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【中級】スマートウォッチを買う

【中級】編の投稿です。中級のターゲットは、依存症の自覚があって、生活の質が低下してきている人です。

そこそこ先行投資が必要ですが、スマートウォッチを買ってスマホに連携させる、というのはスマホ断ちには一役買います。
「スマホになるべく触らない」のがスマホ依存脱出の奥義なわけですが、とはいえ必要な電話には出ないとなりませんし、常にスマホの電源をオフにしておくわけにもいきません。社会生活に影響が出てしまいます。

そこで、スマートウォッチを買って、「電話の着信だけスマートウォッチに通知させてもらって、スマホは電源を付けたまま引き出しかどこかにしまっておく」というのはいかがでしょうか?

私も偏見から、「スマートウォッチなんて買ったところで、逆に運動依存症になるのでは?」と思い込んでいたところがあります。

ところが、家族がしばらく使っていて、なかなか良さそうだということで、購入。
数ヶ月経ちましたが、「もっと早く買えばよかった……」と思っています。

スマートウォッチは機能が少ないのがいい!

なるべく多機能を、とあらゆるデバイスは進化を続けてきたのに、あえて少ない機能を望むというのは、何だか倒錯しているようにも思えます。
ですが、私たちは脱スマホを志す、スマホ中毒者・ネット中毒者。

例えスマホに万歩計やGPSトラッカーが入っていたとしても、それをアプリで確認するついでに、他のものも見たくなってしまいます。ああ、あまりにも弱い意志!

その点、スマートウォッチに依存になるようなものはあまりありません(運動依存症を避けられるのであれば)。

運動不足解消にも効果的

スマホ中毒・ネット中毒のきっかけのひとつに、運動不足があります。
また、スマホ・ネットのような軽度の依存に限らず、薬物やアルコールなどの物質依存からの離脱にも、運動療法は極めて効果的です。
精神疾患の治療で最もローリスク・ハイリターンを得られるのは、定期的な運動習慣です。
朝から晩まで読経・座禅・掃除・また座禅・読経と毎日毎日身体を使いまくる禅僧の精神が不安定というのは、あまり考えにくいですよね。

かたや私たちは、テクノロジーが発展するにつれて、どんどん動かなくなっています。
洗濯もボタン一つ、買い物も宅配スーパーが玄関まで届けてくれて、水汲みなんてのもせず、室内の蛇口をひねれば全く苦労せず飲み水が出てきます。
これらの技術革新はありがたい恩恵である一方、その結果として私たちは身体を動かさなくなり、空いた時間をスマホやインターネットに吸い取られています。

先人が苦労して成し遂げたこれらの技術革新は、テック企業に暇な時間を吸い取らせるために行われたのでしょうか?

まぁ、そんな御託はともかく、現代人は1日8000~9000歩くらい歩くのがオススメです。できれば、週に3回程度、30分以上の息が切れる/汗が流れる程度の運動をすると、なおよしです。
歩きすぎても効果は頭打ちで、それよりは運動の習慣を継続するのがより好ましいです。

スマートウォッチは運動習慣の継続に役立ってくれます。
在宅勤務者や、座り仕事が多いホワイトカラーには、1時間以上座ってると「座り過ぎ!」とバイブレーションを与えてくれる機能すらあります。
座り過ぎは座れば座るほど寿命が縮むことが知られています。

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