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不登校の子どもにイライラ・・・そんなときどうする!?

みなさん、こんにちは。
臨床心理士のさとうです。

突然ですが皆様、不登校である我が子にイライラしたりモヤモヤしたり
負の感情に飲まれてしまうなんてことありませんか?
「学校に行きたくても行けない」「子どもも苦しんでいるんだ」「今は我慢する時なんだ」
と思っていても

「放っておいてくれ!」「うるさい」「学校なんて行く意味わからない」
なんて言葉が返ってきたり、家の手伝いをせずダラダラ過ごしている、ゲームやYoutube漬けの毎日を送っているのを見ると・・・・

流石に怒りのスイッチが入ってしまうことありますよね。

安心してください。カウンセリングに来られる親御さんの大半は同じように悩まれています。

かといって・・・感情任せに怒鳴ったところで事態は好転せずむしろ悪化してしまうことの方が多いです。
親子関係がギクシャクすると不登校の状態がさらに悪化・長期化してしまうことなんてよくある話です。(悲しいことですが・・・)

その「怒り」どこから!?

実は怒りという感情は単独では出現しない感情だと言われています。
そのため「第二感情」と呼ばれています。
第二感情があるのですから「第一感情」ももちろんあります。
では「第一感情」とは何か・・・?それは・・・

1.悲しい
2.辛い
3.寂しい
4.不安
5.心配
6.疲れた
7.焦り
などの感情です。

  1. 明日は「行く」と言っていたのに当日行けなかった。期待していたけど裏切られた気持ち(悲しい)

  2. 笑顔を見たい、少しでも楽しい学校生活を送ってほしいけれどそれが叶わない(辛い)

  3. 少しでも辛いことや何があったのか聞きたいのに話すらしようとしてくれない(寂しい)

  4. 放っておくと卒業まで学校へ行かないのではないだろうか(不安)

  5. このまま勉強もせずYouTubeばかりの生活を続けて大丈夫なのだろうか(心配)

  6. 親だけが子どもために色々と考え行動しようとしているのに子どもは何も動こうとしない(疲れた)

  7. 内申点や受験、留年について考えると残りの時間がない!(焦り)

このような第一感情が潜んでいるのです。
「怒り」を抱いている状態ではこの第一感情は見えにくくなってしまいます。

結果「なんでそんな嘘つくの!」「このままでいいと思っているの!?」「つべこべ言わず学校へ行きなさい!」といった声かけとなって「怒り」を放出してしまいます。

あなたの抱えている「第一感情」は何?

「イラ」っとした時、第一感情は何か少し考えてみてください。
悲しい気持ちだった場合
「明日は行くと言っていたのに行かなかったから裏切られたような気持ちになってお母さんは悲しかった」と伝えてみてください。

ここでのポイントは「誰が」の主語をきちんと入れることです。
「お母さんは」「お父さんは」などの主語を入れ、自分自身の感情をまっすぐ伝えてみてください。

最初はなかなか難しいかと思います。
私も自分の怒りの第一感情を客観視できるようになるまで時間がかかりました。
けれど第一感情を素直に相手に伝えることで、相手と衝突することも少なくなり
コミュニケーションも円滑に行うことができる
ようになりました。

「怒り」の感情は自律神経にも大きな負担を与えます。
親御さん自身が体調を崩されないためにも
ストレスを軽減するためにも、ぜひ一度試してみてください。

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