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2021.11.19 鬼滅の刃が自虐史観を克服する?

<日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。>
(日本国憲法前文より)

言い換えると、
「私たちは、諸国民が平和を愛することを信じることで、安全と生存を確保しようと決意した。」
となるでしょう。

そして、これが出てきます。

<第9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。>

日本は、
「戦争しません」
「戦力を持ちません」
宣言です。

『自虐史観』を持つ人たちにとって、これでも問題はありませんでした。

何故かというと、
『自虐史観』を持つ人たちは、
「世界で好戦的な民族は日本人だけ」
と信じています。

日本人以外の民族は、“平和を愛する”ので、日本さえ大人しくしていれば、“問題は起こらないはず”でした。

しかし、本当に日本以外の国は、『公正』で『平和』を愛しているのでしょうか?

好戦的な日本人が大人しくしていれば、世界は平和になるのでしょうか?

多少歴史を知っている人、ニュースを追っている人は、
「そうではない」
ことを知っています。

新世紀に入って21年。

どんな戦争があったでしょうか?

・アフガン戦争(2001年〜)
・イラク戦争(2003年〜)
・ロシアーグルジア戦争(2008年)
・リビア戦争(2011年)
・シリア内戦(2011年〜)
・クリミア併合とウクライナ内戦(2014年〜)
・中印国境紛争(2020年)
等々。

ざっと思い出しただけでも、これだけあります。

これらの戦争は日本と関係なく、“平和を愛する諸国民”が起こしたものです。

そして、日本も無縁ではありません。

北朝鮮が、日本人を大量に拉致している問題は?

北朝鮮が2017年9月、こんな声明を出していることは?

<日本列島を通過するICBMを打ち上げたのに、全く気が付いていない人達には効果的な一撃を与えるべきだ。日本列島の4つの島は、チュチェ思想の核爆弾によって海に沈むべきだ。もはや日本は私たちの近くに存在する必要はない。>

中国が、1895年から一貫して日本領だった尖閣諸島を、1970年代に入ってから急に、
「我が国の領土だ」
と主張し始めたことは?

2010年の『尖閣中国漁船衝突事件』後、
「尖閣は我が国固有の領土で核心的利益だ」
と主張し始めたことは?

中国が、
「日本には尖閣だけでなく【沖縄】の領有権もない!」
と主張していることは?

@必読証拠

これらの事実は、『日本国憲法前文』や『9条』が“現実世界と乖離している”ことを示しているのではないでしょうか?

ですが、日本人の大部分は、
「平和憲法があれば、日本は安全」
という、“憲法9条教”の信者になり、“平和ボケ”していたのです。

しかし、時代は変わってきました。

「実をいうと、日本以外のすべての国々が、平和を愛しているというのは『幻想』『夢』なのではないか?」
と。

そういえば、『鬼滅の刃 無限列車編』にこんな場面がありました。

「起きろ!攻撃されてる!夢だ!これは夢だ!目覚めろ!起きて戦え!」

戦後76年、日本人は“長い長い夢”を見ていたのではないでしょうか?

「世界の国々は、平和を愛していて、自分が大人しくしていれば、争い事は起きない」
という夢。

ですが、日本人は、“夢を見させられていた”ことに気がついたのかもしれません。

『鬼滅の刃』は、興収400億円を突破し、歴代1位です。

観客動員数は2896万人。

日本人の約4人に1人が観たことになります。

日本人の集合意識は、
「このままでは鬼にやられてダメになる」
と、知っているのではないでしょうか?

私たちは、平和を望んでいます。

戦いを望んでいません。

ですが、ある国が、私たちの同胞を誘拐していく時、ある国が、
「核爆弾で、日本を沈めてやる!」
と脅迫してくる時、ある国が、日本の領土を突如、
「我が国固有の領土で核心的利益だ!」
と宣言する時。

私たちは、サンドバックのように殴られ続けるだけで良いのでしょうか?

そうであれば、日本はいずれ、チベットやウイグルのようになるでしょう。

戦うことは「悪」ですか?

最後に、日本の政治活動家と知られ、『防人と歩む会』の葛城奈海会長が講演会で語られた印象に残った体験談を紹介したいと思います。

葛城会長は講演で、
「尖閣諸島のすぐ近くまで、何度も行ってみました。そこで、驚くべき光景を目にしました」
「北朝鮮工作員侵入、拉致シミュレーションに参加しました」
「“拉致される人役”をやった葛城会長は、“拉致するのに必要な時間は、数十秒”であることを知りました。そして、拉致される人の恐怖も知りました。」

「『サイパン・テニアン戦跡慰霊の旅』をオーガナイズしました。ペリリュー島にある碑に、太平洋艦隊司令官ニミッツ提督の言葉が刻まれていました。
<諸国を訪れる旅人よ。この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦いそして玉砕したかを伝えられよ>」

日本の、そして世界のどこにでも出掛けて行って、ご自分で体験される葛城会長。

彼女が見ている日本と世界は、“平和な夢の中にいる”普通の日本国民が見る世界とは、かなり異なっています。

葛城会長は、“すでに目覚めている”方で、眠っている大部分の日本人に、
「起きろ!目覚めて戦え!」
と鼓舞して下さっている気がします。

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