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大学3年生の時、サッカー留学でスペインに一週間行った経験がある。
その時に「海外に住みたい」と思った。

初の海外がマドリード。
日本との時差7時間、飛行機で約20時間だった。

マドリードはサッカー好きには堪らなく行きたい場所だと思う。
なぜなら、レアル・マドリードの本拠地であるからだ。

滞在期間中のスケジュールは一週間で4試合〜5試合をこなす日程だったが
マドリードを探索するのには十分な時間だった気がする。

驚いたことは

・サッカー環境
・街並み

サッカーの環境面はやはり日本よりも整っていると思う。
街の中に人工芝の公園(サッカーコートになる)がポツリとあり
クラブチームがもつ人工芝のグランドもあり
誰でも使用することができる。
トレーニングする前に小学4,5年生のバルセロナの子達が試合をしていて
なかなかレベルが高いなと感じた。
というのも、監督の指示をしっかりと理解して試合をコントロールをしていて、流石に驚いたのを覚えている。

試合が終わればどこで待っていたかわからない大人と子供たちが集まり
"本気"でミニゲームを始める。
大人は一切手を抜かずに。
日本がいつスペインに勝てるのだろうと思った瞬間でもあった。

マドリードの街並みは
建物の高さが統一されていて外観が整っている。
レンガで家も作られており、ザ・海外。


ー「海外に出よう」と決めた理由は"17歳の男の子"ー

滞在していたホテルで朝から夜まで働いている男の子がいた。 
毎日あっていたから彼も少しずつ話しかけてくれていた。

滞在4日目の夜、たまたま彼と話をする機会があった。
(もちろん通訳がいる)
その時初めて、彼が高校生である事を知った。

単純に気になった事
「なぜ高校に行かないの?」

この答えが、僕の人生を大きく変えて
そして「海外に出よう」と決心を決めた。

ー夢を語れー

大学卒業を1年後に控え
当たり前に就職を考えていた。

"大学生の当たり前の道"

大学に入ったのも就職のためって言うのもある。
誰が決めた訳でもない、ルールでもないのに
大学卒業後は"就職"と決めつけていた自分には衝撃的だった。

「やりたいことがあるから働いているんだ」

高校に行かずに、人生に不安はないのか?
周りは高校に通っているのに、不安はないのか?

そう、聞きたかったけれど
彼は本当に嬉しそうに話していたから言えなかったし、
同時に自分が情けなく感じた。

日本に帰国してからも彼の言葉が頭から離れる事がなく
僕は17歳の男の子から学んだ

「夢を語り進む人は誰かに勇気を与える」

彼のお陰で
「社会人3年目まで働いて海外にでる」と決心する事ができ

今はシドニーで暮らしている。

今頃彼は、夢を手にしたのだろうか。

ありがとう。

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