サイクリングロード
サイクリングいいな、と思ったきっかけは岡山の吉備路サイクリングロードである。
岡山で一人旅をしていた。もともとサイクリングをしようと思っていたわけではなく、近場で何か楽しそうなものないかなと現地で見て回ってる中で出会ったのが「吉備路サイクリングロード」だった。
岡山市内・倉敷といった二大観光地を観光した後だったので、サイクリングロードのスタート地点の総社駅に着いたときにはもう15時過ぎだった。
画像 総社駅周辺の地図。薄赤線が吉備路サイクリングロードを示している。(スタートは現在地の総社駅)
総社駅近くにあるレンタサイクルでシルバーの自転車を借りてを出発。レンタサイクルの人には「今から総社駅を出発すると、返却期限の18時にまでにゴール地点の備前一宮駅につくのはぎりぎりになるかもしれないね。」と言われた。言われたとおり、後にぎりぎりになる。
吉備路サイクリングロードをスタートした訳だがここから先は、言葉で説明するより実際に撮影した画像をのせたほうが雰囲気が伝わるだろう。
画像の説明をしながら、時系列順に画像をのせていく。
レンタサイクルで教えてもらった「ここが道の分岐点なんだけどわかりにくいから注意してね」と教えてもらったアルバムを撮影させてもらったもの。吉備路サイクリングロードは、途中、吉備高原自転車道とも接続しておりそれが画像Dで説明されている(後に引っかかる)。
漕ぎはじめ。雲ひとつない快晴で自転車を漕いでいて爽快だった。これはお米の畑。サイクリングロードの序盤はお米の畑にずっと囲まれている。
借りた自転車とともに記念に一枚。
太陽が少し眩しい。その眩しさも心地良い。この一本道が吉備路サイクリングロードである。
少し景色が変わって、稲が既に刈り取られた畑。雲も絵になるなあ。
少し進んだ。稲がたわわに実っていて、実りの秋まっさかりといった風景である。
右手に塔が現れた。
近くにコスモスが咲いていたので、塔と一緒にぱしゃり。
塔は寺社内にあるようだ。近くから塔を見るために一旦自転車を止め、自社内を散策することにした。
備中国分寺内を散策。さっきから見えていたこの塔は備中国分寺五重塔という名前のようだ。立派な太い松も植えられていた。
備中国分寺の散策を終え、先に進んでいくと古墳を発見。
ふむふむ、造山古墳というのか。レンタサイクルの返却時間が少し迫ってきたので、今回は古墳の散策は残念ながらスキップ。あとでグーグルマップで確認しておこう。
夕暮れになってきた。
カラスも飛んでいる。東京じゃカラスの群れを見る機会はないから久々に見た。
どこかもの寂しい景色にもなってきた。
日が落ちる直前。急いでいたので上手く撮れなくて画像が少し斜めになっている。
この辺りは完全に迷子になった頃。写真の大きな赤い鳥居は、備中高松駅を代表する大鳥居(高さは25mくらいある)である。
この大鳥居を目にしたことで、吉備路サイクリングロードではなく途中から吉備高原自転車道(別のサイクリングロード)に入ってしまっていることに気づいた。この後必死にリカバーを行う。
サイクリングロードの間違いに気づいて、リカバーしてもとの道に近づいてきた頃。返却期限ぎりぎりだったので非常に急いで撮影したが、今回の吉備路サイクリングロードの中での一番の風景はここだった。上手く取れていないのが悔しい。この時ばかりはいいカメラでこの景色を撮影したら、どんなものになるんだろうかと思った。
ゴールの備前一宮駅に返却期限18時ぎりぎりに無事到着。管理人のおじいさんに自転車を引き渡してレンタサイクルは終了となった。
帰りの電車まで時間があったので、近くにあった吉備津彦神社に徒歩で訪れることにした。入り口からなんだか雰囲気がある。
閉門が18時頃だとネットには書かれていたがこの日は18時過ぎてもまだやっていた。提灯のあかりが雰囲気をより一層引き立てている。
階段をのぼり、先程の提灯を少し上から撮影した写真。
吉備津彦神社で撮影した松と月の空写真。なんてことない写真だけれど現地で見ると見入ってしまうような風景だった。
そろそろ帰りの電車の時間なので、吉備津彦神社から備前一宮駅に戻ってきた。備前一宮駅には桃太郎のイラスト看板があった。
駅のホームから撮影した夜空。左上の白いのが月。夜空を眺めているだけで時間つぶしになった。
以上が吉備路サイクリングロードの思い出である。
吉備路サイクリングロードの景色がなによりも素晴らしかった。岡山のイメージが「景色がきれい」に変わったのもこのレンタサイクル体験からである。
ツイートにも書いたが、吉備路サイクリングロードでのレンタサイクルは忘れられない思い出となった。
またこのような体験ができるなら、他のサイクリングロードにも足を運びに行きたいと強く思うきっかけとなった。
ありがとう、吉備路サイクリングロード。
※この吉備路サイクリングロードを含めた西日本旅行の全貌ははてなブログの記事にまとめている。もし興味がある人がいれば見ていただけるとうれしい。