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向日葵文庫(創作)・アラサーOLの戯言
2023年8月30日 02:46
息をとめたくなるような毎日川のほとりでコーヒーを片手に私は座っていた流行り病の後遺症によって嗅覚のおかしくなっていた私は座っている時間が長くなっていた。たくさん動くと呼吸をしないといけないから今は息をするのが億劫、それくらい嗅覚の状態にまいっていた。一口またコーヒーを飲んだ。苦さが口に広がる。だけど香りはうまく届いてはくれなかった。そのとき優しい風がふいて頬を撫でた。