【セルフ・コンパッション】あるがままの自分を受け入れる#01
失敗したり、挫折したりした時に、必要なのは?!
それは、自分に対して寛容になる「セルフ・コンパッション」である。
1.セルフ・コンパッションとは?
わかりやすく言うと、「自己肯定感を高める」
ということ。
セルフ・コンパッション=自分への思いやり
挫折を味わった後に、自分自身の幸せと回復のことだけを純粋に考える。
自分には価値があるという感覚を生み出す。
2.セルフ・コンパッションのレベルが高い人の3つの行動
①自分の失敗や誤りに対して批判せず、寛容
②人は誰でも失敗するということを受け入れる
③しくじったり、目標を達成できなかった時に、残念な気持ちになることを受け入れるが、マイナスな感情に支配されない
自己改善に重要な条件の一つは、
自分の現在地(自分の強みや限界)を現実的に評価すること。
このような人は、自分の弱みに向き合ったり、スキルの向上、悪い癖の改善に取り組んだりしようとする傾向が強い。
3. セルフ・コンパッションの効果〜マインドセット
セルフ・コンパッションの効果は、失敗や挫折からの立ち直りを助けることだけではない。
成長マインドセットを支えることへの効果もある。
◉「固定」マインドセットを持つ人
→性格や能力は石に刻まれたものだと捉え、今の自分も、5年後の自分も本質的には同じだと信じている。
(生まれつきなのでどうしようもない)
◉「成長」マインドセットを持つ人
→性格や能力は伸ばせると捉え、改善しようとし、努力や練習を重ねてポジティブで楽観的。
(努力によって変えられる)
セルフ・コンパッション、成長マインドセットによって、自分を成長させるために努力をするようになる。
◉「固定」マインドセットがある人
→そのような努力は意味がないととらえる。
◉「成長」マインドセットがある人
→マイナスなことがあった後、改善努力を続けようとする意思の強さを示す。
本当の自分に忠実に生きることは、モチベーションや活力を向上させる。
多くの人は、職場での行動規範が自分に合わない、周りに悪く評価されることが怖い、、、、といった理由で本当の自分を押し殺して働き続けないといけないと思っている。
しかし、これをセルフ・コンパッションがサポートしてくれる。
自分自身に対し、寛容さや理解を持ち、批判的にならず接すると、周りの批判に対する恐れが和らぎ、自分らしさを出すことができる。
セルフ・コンパッションのマインドセットは、周囲にも影響を与える。
自己への思いやり=他者への思いやり
思いやりの好循環が生まれる。
4.まとめ
セルフ・コンパッションは学んで伸ばせるスキルである。
3つの行動(①自分の失敗や誤りに対して批判せず、寛容 ②人は誰でも失敗するということを受け入れる ③しくじったり、目標を達成できなかった時に、残念な気持ちになることを受け入れるが、マイナスな感情に支配されない)を検討してみて、うまくいっていない場合、自分自身を「親友か恋人や家族」だと思って、言葉をかけてみる。
自分自身に対してよりも、他者に対しての方が優しい言葉をかけれる。
〈参考: セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 〉
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