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2022.2.16 日本人が知らない“大麻”の真実

「複数の大学生がパーティーで大麻を使用」
「またもあの芸能人が大麻所持の疑いで逮捕」

そんなニュースが取り沙汰される昨今…。

さらには、厚生労働省までもが「今、大麻が危ない!」とホームページで警告する現代の日本…。

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このような中で、
「皆さんの身の回りのあらゆる所に大麻が存在しています」
と言われたら、どのように感じるでしょうか?

きっと、
「そんなの怖い!」
「関わりたくない!」と嫌悪感を抱くのではないでしょうか。

しかし、今から数分後、皆さんのその認識は180度変わっているかも知れません。

というのも、日本の歴史を紐解くと、実は大麻は、あの有名な『神話』にも登場し、日本人が古来から信仰してきた『神道』にも深い関わりがあるといいます。

不可解な事実が明らかになり、
大麻≠危険薬物
むしろ日本人の精神性にとっては、切っても切り離せないもであることが分かってくるからです。

不可解な事実①日本建国に関わる神話に登場していた大麻

皆さんは、この話を聞いたことがあるでしょうか。

日本最古の歴史書『古事記』に納められ、最高神である天照大御神が登場する神話の中で最も有名な話『天岩戸隠れ』。

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太陽神天照が岩戸に籠ってしまわれたため、世界は闇に覆われた。

これに困った八百万の神々は、岩戸の前でお祭りを行ない、その賑わいを不思議に思った天照が顔を出し、世界は再び明るくなった。

こんな有名なエピソードですが、お祭りを行う神々が捧げている下の画像に注目頂きたい。

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真ん中のさかきに取り付けられている3つのもの。

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上段と中段は、三種の神器の内の2つ。
八尺瓊勾玉やさかにのまがたま八咫鏡やたのかがみ

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そして一番下にあるのは、草薙剣くさなぎのつるぎ

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ではなく、布のようです。
実はこの布は、大麻の布。

なぜ現代で『違法薬物』とされる大麻が、天皇家に代々受け継がれる神聖な秘宝と共に捧げられていたのでしょうか?

古代日本にとって、大麻はどのような意味があったのでしょうか?

不可解な事実②神道において重要な役割を果たす大麻

日本人が古来から信仰してきた『神道』。
これには、他の宗教と1つ決定的な違いがあるのをご存知でしょうか?

それは、『清め』です。

神様に喜んで頂けるように美味しいものを供えたり、舞や楽曲を捧げたりということは他の宗教でも行いますが、神道では神様にお越し頂く前に、自らを入念に清めることが大切だと考え、『清め』に重点を置いているということが大きな違いです。

そこに本質があるとさえ言われています。

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神社の入口にある手水舎で手や口をすすぐのも、清めの精神が表れていますね。

なので、禊や祓いといった身体を清める儀式を行う際、『お清めの塩』と言われるように『塩』を使うことは有名ですが、もう一つ、
「これを使って身体を清めなければ神様の前には出てはいけない」
とまで言われていたもの…、

それが『大麻』でした。

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昔の人々は、このような大麻の繊維で作られる『精麻』というものに触れ、儀式の前に身体を清めていました。

この2つの清めを行なった正常な姿でなければ、神様の前には出てはいけないとさえ言われています。
ほとんどなくなってしまったこの作法ですが、伊勢神宮では現在も拝殿裏に大きな精麻の束が下げられており、神楽殿に入る神職の方々は、その束を抱えるように触れ、身を清められます。
しかし、大麻が身を清めてくれるという風習は現在にも残っており、神社にある鈴緒、さらに伊勢神宮で特別なお祭りが行われる際には、神職の方々が頭に結び、そして、伊勢神宮より毎年800万体以上が頒布されるお札は、正式名称で『神宮大麻』と言われるなど、大麻は神道との深い関わりがあることが分かります。

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なぜ、大麻は神道と関わりがあり、穢れを祓ってくれるそんざいだったのでしょうか…。

不可解な事実③米(稲作)よりも古くから日本人と関わってきた

日本人が神棚にお米をお供えする風習はご存知かと思いますが、実は大麻は、お米よりも古くから日本人と関わってきたと言う事実がありました。

では、どのような関わりを持ってきたのでしょうか?

