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小学校

10年以上前

僕は小学生だった。

今僕の目の前には、

その頃とは大きく様変わりした
学び舎が建っている。

僕はもちろん

父親も、もしかしたらおじいちゃんも学んだ

木造校舎はもうない。

東日本大震災の影響で、
取り壊されてしまった。

見知らぬ建物から
僕の思い出たちが溢れてくることはなかった。

しかし、ところどころに
面影は残っている。


「あ、懐かしいな」


って思うけど、

10年以上前の記憶が蘇ることはなかった。

ただ、思うことは
小学校ってこんなに小さかったんだ。

昔はもっと大きかった。

そう感じるのは、
体が成長したからだろう。


「中身も成長してると嬉しいな」


そんなことを思いながらも
僕は永遠の5歳児であり続けたいから、

中身の成長は幼稚園で止まっているかも
しれない。笑

小学校の6年間は
本当に長かった気がするけど、

何にも覚えてない。

きっと何も考えず、

1日1日全力で遊んでたんだな。

(今と変わらないような気もする、、、)

校庭に咲く桜は、

小学生たちのように
キラキラと輝いていて、

落ちた花びらたちは、

もう僕がそこにはいないことを
教えてくれてるようだった。

ちょっとだけ悲しいけど、

進んだ時計の針は戻すことはできないもんな。

たまには、

かつての学び舎に訪れて、
過去を振り返るのも悪くない。

次は中学校でも行ってみるかな。

読んでいただきありがとうございます。 僕の世界を広げるものに使わせていただきます。