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日常

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振り返ってみるときらきらしていた
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私にとっての"文章を書く"ということ

村上春樹さんのエッセイを読んだ。 そこに、今の自分にひどく刺さった文があった。 考えてみれば、とくに自己表現なんてしなくたって人は普通に、当たり前に生きていけます。しかし、にもかかわらず、あなたは何かを表現したいと願う。そういう「にもかかわらず」という自然な文脈の中で、僕らは意外に自分の本来の姿を目にするのかもしれません。 (村上春樹「職業としての小説家」p102) 文章を書けなくて悩む夜がある。しかし、本来自己表現なんかしなくたって良いはずなのだ。それなのになぜ、自

追いかけも追われもしなかった恋だから。

先日、恋人と5年半記念日を迎えました。高校生の時からお付き合いを始めたのですが、まさかここまで続くとは思ってもいませんでした。だって、それまで長くても2ヶ月くらいしか続かなかったんだもの。 改めて、「こんなに気が合う人と出会うことができて幸せだなぁ」と。 彼に「記念日おめでとう」と電話で伝えながら、そんなことを考えていました。 さて、そんな長いこと恋愛をしていると「なんでそんなに長続きするの?」と聞かれることがあります。 私は頼られることが大好きな人間でして、人から相談

夢を持つ人に憧れる人

「やりたいことがない」 そんな人は、夢ある人に心惹かれる。 SNSには夢を持った人が大勢。 そんな人ばかりが目に付いてしまうよね。 そうした人と自分を比べては、 「ああ自分はなんて情けないのだ」と嘆く。 自分が置かれている環境からなんとか脱さなくてはと、 焦りだけが先へ先へと走り、本体が置いてけぼりになる。 深呼吸。 何かを選ぶということは、 何かを捨てるということ。 つまり、一つの夢を叶えようとする行為は、 その他の幾千もの可能性を捨てているということ。 ど

だから人は、大切な人を傷つけてしまうのだろう

どうして人は 大切な人ほど傷つけてしまうのだろう 「これくらい、大丈夫」 その少しを積み重ねることの 罪の重さを知ってるはずだろう? 胸が痛むようなニュースを目にして どこかの誰かが傷ついて 過去を悔やむことを知っているのにね なぜ、「自分は違う」と傲慢に その時思ってしまったんだい? 大切な人を笑顔にする そんな自分でありたいはずなのにさ 自分の中の未熟さが 焦り、嫉妬し、嫌悪し、イラつかせる どうでもいいことに気を取られ 自分の中で大切なものを見失う だか

「2022年やりたいこと100」を書いてみたけれど。

三が日が終わってしまうことがとても悲しい。 お正月の"何をしても許される"みたいな雰囲気が好きなのです。 というより、「いいのよ、お正月なんだから」みたいな雰囲気が、この慌ただしくて窮屈な社会に充満してしまえば良いのにね。 日記帳を新調した。 さて、そんなお正月ですが、日記帳を新調しました。 今年は遂に、憧れのRHODIAを手に入れました。 このノートに書き込んだものは、 ・2022年やりたいことリスト ・月毎の目標 ・毎日のタスクと日記とメモコーナー(つまり何を書いて

どうしても人と比べてしまう人へ。

2021年は自分にとってどんな年でしたか。 私はそう問われた時、「何もしてない」と答えました。 だけど、よくよく考えてみると、今年はいろんなことを成し遂げていたことに気づきました。 1. 2021年の変化 例えば、就職活動。 内定獲得のためにSPIの勉強して、面接の練習をして、OBOG訪問をして、情報取集をして、ESを書いて書いて書きまくりました。 その結果、行きたかったところから内定をいただくことができました。 でも、そのことに気づいたのは、友人から「すごいね。最初に

私はあなたの所有物じゃない

今日は私が過去に遭った「性被害」について書きます。 嫌な出来事を思い出してしまうかも、という方は読まない方が良いかもしれません。 1. 私が過去に遭った性犯罪被害22年間生きてきて、3回痴漢に遭いました。 全て、電車での出来事でした。 「電車で痴漢に遭った」と書くと、満員電車を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、この中で満員電車だったのは、1回だけです。 初めて痴漢されたのは、高校1年生の時でした。 忘れもしない、合唱コンクール本番の日です。 満員電車で、降り