この真実が、神話や神道にも大麻が深く関係していたことを意味付けるものとなりました。

日本麻振興会会長で日本一の大麻農家でもある野州麻農家7代目の大森由久氏によると、日本人と大麻の関係は1万年以上にも及ぶとのこと。

縄文時代には、稲作の文化が無かったため、米を育てて食べるということもできませんでした。

そんな時代に人々が持ち歩いたと言われるのが『大麻の種』。

縄文人たちは、定住した土地にその種を蒔き、短期間で育ってくれる大麻を重宝。

海外で使用されているマリファナのような嗜好品としてではなく、生活に必要な材料として、茎から剥いだ皮の繊維を使い、衣服を作ったり、その繊維で糸を作って、釣り糸や漁網としても使用。

さらには、ロープを作って住居を建てる際の固定に使用。

太古の人たちの衣食住を支えていたのは大麻であり、大麻無くして生きてはいけなかったとも言えるほど万能な存在だったのです。

そして、日本で生活をしていると、大自然の天災に見舞われることもありました。

大自然に神を感じた太古の人たちは、神に鎮まってもらうために、自分たちの生活の中で最も大切だった『大麻』を神具として選んだのです。

日本人の歴史には切っても切り離せないものであった『大麻』…。

大麻は、日本人の豊かな生活を支えていただけでなく、その万能さに大いなる力を感じ、神に鎮まってもらうために日本人が祈りを託した『聖なる存在』だったのです…。

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現在では『危険薬物』として考えられている大麻ですが、日本の歴史を読み解くと、日本人の生活、精神性に深く関わっていた存在だったということがお分かり頂けたでしょうか。

縄文時代以降も、大麻を大切に使わせて頂くという文化は脈々と受け継がれ、奈良時代には詔書や勅書などの重要な公文書の原紙に、大麻でできた『麻紙』が使われ、この公文書は現在でも正倉院に数多く残っています。

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時代は下り、戦国時代には、兜には大麻の繊維を飾り、防具には大麻製の布、馬具の綱の火縄銃の火縄には大麻製のロープ、敵を射る弓の弦には大麻製の糸など、戦国武将の格好は大麻で纏われていたと言っても過言ではなかったようです。

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さらに時代は下り、江戸時代でも、武士の正装である“かみしも”の素材は大麻が正式と決められていました。

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その文化は昭和まで続き、この時代の小学校の教科書には、大麻の栽培方法が載っているなど、何万年にも亘って、日本の大麻文化は紡がれてきました。

しかし、先人たちが大麻と育んだ文化は、戦後一気に衰退…。

日本を占領したGHQ占領軍は、日本人の精神的支柱になっていたと考えられるものを徹底的に排除…。

教科書を黒く塗りつぶし、神道指令を出し、国民と皇室との繋がりを分断…。

そして、大麻も遂に目を付けられることとなり、GHQは、
「種子を含めて本植物を絶滅せよ!」
という命令を下したのです。

それ以降、海外から入ってきたマリファナと一括りにされ、『危険薬物』呼ばわり…。

間違った認識が広まった結果、大麻栽培の規制はさらに強化され、戦後3万人以上いた大麻栽培の免許取得者はどんどん減っていき、現在では30人ほど…。

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このような状況で、全ての神社に大麻を奉納することができるはずもなく、現在、神社や神事で使われる大麻繊維は、約90%が中国製に成り代わっているのです…。

このままの状況で良いのでしょうか…。

大麻=危険薬物
もし、これまでのように大麻を危険薬物だとレッテル張りをして、『大麻』という言葉を聞くだけで拒否反応を起こしてしまうような認識なら、真実は見えてきません。

しかし、過去にどのような歴史があったのか?

どのような経緯で衰退してしまったのか?

