見出し画像

インド人彼氏の浮気相手と3人で魚のつみれを丸めた日の話

先日、福岡のお気に入りの温泉に浸かって滝を見つめていた時のこと。

あぁ、そろそろあの魚のつみれのエピソードも文章にできるなあ、と思った。自分の人生に起こったエモーショナルな出来事を文章にするのは、なかなか勇気と気力がいる。

でも私は、文章にできた時本当の意味で自分の中で昇華される気がしている。もう時効だなあ、と思う。

そう、あれは私が大学3年の時だった。

春休みに訪れたインドのデリーで泊まったゲストハウスのマネージャーと、いつのまにか付き合っていた。

当時私はストリートチルドレンや児童労働の実態を知るべく、現地のNGOにコンタクトを取ってインターンに行っていた。

彼は元ストリートチルドレンでそのNGOの施設で子ども時代を過ごしたのだ。

そんな人が、たまたま予約した宿のマネージャーをしているとは、世界って不思議なもんだ。彼はホスピタリティあふれる青年で、世界中から来るゲストたちをいつもひょうきんなことをして笑わせていた。英語がペラペラで知的な人だった。

ここから先は

2,291字 / 3画像

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

10~20代の人生や進路についての相談を無料で受けています。いただいたサポートは活動の継続のために使わせていただきます!