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DJシステム完全お引っ越しマニュアル (11)

頭が整理されてきた。ただやることが増えたという気もしてならない。

心斎橋行の切符から、梅田行の切符にマイナーチェンジ。梅田なのに淀橋と名の付くうず高いビルヂングを、駆け上がるではなく駆け下りた先に目的地変更です。AppleコーナーとMicrosoftコーナーとを行き来してみたら、店員さん達一体どんな顔するだろうなーやだなーこわいなーと心の中の稲川淳二が騒ぐ。A・B間を移動する点P問題が脳裏にフラッシュバックする。

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DJソフトとOBSをインストールして配信テストさせて下さいと頭を下げればええのんか?絶対にできませんが、本当にやりたいのはそういうことです。ユースを具体的に示した上で、比較対象機種を大発表、値下げ交渉等は極力避けたい所存ですがもしもの場合には考慮する。角を立てず穏便に済ます。ムラサキスポーツが駆け込み寺で収まるくらいには穏便に済ます。

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動画編集やDAWを軸にした語り口は多いですが、ことDJとなるとWindows対Macの構図ははっきりと明暗分かれます。つまり「現場は皆Macだから」が免罪符代わりになる。そういうことを言われてしまうと主宰は天邪鬼を発動せずにいられなくなる。Windowsでもしっかりできんねんぞってところ見せたいでんがな的思考に陥ってしまうのです。

主宰目線、まったくの五分です。性能も価格もここまでくれば誤差の範疇。30年来のWindowsユーザーという点で若干のアドバンテージ、過去の経験からしかモノを考えられなくなっているという点ではディスアドバンテージ。未来に投資するチャンス。BootcampしちゃえばWindowsだって積めるし。タッチディスプレイだしWifi6対応だし。知っている横文字を羅列しただけ。

浅知恵の中にも引っ掛かるワードがチラホラと。まずはWifi環境。802.11axについては、身の周りでも正直ユーザーが超少なく実感ある意見に乏しい。しかし「10年使う」を合言葉とする一連のプロジェクトですから、10年後も不自由なく使っていたい。むしろその先駆け的でありたい。壊れる危険性があるとすればタッチディスプレイという点、これかなりネックでしょうか。

タッチできないで済めば気が楽ですが、他の部分にまで影響してくれば話は別です。くすねたDVIケーブルと、宝の持ち腐れ的ゲーミングモニターが肩を組んで仲良くベンチを温めていますから謎に心強い状況ではあります。壊さないことが大切ですがまずは壊れにくいことが大前提。新製品ならではの不安と期待。とはいえまずは実地調査ですね。次回へ続く。

2020.09

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