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「考えが浅い奴」と思われないためにできるロジカルシンキングを鍛える方法~6つのクイズに答えるだけでOK

「○○って考えが浅いよね」

このハラスメント社会においてこんなことを口に出そうもんならパワハラをはじめ数千個のハラスメントに該当し、あなたの社会的地位はベジータに爆殺されたキュイのごとく爆裂四散してしまうことは間違いありません。

肉片を花火に例えるのもたいがい”やばい”ですが

なんでもかんでも「昔はよかった。」と回顧するオジサマにはなりたくはないのですが「自分の弱さ・甘さ」に気付かせてくれるチャンスが減ったのは事実です。

過剰に人に気を遣うような社会が進んだ結果、他者を成長させる気持ちが有れどその先に待ち受ける社会的地位の爆裂四散リスクを考えると”そっとしておく”選択肢が魅力的に見えるものです。

学生時代、数多くの大人が「注意されているうちが華」と口にしているのを耳にしていた私ですが、まさかこれほどまで他者に注意するコストが上がるとは思ってもいませんでした。

冒頭で話した”思考の浅さ”についても、ひと昔前であれば冗談のような形で、成長を促す意味で周囲の人間から指摘してもらえたかもしれません。

しかし、この”やさしい”現代社会で劣後している能力を指摘してくれる人がどれくらいいるでしょうか?

気心知れた友人、家族、爆裂四散リスクに無頓着なオールドタイプな人(いい意味でね)、爆裂四散リスクを鑑みてもあなたの成長のためマイルドに伝えてくれるニューノーマルな人(いい意味でね)などそれほど多くないはずです。

これはキツイ…。大変キツイのですが、何とかするしかありません。

他者からの指摘が望めないなら自分でどうにかするしかない。自分の思考力は浅くないのかを確かめてみたいと思ったあなたのために。

「うわっ…私の思考力低すぎ…?」と不安になった、そんなあなたのためにこの記事を書いています。

ここから、記事の前半ではいくつかのストーリーを読んでもらいます。そのとき、”あなたはどのように思ったか、考えたか?”をメモにでも書き留めておいてください。

記事の後半では各ストーリーについて思考が浅い人と深い人の考え方の違いについて解説していきます。

※人間の脳みそは簡単に記憶を改ざんしてしまうので、ボイスメモ、テキストメモ、形式はなんでもよいので変更できないように記録しておくのが望ましいです。
後半の解説を読んだ後に「わたしもそう思ってた」という思考になってしまうのを防ぎましょう。今は良くても繰り返すことで”アレ”になってしまいます。爆裂四散してしまうのが嫌なのでみなまで言いませんが。

ここから先を読み進める前に

死ぬほどためになるnoteを貼っておきますので、このnoteを読んだ後に是非ご覧ください。

検討偏

一つ目のお話:コイントスおじさん

コイントスをしているおじさんがいます。

16回連続で”表”が出たとき、17回目は表と裏どちらが出ると思いますか?

二つ目のお話:確率における”流れ”、”勢い”について

皆さん、次の漫画のシーンを見て何を考えますか?

三つ目のお話:アキレスと亀

ある所にアキレスというめちゃくちゃ足の速い人がいました。

そこにめちゃくちゃ鈍足な亀が現れてかけっこをしようと言います。

アキレスは、自分が勝つのは分かり切っていたので「100メートルのハンデをやろう」と亀は自分よりも100メートル先からスタートすることになりました。

絶対に勝つと思ったアキレスですが、なぜか亀に追いつくことができません。

アキレスが最初のカメの位置に進んだ時にはカメは既にその先の位置Bにいます。

アキレスが位置Bについたときに、カメは更に先の位置Cにいます。

このストーリーを聞いたときに何がおかしいと思いましたか?

四つ目のお話:消えた1,000円

3人で旅行に行き、一人10,000円(合計30,000円)の宿泊費を支払いました。

その後、ホテル支配人と宿泊者が知り合いだったことが分かり、支配人が合計金額から5,000円サービスするように従業員に伝えました。

従業員は5,000円だと3人では割り切れないので2,000円をくすねて3,000円を返金しました。

ここで疑問が残ります。

お客さんは10,000円支払い、1,000円ずつ返してもらったので実質9,000円の合計9,000円×3人=27,000円を支払いました。

ホテル従業員は2,000円を持っています。合計すると27,000円+2,000円=29,000円。

差額の1,000円はどこに行ったのでしょうか?

五つ目のお話:男子を増やす政策は可能か?

ある国では男子を増やす政策をとるため、国民に「男子が生まれるまで子供を産ませる。」、「男の子が生まれた家庭はそれ以上の子供を産んではいけない。」政策を制定しました。

この政策によって男女比はどのくらいになったでしょう?

※それぞれの性別が生まれる可能性は50%とする。

六つ目のお話:よく当たる占い師

東京都新宿区某所にはよく当たると評判の占い師が居ます。

疑り深いあなたの友人も占ってもらったところ、結婚時期についてドンピシャで当てられたそうです。

気になって他にも調べてみると確かに相当数の人が「当たった」と驚いているようです。

この占い師の占いはどうしてよく当たるのでしょうか?

解説編(思考の浅い人と深い人の違い)

ここまで6つのストーリーについて考えてもらいました。有名なストーリーばかりなので答えを知っている人もいたとは思いますが、重要なのは考え方です。

賢い皆様なら、ずるをせず、メモに自分の思考を記録してくれていることでしょう。

さてここからは、思考が浅い人はこう考える、深い人はこう考える、という例を解説していきながら、ビジネスに活かすための知恵を身に着けていきましょう。

コイントスおじさん

まず、答えとしては3パターンあります。

  • どちらも同じ50%

  • 表が出る

  • 裏が出る

意外かと思われるかもしれませんが、この問題に関しては答えが存在しません。

「え?どちらも同じ50%じゃないの?」と思った方はこの先を是非読んでください。

思考が浅い人の場合

思考が浅い人の答え方には特徴があります。

その特徴とは、3つの内どれかの答えをパッと答えることです。

たとえば、数学的・統計的に考えた方は「どちらも同じ50%だろう」と考えたことでしょう。しかし、一つ目のお話の中に「コインの表裏が出る確率は同様に確からしい」という前提は存在していません※。

文章に示されているのは「おじさんがコイントスをしており、16回連続で表が出ている」ことだけです。

最初に思いついた答えを信じ込み、結論にたどり着く。

それが思考が浅い人の特徴であると私は考えています。

※5つ目の「男子を増やす政策は可能か?」については男女が生まれる確率は同様に確からしいと仮定していますよね。

深い思考力を持つ人の場合

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