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埼玉県の女子高が嫌で工業高校に行った私の話を聞いたら工学部に行く女を増やす方法がわかる

日本では何をやっても工学部に行く女子が少なくて困っているそうですね。そしてどうやら埼玉県の公立高校の共学化が話題のようですね。

米国のヘビーコンストラクション業界にいる氷河期がどうしたらいいか教えましょう。

上位ランクの公立の別学はやめた方がいい。
それが嫌なら工業高校、高専の進学率を高めろ。

私は子供の頃から、科学というか工業というかそういう方面に自然と興味があった人です。しかし家庭は特に教育熱心でも裕福でも無く、どちらかというと女の子の学歴なんて適当でいいだろうくらいのノリでした。まあ普通の昭和な感じ。
なので私立に行かせようとかいう発想さえない家庭でした。

ところが私は何気に成績優秀だったんです。オール5ってやつ。特に体育と技術家庭科が得意。笑 それに公立学校じゃ井の中の蛙って自分でも薄々わかっていたけれど、その外の世界を知る事もできない育ちというかね。小5までは東京、そこからはバブルで東京に住みづらくなって埼玉に引っ越すんですよ。可哀そうでしょう?笑

そんな私でも中学校の進路相談で川越女子を勧められるんです。当時の学区の中で女子が行ける公立では一番。でもキャラ的に女子校は無いって人でしてね。

どうしてかというと「女子」や「男子」を選ぶって事は、性別で分ける文化の影響を強く受けている人が多いという事です。そこに違和感があったんです。自分が行っても息苦しいだろうなと。

それで2番手の共学も考えたんですけれど校風が合わなそうでして…。選んだのがなんと工業高校。身バレですが言いましょう。

東工大附属です。今は名前違うんですよね。

学費安いし。笑
ちなみに弟は高専。親孝行なんてもんじゃない。

この学校の良いところは、自由な校風と工業の取り組み方の精神や情熱を叩きこまれるところです。お陰様で若いうちから工業魂が育ち、勉強はできないけれど大学でも社会でも実践力だけはあり、貢献度高めの人間になっています。アラフィフですが昨日もイラストのような恰好で現場に出ています。(日本から行方不明になっている氷河期代表。笑)

ただね。この選択間違ったかもってちょっと思うのは、大学受験で物凄い不利になってしまったんです。工業高校は3分の1くらい専門科目ですから。受験用の内容ではないんです。時々想像するんですよ。あの時、川女に行っていたら、どうなっていたんだろうなと。

実はそうしたら工業系には行っていなかったと思うんです。

女子校出身者の話を聞いていると、女子校の方が女が女でいられる環境じゃないですか。要するに「素女」環境です。

女性として堂々と女性界の厳しさの中で強く賢く生きていけるタイプは女子校出身者が多そうですが、この世の最悪部分やワイルド界にも近い工学系(何この表現笑)に行く決断をするには、女子校からだと相当な勇気が必要だと思うんです。(選んだ人は凄い!尊敬!)

女性が多い環境に慣れちゃったら、自分はもっと無難な方選んでいたかもなと。

というわけで、

上位ランクの公立の別学はやめた方がいい。
それが嫌なら工業高校、高専の進学率を高めろ。

なんですが、どちらかというと男女関係無く、工業高校、高専を選ぶような人たちが、より進学サポートを受けられる環境にする、が結果的に女子の工学部進学率を上げる事になると思います。

特に工業高校、高専は、経済的な理由で選ぶ子も多いんでね…。その計算ができているって事だから、しっかりして性格も地頭もいい子が多いんですよ。本当は。

そしてワイルド界でもやっていけます。笑

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