2023.1.7 平成バブル崩壊の黒幕
さて今回は、2023年の干支である卯年にちなんで、『兎』に関するエピソードをご紹介した後に、本編を書き綴っていこうと思います。
しばし、お付き合い下さい。
明治日本、ウサギが起こした大事件
今から約150年前。
明治維新の混乱から、日本が漸く落ち着きを取り戻し始めた頃、東京の富裕層の間で、とあるものが大流行し始めました。
そう、それが、西洋産の真っ白い毛並みを持つウサギです。
神話の『因幡の白兎』など、日本では“白いウサギ”が神聖視されていました。
しかし、国内に元々生息するニホンウサギの毛が白くなることは珍しく、年中白い毛を持つ西洋のウサギがペットとして飼われ始めたそうです。
明治の日本で、ウサギがペットとして大流行なんて少し意外と思われたかもしれません。
しかし、そんな可愛いウサギが、お金を巡った大事件を引き起こしてしまうのです…。
高騰するウサギ
ウサギの大流行は、明治日本にとある現象を引き起こしました。
それが『ウサギバブル』です。
数の少ない白いウサギが大流行したことによって価格が跳ね上がり、ウサギの売買で儲ける人がたくさん現れました。
一番、高騰した時には、現在価値で1羽あたり200万円にもなっていました。
こうした、実態とかけ離れた価値がウサギに生じた結果、いわゆるバブル状態となってしまいました。
ウサギを巡って殺人事件や詐欺事件が横行するなど、ウサギバブルの影響は凄まじいものになります…。
ウサギバブルの崩壊
隆盛を極めたウサギバブルですが、政府の政策によって儚くも崩壊してしまいました。
その理由は、政府が1873年に『兎税』を発令したためです。
ウサギ1羽につき、毎月税金が課されるようになりました。
この結果、ウサギの価値は急激に下落。
1羽200万円が、たったの1000円の超安値になってしまいました。
現在では、ただ可愛い小動物のイメージが強いウサギですが、明治の人たちにとっては、人生を狂わす危険な動物だったのかもしれません。
とある機会に、お子さんやお孫さんにお会いする際の小話にでもして頂けると幸いです。
さて、バブルといえば、1990年代の日本のバブル崩壊が一番印象深いかと思います。
1990年代のバブルはウサギではなく、土地の価値が高騰した結果、崩壊したとされていますが…。
実は、バブル崩壊を裏で動かしていた黒幕がいたことを貴方はご存知でしたか?
本記事の本編では、そんな黒幕を大暴露した内容を公開していきます。
バブル崩壊は“仕組まれ”ていた?
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