「生まれ変わっても私がいい」と、堂々と言えるようになりたい。

「生まれ変わったら何になりたい?」という質問をされたことがない人は、恐らくいないのではないだろうか。 小学生の頃にやけに流行ったプロフィール帳には、「好きな食べ物は?」と同じような扱いで「生まれ変わるなら何になりたい?」という質問が並んでいた。 昔は「お金持ち」とか「犬」だとか、ふと思いついたものをいい加減に答えていた。 22歳になった私は、その質問の答えにつまる。 「生まれ変わったら何になりたい?」という質問は、「実現可能か不可能かに限らず、何になることを夢見ている

3万歩を一緒に歩ける関係が良い

私には、お付き合いして5年ちょっと経つ恋人がいます。控えめに言って最高なパートナーだと思っています。(今のところ) 私の恋人はこんな人相手は同い年で、「人と同じことはしたくない」とことあるごとに言うような人です。まあ、確かに人とちょっとずれているかも...。 そんな彼は、カフェをはじめとして「よくインスタで見るようなデートスポット」に行きたがりません(行けないのかも?)。キラキラした場所を好まないのです。まあ、いわゆる(?)インキャですよね。ま、私もなんですけどね。 そ

主人公が悲しい気持ちになると、私の気分も重くなる

最近ハマっているのが「NYダイアリーズ」という海外ドラマ。 女性3人組がスカーレットという雑誌の編集部で働きながら、様々な問題に直面し、乗り越えて成長していくというお話。 社会人になるまで(卒業できればだが)残り4ヶ月になった今、社会人になることへの不安や楽しみが入り混じった気持ちの私は、ドンピシャなテーマのこのドラマにハマっている。(おすすめです) さてこのドラマ。 自分がレズビアンかも知れないという葛藤、恋人との別れ、浮気、仕事の失敗、家族との不仲、喧嘩...などなど

夢がない人は、どう企業を選べばいいの?

就職活動において、企業選びに悩む人も多いのではないでしょうか。 私も約1年半前は、特にやりたいことがありませんでした。 夢がない自分に自信が無くなったり、建前の志望理由を話しすぎて自分が「本当にやりたいこと」が分からなくなったり...なんてことも。 (1)夢のない私が、志望企業を選んだプロセス (2)内定を得た今、思っていること そんな経験をした私なりに、今日はこの2つを書いていきます。 ※正解ではなく、"いち経験談"と捉えてもらえるといいかなと思います。 (1)夢の

22年目の「やりたい」

私は昔からたくさん夢があった。 ケーキ屋さん、アイドル、モデル、パティシエ、弁護士、医者、歌手、作家、デザイナー、漫画家、、、等々。 どれもその時は本気でなりたいと思って、ノートにネタを書き溜めてみたりしていたけれど、ものの二日で忘れてしまうことも多かった。 そんな私は、来年の春からOLになる。 今までは「普通のOLになりたくない!」「もっとクリエイティブなことをするんだ!」なんて思っていたけれど、その選択をした。 この道を選択した理由には色々な理由があるが、今回は割愛

自分を型に当てはめることができると、どこかホッとする(HSPについて)

今の時代、「自由」とか「多様性」とか、そういったものが重視されています。「私は私」「みんな違ってみんないい」を貫き通すことが良い、みたいな価値観が広がっているように感じています。 一方で、「私らしさ」を型に当てはめることができないと、私は不安に感じてしまいます。 例えば、カフェにお金を落としまくっているとして、「自分はどうしてこんなに無駄遣いをしてばっかりの人なんだろう、、、」と落ち込んでいる時に、「カフェ巡り」っていうラベルがあると、趣味にできるし、仲間の存在に気づける

人生における「選択と集中」の是非について(私の人生観)

私はかなり優柔不断です。 なんでも「いいな」「楽しそう」と思えるので、人生を楽しめますし、人の趣味に付き合うこともできます。 その反面、自分の中で「これ!」というものがありません。 最近これがひどく自分の中でコンプレックスになっているというか、焦りのタネになっています。 (1)私の人生観「何かをやり遂げて死にたい」日々やりたいと思ったことをほどほどにやって、生きていく方法もあります。例えば 今日は休日。絵を描きたい気分だから絵を描いて遊ぼう 明日は仕事だからそこそこに頑