人は1人で生きていけない。だから今生きているということは、とてつもなく愛されているということ
美しいこの地球という星に何故か生まれたわたしたち
生まれたのが地球じゃなくてもよかったはずだし、もしくは生まれなくても良かったかもしれない
それでも、私たちは地球という同じ船に乗った
この星で、奇跡の確率で生まれ落ち、
はたまた同じ時代に生きる、この類まれなる特権
それは日常規模で考えたら相当もろいものに見えるかもしれないけれど
宇宙規模で見たら運命だとか奇跡だとか、そんなことばでしか言い表せないと思う
(チープなドラマやメディアが多用するせいで大分胡散臭い言葉になってしまった。言葉の取り扱いには気をつけてもらいたい…)
その中で、今生きているということは
必ず誰かの愛を受け取って生きているということなのだ
ひとは1人で生きられない
だからこそ周りの愛によって支えられて生きている
特に赤ん坊時代、あのか弱くすぐに壊れてしまいそうな時代を、周りの愛とサポートによって切り抜け
いま、いろんなことで思い悩めている私たちは相当な贅沢者なのかも。
知らぬところで、知らぬ間に支えられている
知らぬところで、沢山の人に愛されている
敬愛なる谷川俊太郎氏の大好きでたまらない詩がある↓↓
朝のリレー
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球で
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交換で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
ひとりのようにみえて、実は自分が送った一日を、誰か知らない人が受け止め、新しい1日を築いている。
それは、自分が生きた証拠を紡ぎ、誰かが生きた、という証を紡いでいくことなのだと思う。
わたしたちはみーんな繋がっている
We are all connected to each other.
だから、安心して寝よう
これから朝を迎える少年がまっているよ
僕のした単純作業がこの世界を回り回って
まだ出会ったことのない人の笑い声を作っていく
(Mr.Children/彩り)
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