見出し画像

「子供が欲しい」ってよく言うよね。

結婚。
どう思う?憧れる?それとも、別世界の話?
この言葉に『21歳』をつけると印象が変わる。

就職。
嫌だ?聞きたくない?仕方の無いこと?
この言葉に『21歳』をつけるとどうだろう?

今年21歳になる私にとって、結婚も就職も同じくらい考えたくはないことだ。浪人も留年もしていないので、今は大学3年生。単位も順調なので私は恐らく「24卒」という肩書きを得ることになる。だから、2024年4月の私は何事もなければ就職しているはずなのだ。うーん。就職。最近考える。就職には結婚が密接に関わっていると。
就職って、入りたい会社を決めてその会社が求めている人材を把握してそこにアプローチをかけることだと思っている。会社が求めている人材と自分がマッチング出来ればゴールイン、という極めてシンプルなものだ。でも、入りたい会社を、みんなどうやって決めているんだろう?
私は以前、「私は300円のアイスを躊躇なく買える生活がしたい。」と書いた。これを私は「ご褒美を躊躇なく買えるほどの収入が欲しい。」と考える。でもその収入って?どれくらい?
会社を選ぶ時、絶対に目を通すデータ。「産休、育休消化率」。当然の事ながら産休を消化している女性は100%の会社が多い。休まないと子供、産めないものね。子供を産めるのは女性だけだ。それはわかる。私だって毎月生理が来る。嫌という程わかる。自分は子供が産める身体だ。でも、それと同じくらい叫び出したい。どうして、子供を産めるのは女性だけなの?男性は中に出して、それだけなのに女性だけ身体も心も作り変わって、仕事がしたくても休まなきゃいけなくて、男性は休むか休まないか選択肢が残されているのは、どうして、どうして、どうして……?
頭でわかっていても、納得ができない事だってある。そして、休むことに選択肢が与えられている男性の育休消化率は多くの会社で30%を下回っている。
私は就職先を考える時に育休消化率をしっかりと見る。自分が結婚して、子供を産みたいと思った時、ちゃんと休める会社か。設備は整っているか。子供手当が出るか。復帰後受け入れてくれる会社か。でも、多分多くの男性がそんなところ見ないだろう。収入と、休みがあるか。ただそれだけなんだろう。そして仕事をしている女性に子供が欲しいと言って、作って。
やっぱり私、働きたい。ずっと働いていたい。いつかこの人の子供なら欲しいと思う日が来るんだろうか。就職先を決める時に育休消化率の欄を素通りしないような人。この人との子供のためなら仕事を休んでもいいと思える日が来るんだろうか。結婚したら子供を期待される。それって女性に「今のキャリアを捨てろ」って言ってるのとなんら変わりないんじゃないか。そんな事ないの?私にはわからない。ただ、やっぱり就職と結婚は密接に関わっている。どうして21歳で結婚について考えながら就職について考えなくてはいけないんだろう。ああ嫌だ。本当に嫌だ。本当は結婚も子供も作りたくないのに、将来の自分のために。選択肢を残すために。考えるのが本当に嫌だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?