今の自分ができるまで 1-⑧

私の救いであった先生

三人目

小学校4年生から塾へ行かされていました

何故か私立の中学をお受験することになっていたからです

理由は母が自分の母校に私を入れたかったから。

従姉妹より良い成績を取ると怒られていた自分です、
成績がいいわけがない。

ここだけの話、従姉妹たちの成績は平均以下でした(笑)

成績が上がらない私は、塾をたらい回しにされました。
成績が上がらなければ、評判の良い塾への繰り返しです。

母は、塾に入れれば成績が良くなると思っていたみたいです。

ですが、勉強ってそう言うものではないですよね ^^;

小学校6年生、母校に入れられない成績に焦った母は
私に家庭教師をつけました。

その家庭教師の先生もどんどん変わっていきました(笑)

四人目の先生だったと思います。

ものすごく美人で今までとはちょっと違う雰囲気の先生が現れました。

この先生が三人目です。

この先生は何か特別な言葉をもらったとか、そういった記憶はないのですが
強いて言うならば、横にいてくれた。でしょうか。

当たり前に名前を呼んでくれて

私が発した言葉に無視もせず、クスクス笑うこともなく

私の成績を上げるために、私を中心に考えてくれました

寄り添ってくださったのです。

私の存在を現してくれたのです。

この人になら、この先生になら

私の気持ちを言葉にしていいのだ

私の望みを伝えていいのだ

頼っていいのだ

存在を現していいのだ

この時の先生は大学生で
担任の先生や音楽の先生とは違い

身近で笑い合えるお姉さん的な存在でした

私の成績はぐんぐん伸びましたし

算数が面白くてたまらなくなりました

が、受験には間に合わず、母の母校には不合格

母の期待に応えたかったわけではなく
先生の期待に応えられなかった自分に悔しさを覚えました。


続く


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