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自分の環境に納得できなくても、粗末にしなくて良かった

20歳、社会人スタートと共に大きな挫折を経験した私へ、「とにかく前に進み続けてくれてありがとう」と言いたいです。
苦しくても、手探り状態でも、なんとか前に進もうとしたおかげで当時では想像できなかった経験をたくさんできました。


私は今、母であり妻であり家庭を守る立場ですが、同時に社会ではまだまだ学びの身として日々奮闘しています。
私の学びの場は星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート。

経験・知識豊富な上司や先輩と、未来に向けて全力疾走中のキラキラ輝く若手メンバーから刺激を受ける毎日を送っています。
「母親だから」とか「40歳過ぎたんだから」という限界にとらわれず、いつになっても前を向いて過ごせる環境に巡り会えたこと、とても幸せだな、と感じます。

20歳の挫折=就活の失敗=自分を認められなかった

数十社を受けた就活活動、内定をもらったのはたった1社でした。
社会から「あなたは不要だよ」と言われた気分でした。
しかも唯一の就職先は私が苦手とする業種。(因みに私は人見知り)
内定の辞退も考えましたが、「新卒として会社に育ててもらえるチャンスは今しかないんだから、経験の一つとして入社してみれば?」と父からの言葉を受け、とりあえず入社。 約2年間勤務しました。
最初の1年はとにかく辞めたい、でもやりたいことがない、転職できるほど力もない、、のネガティブ要素ばかりでとにかく苦しかったです。
自分がどんな仕事をしているのか、恥ずかしくて人には言いたくない気持ちでいいっぱいで、劣等感にあふれていました。

前を向き始められたきっかけ

後ろ向きな日々を送っていましたが、そんな毎日に目標を設定できたのは社会人2年目(21歳)頃でした。
当時の環境から脱する為、カナダへのワーホリを決めました。
・辞めたいけど辞める理由が見つからない、そんな不甲斐ない自分とさよならしたい
・これからはしっかり前を向いて進んでいきたい
そんな思いからの決断でした。
嫌だった仕事も、「ワーホリの為の貯金」という目的が出来たことによって気持ちの負担が軽減された気がします。
(それにしても、英語が得意だったわけでもなく、海外文化にもさほど興味がなかった私が海外生活を送るなんて、、よくそんな無謀な挑戦したな笑)

ブラジル、メキシコ、台湾、ポーランド、日本から来たホームメイトたち。

どん底を経験したからこそ沸き上がった行動力

20歳当時を振り返って、「またあの生活に戻りたいか?」と聞かれれば即答で「NO!」
だけど、20歳で挫折を味わったからこそ、その後の人生が思わぬ方向に進んだと思っています。
「私はこれからどんな人生を送るんだろう」「劣等感ばかり抱えた人生なんて嫌だ」と自分なりに必死でもがき続けた日々が、私自身を変える為には必要だったんだな、と。

少しずつ芽生えてきた自信=自分と向き合えた

1年間のカナダ生活の後はアメリカ系航空会社に入社し、地上職スタッフとして成田空港で働きました。
(チェックインとか、搭乗手続きが主な仕事です)
「日常生活レベルの英語力はある」と過信して入社しましたが、仕事となるとまだまだ私の語学力では追いつかない場面も多々ありました。
私の発音が未熟で伝わらないこともあったし、クレーム対応時に語彙力が足りず正確に状況を伝えられなかったり、、、
「R」「L」の発音を真剣に意識し始めたのも仕事を始めてからでした(笑)
自分の語学力の稚拙さに落ち込む事もありましたが、
【海外ドラマを見まくって新しい言い回しを覚える=お客様のご案内時に使ってみる=通じた、嬉しい!】を繰り返し実行していました。
同僚の英語表現を参考にしたり、とにかく以前出来なかったことが少しずつ出来るようになることが楽しかったです。

学びと遊びに全力投入していた頃

エアライン勤務をきっかけに行くようになった海外旅行も、フライト・ホテル・現地ツアーは全部自分で探して手配しました。
(主に自社便を利用していたので、フライトの予約は自分で作成。何時着だと効率よく観光できるかな~とか考えながら予約を作るのが楽しかった)
「やりたいことだけをしたい!」というわがまま旅行が多くなったことで、旅行そのものだけではなく、行く前の「調べてプランを立てる」ことも好きになりました。
以前住んでいたカナダ・トロントにも一人で遊びに行ったりして、「フラッと海外に一人旅する自分」にも酔いしれていました(笑)

安くて美味しい、torontoに住んでた時はよく買ってたTimHortonのココア
Torontoといえばstreet car.
運行中にも関わらず、ドライバーさんが普通にコーヒー買いに行ってたな。
乗客はその間待機(笑)

ビジネスクラスにも乗り、身の丈に合わない経験もさせてもらいました。

確か777だったような(覚えていない笑) 搭乗後とりあえず足を伸ばしてみた
cockpitにて。ピンボケ過ぎる🤣

20歳の私にありがとう

今、星野リゾートで勉強の毎日を送っています。
少しでも自分の成長幅を広げられるように、自分なりに出来ることを模索中です。

星野リゾートに入社後、仕事にどう向きあうべきか悩んだ時に読んだ本

今も尚、限界を決めずにまだまだ自分探しをしたいと思えるのは、20歳の時に涙を流しながら踏ん張った自分がいたからだと思います。
あの時、「嫌だから辞める」の選択をしていたら確実に今の私には繋がっていません。
20年前には想像もできなかった人生を歩めたのは、当時の環境を粗末にしなかったからだと思います。
(もちろん、細かく振り返れば日々の生活でもっとこうしておけば良かった。。という反省点は無数にありますが笑)

今後も、「なんで上手くいかないんだろう」とか「どうして私ばかり」などネガティブな感情を抱くこともあると思いますが、投げださずに向き合っていきたいと思います。
【今後の目標】
60歳を迎えるまでのこれから20年間で、今では想像もできないような素敵な経験をたくさんし続ける!

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