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ようこそ新しい私。「私が変わったきっかけの2冊」


安直かもしれないけれど、
昨日までの私と
今日からの私は
見える景色が違う
物理的に24時間が経過したとかじゃなくて
きっかけは、2冊の本との出会いでした。


こんにちは桜です。
読後感って、十冊十色。
スッキリしたり感動したり、
ジーンとしたり感心したり。

私もこうしちゃいられないとか
新たにやりたいことが生まれた!とか
人生まだまだこれからだ、
いや可能性しかないじゃんと
最近そう思わせてくれた2つの作品を
今日は紹介させていただきます。

何かの参考になれば幸いです。

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『90歳セツの新聞ちぎり絵』
(木村セツ 著)


なんと2019年から始めた新聞を用いたちぎり絵が、有名百貨店のお歳暮商品カタログの表紙に採用された92歳の木村セツさん。

ちょっと情報が多すぎるけれど、とにかく才能あるチャーミングな方がいるとツイートで知り早速こちらの本を読ませていただきました。

いくつになっても夢は持っていいし、いくらでも変わっていいと頭では思っていた私。でもその上をいく事実に衝撃をうけたんです。だって、セツさん“今”が楽しいんだもの。

まだ半分くらいしか生きてない私は、この本を読んで温もりとその前向きなパワーを全身で浴びたんです。えっ、じゃあまだまだこれからじゃん私って。

拝見した作品は愛らしくてあたたかい。作り手の人柄や経験を映し出す鏡のようなそれと、今までの人生についてや ちぎり絵の作り方まで記載されています。ちなみに、ひよこの作品がお気に入りです。

これは誰かに伝えたい。そう思ったところ丁度ポストカードが発売予定とのこと。早速コロナで長らく会えていない両親へ、定期的に近況を書いて送る用に予約しました。すっかりセツさんのファンです。


『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』
(三宅香帆 著)


2冊目は、スバリ「本の読み方」を知れた本です。カズレーザーさんが本にも芸術作品にも当てはまるとTVでおすすめされていて早速拝読。

必要な武器を手に入れて、もう世界がバーンと広がりました。「ちょっとこれ高校生で読みたかった」の百貨店。自宅にいながら、まるで作者が隣にいてレクチャーを受けれるよう。ナニコレ最高な本です。

まず共感の嵐だったのは、私がこれまで挫折してきた本ばかりが取り上げられていたことです。

今までだったら言葉として、大変令を欠く「苦手だな。好きなタイプのお話ではないかも。」なんて思うことも、今日からの私はもう思わない。

恥ずかしながら昨日までの私は、作者の想いに気付かずに“読む”ことを分かっていなかったんだ。無知の知の世界。絵本ではわりと背景を理解していたのに、小説ではそれが出来ていなかったと実感。

たとえば、食べることが大好きな私はリアリティある食事シーンがこの小説には出て来なかったなあなんて感じたあの作品。はい、もう恥ずかしい。出て来なかったんじゃない。あえて書いていないんだよ。だって必要ないから。引き算だよ。ってね。

ありがとう三宅香帆さん。
ありがとう笠間書院さん。

みなさんツイートもしましたが、
この本ヤバいです。
ただでさえ読書好きで積読が減らなくて
子育てしてるから1日50時間欲しいのに、

苦手な本が、無くなる予感。

とりあえず今は古書店に行ってはいけない
気がしています(笑)。


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このように今週は、立て続けにいい本に出会いました。この歳でよし!なんて思うことが出来て嬉しいです。そして今、ご想像通り読みたい本だらけです。


あなたにも素敵な『きっかけ』がありますように。





お読みいただきありがとうございました。











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