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夏が快適な地域の方が住みやすくないかい?

なんだか世界中、「異常気象」が普通になっちゃいましたね。でもここボストンは夏は過ごしやすいです。1日中冷房を使う日は数えるほどってとこでしょうか。朝晩は涼しいです。もう上着が要る日もあります。だから夏休みにわざわざ暑い地方に出掛けようと思いません。

というわけで、この夏はナイアガラの滝に行ってきました。
ボストンから車で片道7時間。3泊して米国側(ニューヨーク州)とカナダ側の両方をゆっくりと楽しんできました。

滝の音、水しぶき、涼しく心地よい風、緑…いいところでした。

しぶき、なんてもんじゃない笑

偶然だったのですが、ちょうど二コラ・テスラ祭りやってたんです。

なぞのテスラ

何やった人かって言うと、発電所から交流で電力を効率良く送る方法考えた人。オーストリアからやってきてエジソンのところで働いていたが、辞めて独自に発明しまくった人。エジソンはビジネスマンだけれど、テスラはそこは上手くいかなかった模様。天才過ぎて変わり者だったそう。

でどうしてナイアガラの滝がテスラを祭っているのかというと、ここの発電所がそのテスラの交流システムを採用し、ここから近代的な工業、産業が栄えていくわけです。世界の歴史に物凄い影響を及ぼした人と言えます。

発電所も行った
当時の土木技術も凄い

でね。思うんですよ。アメリカの北東部は確かに冬は寒いけれど、夏は快適だし、比較的災害も少ないし、緑も多いし、水不足も無い。地震もほとんど無い。これが、ここ北東部が最初に栄えた理由でもあるんです。エアコンができるまでは南部で工場とか暑すぎますし。

なんとなくですが、私は米国はここに回帰していく予感がしています。

最近のニュースによると、もうフロリダとか保険会社が次々と住宅の災害保険から手を引いているらしいじゃないですか?

ネットでいくつかのソース調べたら、今後、温暖化が続いてもこのニューヨーク州の北の方とか、バーモント州、オハイオ州あたりが環境的には安定しているっぽいです。

このサイトもその一つですが、良くまとまっています。

私の土木の仕事(全国各地の治水に関わってます)の傾向からしても、だいたい合っている感じです。生活コストを考えると、個人的にはオハイオが意外と穴場な気がします。
バーモントやニューヨークもいいですが、この前、谷で洪水が起きていたので場所によっては注意です。

ボストンは海岸沿いはリスク高いのと、生活費が問題です。でも郊外は他の大都市に比べればずっと安く便利で治安もいいので、水に近すぎない小高いところに住めばオッケーです。仕事も遊ぶとこもたくさん。文化も多様。モノよりも知的探求や自分一人で楽しい趣味に没頭するタイプの人には最高です。

今後どうなるんでしょうね。
恐らくもうインフラを維持できないところが出てくるでしょう。こんなデカイ国じゃキリが無い…。

アメリカは割とあっさり引っ越す人も多いので、たぶん気が付いた人は、災害が少ないところ、エネルギーや水の供給が安定しているところに動くんじゃないかと思います。

ビジネスチャンスかも?

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