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そるとが人生を考えてみた

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感受性が豊かで心身に不調を抱えてきたわたしが、人として生きることを考えてみた。
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#振り返りnote

しあわせの回路を開発しよう

しあわせを感じるには、回路を開発する必要がある。 と、さっき、カウンセラーさんに聞いた。 楽しいことをあまり感じられない。 これが、わたしのコンプレックスのひとつ。 でも、冷静に思い返してみれば、"世間的に楽しいとされているモノ"を受け付けなかっただけで、"個人的に楽しいモノ"はないわけじゃなかった。 わたしは、外側の世界に心を閉ざして生きてきた。 だから、わたしが楽しいと思うものは、わたしの内側の世界のものしかなくって、「楽しい」と思える対象が少なかった。 ま

わたしが自由を手放して、取り戻すまで

わたしは庭を持っていた。 広い庭で、木々が植わり、草花が生い茂り、虫たちがいて、土の香りがする。 四季折々の様相を見せるのが楽しみだった。 * 母親がやって来た。 「雑草は汚いから抜きなさい」 「でも、活き活きとしてきれいだよ。それに、雑草っていう草はなくって……」 「言うことを聞かないと、ご飯をあげません」 子供のわたしは何も言えなくて、そのうちに植木屋さんがやってきて、一面の草花を抜いて、すべてゴミ袋に入れた。 茶色い土が見えて、虫たちはいなくなった。

わたしを厳しくジャッジしていたのは、わたしだけ

成果を上げなきゃ、認められない。 からだに鞭打ち、外の世界を凝視して生きてきた。 けれど、からだが動かなくなって。 どうしても成果を上げられなくなって、とても怯えて過ごしてた。 どんな言葉で罵倒されるのだろう、とか、 ご飯が食べられなくなる、とか、 存在を否定される、とか、 色々考えて、目の前が真っ暗になった。 でも、そのいずれも実現しなくって、 わたしは虚構の世界で生きてきたことを、思い知った。 ひとは、わたしのことにそこまで興味ないし、 わたしを厳し

人生の高跳びをとんだり、あえてとばなかったり

わたしに、ぎりぎりの高さでバーを置いてくるのは、だれなんだろう? いつもいつも絶妙な高さだ。 人生の大半、何十年も、とびこせなかったバーがあるのだけれど、 最近、それをとびこすことができるようになった。気がする。 * 他の人が、人生を楽しんでいるとき。 わたしは、ただひたすら、バーのことを考えていた。 わたしの世界はわたしだけのもので、他の人と比較できないから、何も言えないけれど、 わたしは、あまり人生を楽しむことをせず、ひたすらバーのことばかり考えていた。よ

こころある繋がりを求めて

わたしは、人の輪っかの中に、入れたことがない。 「入りたい」と思っていても、うまく入れない。 周りの人は、よく分からないルールで動いていて、どうやってもうまくいかない。 わたしは輪っかに入ることを諦めた。 長い間、人間の観察を続けて、周りの人のルールが分かるようになってきた。(すごいよね) その"真似"をすることは、できなくもないけれど…… とても苦痛だから、本当に必要な時以外は、やっぱり輪っかの外にいることにした。 人間の輪っかの観察を続けて、分かったことがあ

"弱い"わたしから、"強い"あなたへの、強いことば

わたしの声は小さい。 たくさん喋れない。 押しも弱い。 よく分からないけど、この世の中は、 たくさん喋って、大きな声を上げる人が、牛耳っている。 なんでそんなに偉そうなんだろう? そう思いながら、わたしは『おいしくないところ』『日の目を浴びないところ』に追いやられ、コツコツとすべきことをこなした。 声が大きい人は、わたしがいることに、気づいているのかなあ。 分からないけれど、わたしはわたしの人生をコツコツと生きていった。 別に、目立ちたくはないし、本当の意味

世界は白黒だから わたしはグレーへ

白黒は人を惹きつける。 白黒にどっぷりはまっている人。 白黒を利用する人。 わたしは、どっぷりはまっていた。 自分を"黒"として、"白"を目指して、自己否定を繰り返し、 こころとからだが悲鳴を上げた。 そして、ようやく気付いた。 世界は、ほとんど、グレーゾーンだ。 今、"外の世界の人"が白黒ゲームにどっぷりはまっているのを、観察している。 白が強いほど、影は濃くなり。 黒が強いほど、弱い人から身を隠す。 白黒を利用して、影に飲み込まれた人を見た。 その

"ギブアンドテイク" しなくてもいいですか?

もらったからには、かえさなきゃ。 でも、わたしが返せるものなんてないから、受け取りを拒否したい。 返さないと、「とんでもない奴だ」と思われる。 それは嫌だから、わたしはなにも受け取りません。 好意はいりません。 そうして、わたしはひとりぼっちになった。 * 「こころ動いたから、返したい」 それはこころの自然な動きで、丁寧にエネルギーが循環する。 社会の"何か"から教えられたギブアンドテイクを意識すると、 自然さがなくなり、エネルギーが止まる。 「こころは

こころ動いたら 真実

ネットで語られることが、すべて真実だとは思わない。 わたしが書いていることが、全てわたしの心からの声だと思う? わたしは、わたしのフィルターをかけて、文字を書く。 あなたは、あなたのフィルターを通して、文字を読む。 そこに「真実」はある? あなたの解釈で、わたしの文字を、受け取ってほしい。 あなたの世界とわたしの世界が交われば、それは何よりも嬉しいことだ。 学校で教えられた、歴史や科学も、よく覆る。 教えられたことが全て真実ではないのに、 わたしの語ることが

弱いまま堂々と生きる。

わたしは弱い。 生まれつきの感受性の高さが、世の中に合わず。 こころとからだをすり減らし、弱くなってしまった。 こころとからだの不調を"アクセサリー"として持ったり、 「生きづらい」なんて言っちゃったり、 「発達障害」かと疑ったり、 「繊細さん」だなんて名乗ったり。 人間は人の性質をなんだって"勝手に"定義するし、正直、なんであろうが構わない。 あまりになんやかんや言われ続けたら、「うるせえ」ってなっちゃう。(口が悪い) さて。 わたしは弱くて構わない。