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《七十二候》鶺鴒鳴‥せきれいなく

『鶺鴒鳴‥せきれいなく』
          9月13日から18日頃


少し早起きした朝に
ピピピピピピ‥
チチチチチチチチ‥。


どこからともなく聴こえてくる
鳥のさえずりに耳を傾ける時間。



心に余裕がある日のスタートは
とても清々しく心癒される時間です。


鶺鴒鳴‥セキレイなくとありますが
この時期だけでなく、セキレイは一年を通し見かける鳥です。


その中でも秋の澄んだ空気は
セキレイたちにとっても爽やかで
心地よく過ごしやすい季節なのかもしれませんね。




スズメの仲間でもあるセキレイの高い鳴き声は皆さんの耳にも馴染みのある声では
ないでしょうか。


そして、首をひょこひょこさせながら
ちょこちょこ歩きで、尾をフリフリ‥。
とてもかわいらしいしぐさを見せてくれます。


長い尾を上下に振りながら歩く姿から
「石たたき」「庭たたき」などと呼ばれたりもするようですが


もっと愛らしい名前‥


石ピョンピョン
庭ひょこひょこ‥笑。
なんて名前がいいなぁなんて
個人的には思ってしまうほど。




日本で見られるセキレイ科は
「キセキレイ」「ハクセキレイ」
「セグロセキレイ」の3種です。



キセキレイ


胸からおなかにかけて黄色いのが特徴


珍しい野鳥ではないので、見かけたことある方も多いのではないでしょうか。


わたしは、これまであまり意識してこなかったので残念ながらその存在に
気づかず過ごしていたようです。

夏羽では
黄色い部分がより鮮やかになるとか。
今わたしが一番会いたい鳥かもしれません。



ハクセキレイ



セキグロセキレイとよく似ていますが
頭から背が灰色か黒。お腹は白く
目の下まで白いハクセキレイ。


昨晩、この記事が書き上がらず‥
今朝は早起きをしたのですが

早朝の窓の外からチュピチュピ♪と聞こえ
もしかしてこの声は‥!!と思い
慌てて窓を開けましたが


その姿は見えずガッカリ‥。


でも、声だけでも
十分癒し効果抜群です。笑


セグロセキレイ



冬になると背中が灰色になるハクセキレイと
くらべ
一年中背中が黒いセグロセキレイ。
まさに名前の通り背黒。なんですね。

目の下の頬も黒いです。

様々な場所で生息するハクセキレイに比べ
少し警戒心も強く
田んぼなどの水辺で観察されるようです。


いつか‥ピチュンピチュンと
会社の玄関近くに遊びに来ていたセキレイは
今思えば
ハクセキレイだったのかもしれません。


今度はもっと注意深く観察して
出来れば「一枚いいですか?」と。笑
撮らせてもらいたいなぁなんて
思っています。


              るんphoto



そして、今回はじめて知ったのですが
誕生日にちなんだ『誕生花』が
ありますが、鳥にも「誕生鳥」そして「鳥言葉」があるようです。


セグロセキレイは
3月30日の誕生鳥で、鳥言葉は『適材適所』。


誕生石、誕生色までは知っていましたが 
鳥にも存在するんですね。


ちなみに3月31日生まれのわたしの
誕生花はイチゴ。



誕生鳥はアオサギ。
鳥言葉は「若さ」。笑



誕生色はストロー。


知っているだけで
ちょこっと楽しい。


新しい知識は未知への扉を
開けてくれます。







七十二候に触れるようになり
こんな風に、鳥にも興味を持つようになり


鳴き声が聞こえれば足を止め
キョロキョロしてしまうほど。


アンテナをピンと張ることで
それまで見えていなかった景色や
事柄、物などが
色を持ち存在感を強めるような気がします。


たとえば今のわたしなら‥
カメラを持ったことで



いつもなら景色に同化され
素通りしていた道のあちらこちらに
被写体があることを知りました。


                るんphoto



外壁を伝う葉っぱもとても魅力的に
思えたり。


               るんphoto



これまでとは、また違った視点で
物を見れるということは


また違った自分に逢えるようで
心が躍ります。


次のお休みには何に会えるかな。
休日がこれまで以上に
楽しみになりました。


すぐそばにある宝物‥。
皆さまの瞳にも映りますように。




                るんphoto




今回の七十二候に使用している写真は
写真AC+るんphotoを使用しています。








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