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サンクチュアリ出版の屋上みつばち

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出版社が未経験から始める養蜂プロジェクト。 地元・根津の花蜜を集めたハチミツを味わえる日まで。
運営しているクリエイター

#サンクチュアリ出版

会社の屋上で「メダカを育成」とか言い出すからふざけてるのかと思ったら想像以上にガチだった

会社の屋上で「メダカを育成」とか言い出すからふざけてるのかと思ったら想像以上にガチだった



ー空とぶメダカー
最強メダカ育成プロジェクト
inサンクチュアリ出版の屋上

という活動がはじまる。

らしい。

サンクチュアリ出版には
山口慶一という広報マンがいます。

伸び放題の白髪頭にマリオひげ。
迷彩ズボン。巣鴨の洋品店で買っているという
「ジョーズ」や「ミッキーマウス」といったキナくさいTシャツに作業着。胸元には自分自身をあしらったステッカー。麦わら帽子。魚屋さんみたいな白いゴム

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【反省文】サンクチュアリ出版 屋上養蜂計画について

【反省文】サンクチュアリ出版 屋上養蜂計画について

サンクチュアリ出版屋上養蜂計画
「屋上みつばち」についてご報告します。

記事をさかのぼりますと
昨年6月の記事
「屋上養蜂をめざした人間の行く末」
ですっかり話が止まっておりました。

前回、
長くなったので、レポートの続きはまた近々。
などと書いておきながら、すでに1年以上経過。

「あれからサンクチュアリ出版の屋上養蜂はどうなりました?」
「暑いけど、ミツバチたちは無事なの?」

など、ごく

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やらないよりマシなことを、やらない理由はあるだろうか? 【ハチ飼育員の手記 4月】

やらないよりマシなことを、やらない理由はあるだろうか? 【ハチ飼育員の手記 4月】



2日目。曇りときどき雨。寒い。

いまのところ、なんの変化もない。
耳を当ててみるが、羽音はしない。室外機から吹き出す風の音がするだけだ。





ただ眺めていても仕方ないので、近所の根津神社に行くことにした。

これだけ緑があるのだから、ハチの1群れや2群れはいそうなものだが、あたりを見渡してもそんな気配はない。まだ春は訪れていないのか。寒いせいか、観光客の外国人も口数が少

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待っていてもなにもはじまらないが、かといって終わるわけでもない。【ハチ飼育員の手記 4月】

待っていてもなにもはじまらないが、かといって終わるわけでもない。【ハチ飼育員の手記 4月】

4月某日。快晴。
飼育員を名乗っているが、まだなにも飼育していない。

営業部長が毎日のように
「ハチ、来ないっすね」
と声をかけてくる。

たしかにハチは来ない。来る気配もない。それは事実です。
しかし、もし数多の自己啓発書が説く法則にならうとするならば、

「ハチ、来ないっすね」
と毎日言い続けることによって
“ハチが来ないという現実”を引き寄せてしまっているんじゃないだろうか。

今後、社内

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完全なる絶望の末に、飼育員が手にしたものとは? 【ハチ飼育員の手記 7月】

完全なる絶望の末に、飼育員が手にしたものとは? 【ハチ飼育員の手記 7月】

知らない人がほとんどだと思うが、
会社のホームページには、
noteと連動した特設ページがあり、
この日記は、毎月1回の連載ということになっている。

つくづく(なんと無計画な)と思う。

都会の古ビルの屋上に、
ぽーんと置いた巣箱に、
本当にハチが喜んでやってくるとでも思っていたのか。

やってこなかった。

次にハチがやってくるチャンスは1年後だ。

なにが「屋上みつばち」だ。

ハチがい

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成功体験を先取りした場合、どれくらいの確率で実際に成功できるのだろうか?【ハチ飼育員の手記 11月】

成功体験を先取りした場合、どれくらいの確率で実際に成功できるのだろうか?【ハチ飼育員の手記 11月】

飼育員です。

大型台風にあおられ、
最強台風に吹き飛ばされ、
増税にラグビーに筒香メジャー挑戦に、と
わあわあ騒いで、おいおい泣いて、
ふと窓の外を見てみたら、
すっかり秋になっていた。

ええ? 秋?

見れば前回の投稿から、
もう2ヵ月以上経っている。
なんていうことだ。
2ヵ月間生きていた実感がない。

飼育員はいったい、
なにをしていたというのだろうか。

記憶をたどるために、我が

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