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みちのり番外編~なんやかんやラプラプシティにいます~

はじめに

私が「みちのり」イベントを知ったのは、内田樹さんのツイートがきっかけでした。みちのりイベントの参加者は、それぞれ社会に対する違和感を持っていて、奈良の山奥で夜通し語り合えたことがとても楽しかったです。

何がどうなったのか、私は現在フィリピンのマクタン島ラプラプシティという場所に来て英語を勉強しています。「自分の好きなこと、やりたいことをすれば間違いがない」という内田樹さんの言葉を胸に、三か月という短い期間ではありますが、ずっと行きたいと思っていた英語の語学留学に来ております。主に授業はマンツーマンで行われ、留学してから一か月経った今、先生からフィリピンの文化についても色々話を伺っています。今回は、先生から伺った内容で忘れられない二つ話を紹介したいと思います。

1、留学に行ける、ということは非常に恵まれていること

先生に、「仕事を辞めてフィリピンに来たよ」というと、「interesting...」とあまりinterestedではなさそうな反応をされました。「日本は経済が安定していていいな」と言われます。昨今の物価高や税金控除、円安で自分が「お金を持っている」とは全く言えない状況ですが、フィリピンの平均月収が約3万円ということを考えると、「持っていない」とは言えない……。

また、先生の妹が中国にいる、という話を聞いて「中国には留学で?」と聞くと、「フィリピン人が外国に行くときは大抵働いている場合だよ」と言われ、ハッとしました。留学というものがとんでもなく贅沢なものだということを改めて認識。

また、英語を勉強するには英語環境に身を置かなければ!という私の中での常識があったのですが、ここで働いている先生は、留学の経験なしに綺麗な発音で英語を話す方が非常に多いです。「独学でここまで話せるようになるのは本当にすごいな」とただただ尊敬します。 


2、時間を有効に使いなさい!

“Utilize your time properly!” と授業の最後に先生からアドバイス(𠮟咤激励?)を受けました。フィリピンの方はのんびりしている方が多いのかな、と最初は思っていましたが、かなりストイックな先生が多く日々鍛えられています。マンツーマンでは毎日45分その先生(科目ごとに先生が変わります)と顔を合わせるのですが、ダレることなく毎日真剣に授業をしてくれるので「プロフェッショナルだな」と尊敬します。


最後に

みちのりに参加したことで、何だか社会のメインストリームから降りる勇気、きっかけを与えてもらったと感じます。その後どうやって生きていくのかを決めていくのはもちろん自分次第ですが、まずは「正しい」と思っていたことを少し斜め横から見られるようになった気がします。これからも国内外問わずたくさんの人に会って、自分を成長させていきながら「幸せだな」と感じる瞬間を増やしていけるよう生きていきたいです。

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