さんもカレー屋さんも、みんなで同じわくわくを共有できたことがなによりも最高でした。最初は不安げにやってくる参加者も最後は達成感で笑顔になって帰っていく。素晴らしい会となりました。

その2へ続く

堀田穴五郎インスタグラムアカウント


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