大麻とマリファナとは何が違うのか?

正しい知識を手に入れることで、大麻に関する認識はガラリと変わります…。

現在では危険視され、数奇な運命を辿ってしまった大麻…。
この原因を辿っていくと、結局“戦後体制”に行き着きます。

アメリカを中心とする戦勝国によって、日本に仕掛けられた時限爆弾はひたひたと威力を発揮し、日本人の文化、精神力を弱めてしまいました。
日本を貶め、弱体化させようとするプロパガンダは現在も進行中です。

こうした幻想から目覚めなければ、日本は日本でなくなってしまいます。
日本人が目覚めるのが先か、日本が日本でなくなるのが先か、その瀬戸際に来ているように思えてなりません。

私たちの先人たちが持っていた“日本のこころ”“大和のこころ”。
その“こころ”は、日本の文化伝統の中に眠っていると思います。

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目に見える文化には関心があっても、大麻のように素材レベルで日本人の精神性や生活に深い関わりのあった真実を知らないことは、ある意味、人工的にその文化が消されてしまっていると言っても過言ではないかも知れません。

今、私たちが無関心なままでは、先人たちが受け継いでくれた叡智がいずれは消え、後世に伝わらず途絶えてしまうでしょう…。

今こそ、先人たちが受け継いできた日本人独自の文化を知り、そこに秘められた『大和魂』に気付くべきではないでしょうか。

『大和魂』と聞けば、日米大戦中の神風特攻隊に象徴されるように鬼神のごとく荒ぶる魂をイメージする人が多いかも知れませんが、『大和』の文字が表すように、その根底には“大きな輪”、つまり、万民の幸せを求める『こころ』があります。
そこに、日本人が本来持つ精神性が秘められているのではないでしょうか。

戦後、歪められてしまった“虚実”ではない、“真実”の歴史と文化を伝えていかなければならない。

先人たちは、その文化にどのような思いを託し、何を受け継いできたのか?

今回は、そういった真実を明らかにすることで、2600年続く日本人の精神を取り戻してほしい。
その精神を後世にも受け継ぎ、
「日本人として生まれてきて良かった」
と、母国に自信と誇りを持てる国民が増えてほしい。
そういった思いで書き綴らせて頂きました。

〔編集後記①〕大麻=マリファナは間違い

「大麻乱用期」検挙過去最多 5260人、7年連続増―厚労省
(時事通信 2021年6月25日)

常滑「密フェス」出演ラッパーら5人逮捕 大麻所持容疑 愛知
(毎日新聞 2021年11月19日)

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頻繁にニュースや新聞で見る大麻乱用による事件。

これを見ると、『大麻』は覚醒剤と並ぶ危険な薬物だと思ってしまうのも仕方がないかもしれません。

しかし、『大麻=危険薬物』と思われていた皆さんが本編をお読み頂いたのであれば、おそらく認識は180度変わったのではないでしょうか。

呼び方が違うだけで、同じ意味だと思われている『大麻』と『マリファナ』には決定的に違うところが存在します。

おさらいになりますが、こちらの写真をご覧下さい。

どちらかが、『幻覚作用のある“マリファナ”』でもう一方が『大麻』です。

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もう、お分かりですよね?

答えは、
左側のAが『大麻』
右側のBが『マリファナ』


左側Aの大麻は、繊維を利用するために密集して栽培させる特徴があり、これは日本に古来からあるもので、ほぼ無害の品種のものです。


右側Bの『マリファナ』は種子を多く採取するために間隔を空けて栽培させる特徴があり、海外から来た幻覚作用を多く含む品種のもの。

ですので、本来なら、
・日本に古来からあるものを『大麻』
・海外から来た幻覚作用のあるものを『マリファナ』
ときっちり区別するべきなのですが、それを一括りにして『大麻』と呼んでしまっているのが今の現状です。

日本で栽培されていた『大麻』を我々の先人たちは、どのように使っていたのでしょうか?


