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奈良県立大学が地方移住者クリエイター たちと共同で創る、新しい学びの場。

山中でこれからを生きる「知」を養う、新しい学びの場「山岳新校」

山岳新校ロゴ(制作:合同会社オフィスキャンプ)

2022年秋、奈良県立大学(奈良県奈良市)地域創造研究センター撤退学研究ユニットは、「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場を創設しました。

■背景
環境危機、格差問題、孤立・孤独などの複合的な危機への対応や、都市一極集中から地方分散型社会への移行の必要性への関心が高まっているいま、「生き方そのもの」を見つめ直す人々が増加傾向にあります。奈良・奥大和地域をはじめとする地方には豊かな自然や歴史文化、古くから伝わる人の営みが多く残っていますが、その反面、人口減少・超高齢化などの課題が山積しています。

奈良県東吉野村(撮影:中森一輝)

この「山岳新校」プロジェクトは、「撤退学」の知見をふまえ、地域が衰退する構造力学を解明し、現代社会からの「パラダイムシフト」の可能性を実践的に試みるものです。

その第一歩として、過疎が進行する奈良・奥大和地域に、これからを生きる「知」を養うための学びの場をつくる構想を立ち上げました。

その構想のもと、2022年度からは、都市部からの移住者であり、すでに奥大和地域で独自の教育プログラムを企画運営している坂本大祐氏(合同会社オフィスキャンプ代表)や青木真兵氏(「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」・キュレーター)らと、これまで「撤退学」に取り組んできた研究者らとで、「学びとは何か」「人生とは何か」など「生き方を考える」学びのプログラム「山學院」「みちのり」を開催しています。

このnoteでは、「山岳新校」に関する情報や具体的な取り組み内容を紹介しつつ、実際にイベントやプログラムなどに参加していただいた方の記事などを発信してまいります。
イベント・プログラム開催のお知らせなどはSNSで発信していますので、ぜひフォローをお願いいたします。

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2022/9/23 東京 青山ブックセンターにて開催のシンポジウム
「山岳新校、ひらきます:山中でこれからを生きる「知」を養う」(撮影:中森一輝)

※「奥大和」とは・・・県土面積約2/3を占める奈良県南部・東部地域にある19市町村の総称。豊かな自然と日本古来の歴史、文化が残る地域であると同時に、人口減少・過疎の問題にいち早く対峙している「課題最先端地域」でもある。

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