#2000字のホラー
一年後、ユウコとレイコ......
「ここってさ……」
恐る恐るゆっくりと辺りを見回しながら、ユウコは言う。
「何? やだ、何かあるの?」
怖がり屋のレイコは小さく身震いしながらユウコの左腕を掴むと身を屈めた。
「去年あの事故があった場所だよね」
「えっ、あの事故?」
二人は学園からの帰り道、丘の中腹にある駅舎のホームにいる。もうすっかり日は沈んでいた。
「ほら、演劇部の副部長してた子が走って来た電車に飛び込んで自殺したところよ」
「ここってさ……」
恐る恐るゆっくりと辺りを見回しながら、ユウコは言う。
「何? やだ、何かあるの?」
怖がり屋のレイコは小さく身震いしながらユウコの左腕を掴むと身を屈めた。
「去年あの事故があった場所だよね」
「えっ、あの事故?」
二人は学園からの帰り道、丘の中腹にある駅舎のホームにいる。もうすっかり日は沈んでいた。
「ほら、演劇部の副部長してた子が走って来た電車に飛び込んで自殺したところよ」