実は出産、結婚、逝去など、日本人の人生において、
「大麻なくして節目の行事はない」
と言われるほど、大麻は密接に関係していたのです。

〔編集後記②〕日本人と大麻

今回のテーマとして取り扱った、現在では危険視され、数奇な運命を辿ってしまった『大麻』ですが、この原因を辿っていくと、結局『戦後体制』に行き着きます。

敗戦から76年…。
無自覚のうちに日本人を包んでいる戦後体制…。

その影響は、自虐史観を植え付けた教育のみならず、先人が紡いできた文化伝統にまで及び、本来の意味を捻じ曲げて伝えられてきました。

そんな日本に仕掛けられた時限爆弾は、ひたひたと威力を発揮し、日本人の文化、精神力を弱めてしまいました。

日本を貶め弱体化させようとするプロパガンダは現在進行中です。

こうした幻想から目覚めなければ、日本は日本で無くなってしまいます。

日本人が目覚めるのが先か、日本が日本で無くなるのが先か、その瀬戸際に来ているように思えてなりません。

私たちの先人たちが持っていた“大和のこころ”…。

その“こころ”は、日本の文化伝統の中に眠っていると思います。

古来から日本人は、一木一草にも神が宿るとして、感謝と畏敬の念を捧げてきました。

『自然』『神々』『人』が、一体化した文化と言っても過言ではありません。

その血は私たちのDNAにも刻まれています。

海外の都合によって植え付けられた闇に気付き、本来の日本のあるべき姿に戻りませんか。

文化伝統の正しい認識を知り、どんな文化を受け継いできたかを知ることで、日本の精神を取り戻すことができると思っています。

そして、ささやかでも自分にできることを実行していくことが、先人から託されたバトンを次の世代へと繋いでいく、『今を生きる者の責任』であると思っています。

〔編集後記③〕大麻博物館を訪問

栃木県那須郡にある『大麻博物館』。

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堂々と『大麻』の文字が掲げられたログハウス。

小さな建物ですが、日本の大麻史において国内一の資料数を保有する私立の博物館。

訪れての感想ですが、目から鱗の連続で、大麻に対しての認識がガラッと変わりました…。

館内にある資料に目を通してみると、日本においての大麻文化は本編でも先述した通り、お米(稲作)文化よりも古く、1万年以上も前から根付き、日本の縄文人たちは、大麻の茎を家の屋根に使い住居を作ったり、糸にして魚を釣ったりして生活をしていたこと。

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世界遺産に登録された正倉院には、大麻を使った紙(麻紙)の文書が数多く残っていること。

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さらに戦国時代には、本編で紹介したように兜には大麻の繊維を飾り、防具には大麻製の布、馬具の綱や火縄銃の火縄には大麻製のロープ、敵を射る弓の弦には大麻製の糸など、戦国武将の格好は大麻で纏われていたと言っても過言ではない格好だったようです。

さらに、その丈夫な性質から、戦中は軍需用のロープとして多用されていたため、大麻の栽培方法が小学校の教科書に載っていた時代もあったのです。

縄文時代から昭和の時代まで、何千年どころか、何万年にもわたって大麻は日本人にとって身近な存在でした。

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しかし、敗戦により大麻の栽培は規制が強化され、その文化は一気に衰退。

数少ない使われ方として残った代表的なものが、多くの和食に使われ、定食屋や居酒屋、家庭にもあるもの…。

そうです、七味唐辛子。

七味のうちの一つは『大麻の種』です。

現在では『大麻』と聞くだけで、危ない存在のように思ってしまいますが、実は、私たちが口に含んでいるほど身近なもの。

海外のように嗜好品としてではなく、衣食住に必要な素材として大麻文化が受け継がれたことは、現代のほとんどの人たちは知らないかもしれません。

大麻=危険薬物
という見方だけではなく、『文化』としての大麻は私たち日本人の歴史に深く関わっていた…。

そんな新しい認識を得ることのできた一日でした。


今回も長い記事になりましたが、最後までお読み頂きまして有り難うございました。

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