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小説2

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小説2を書いてみての感想(自分で考案したい方は見るのを推奨しません)

ごきげんよう、さきすみです。

皆様お久しぶりです。今回はこの小説を書いてみての感想を述べたいと思っております。
わたくし的には結構良好な出来だと思っております。
二日で書き上げた割には上手くいったなぁと思っております。
わたくしの専門学校時代の思い出執筆よりは良い出来だと自負しています。

何故彼がこう思ったかとか、何故死んだのかとかはあの深くは解説いたしませんので、考案してください。勝手にどう

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小説2、最終回

「君はもうどうしようも無いんだからねぇ。君は僕に深入りしてしまったからさぁ。」

確かにもう遅い気はした。頭は普通な気がしているけど、もう彼の傘下なのだ。
僕は侵食されていくのか。そうだろうな。彼を信じすぎた。彼は人間ではないのだ。

彼は微笑みを浮かべていた。僕はもう終わりが近づいているように感じた、自分はまともに頭が働かない。

王さん、王さんがそこにいるような感じがする。僕を助けてくれ、、、

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小説2、  9

僕は王さんに自宅に戻るよう促された。
僕はしぶしぶ家に帰ることにした。あんなに叫ばなければよかった、そう思った。

僕は普通に寝て起きた。何故か知らないが今日は悪い日だろう、そう確信した。自分の最期はかっこよく死にたいだろう。蓮さん僕を苦しめないでくださいね。信じていますから。僕は最高に弱気だった。

僕は出なければ、家から、出なければ、幸せなのに、外に出かけようとしていた。僕の心も頭も、(心と頭

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小説2、  8

「今日は僕疲れているみたいなんだ。先に帰らせていただくよ。僕の言動が冗談かどうかは君が決めるといい。君はとても迷っているね。
君は顔に出やすいんだねぇ。とても純粋でうらやましいよ。僕は何もかも信じられなくなってしまってねぇ、今の君のような状態だよ。まぁ、ははは、それはとても楽しいよ。昔は君のような存在だったのかもね。君は昔の僕を見ているようだよ。とても壊れやすくて儚い。
君もそう、いつか分かるだろ

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小説2、  7

僕は家から離れて公園を歩きながら柊さんについて考えたんだ。

何故彼は死ななければならなかったのか。僕は彼の手記を読んでも、真実にたどり着けないような気がしていた。蓮さん貴方は何が目的なんだ。

僕は湖を眺めていた。とても澄んでいるなぁ。冷たい水を飲んでいた。
王さんは何故、長生きしたいんだろうな。それだったら、僕なんかの手伝いをしなくていいのに。長生きなんてできやしないよ。蓮さん、彼に取りつかれ

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小説2、  6

「柊さんは当時若かったですよね」

「俺が20代だったから、柊は10代だっただろうな。10年ちょっと前になるのか、結構経ってしまったんだなぁ。
あぁ、そうだ。柊の墓を作ってあげないとなぁ。お前、俺と柊の墓づくり手伝ってくれるか?これでもさぁ、大事な友人だったんだよ。短かったけどな。」

「はい、是非手伝わせてください。」

僕たちは家から出て歩いていた。

「そうだなぁ、柊は本当に人になつかないよ

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小説2  5

僕は早くから、家を出た。
少し怖い気がする。あそこはもう廃墟になっているのではないかな。
見た感じもう古そうな建物なんだけれど、彼の家だったのか。
ただの物置だと思っていたさ。
僕の家とこの森は結構離れているんだ。
彼女と会ったビル群を通って、少し都市感が薄れたところに住んでいるんだ。まぁ、ある程度離れていた方がいいだろう、そう思っていた。
誰もそこに近づかないけどさ。立ち入り禁止にはなっていない

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小説2、 4

彼は本当のことを言っているのか?分からない。彼は少なからず、怪しいのは確かなんだ。でも考えてみて、殺しをしたら逮捕されるはずだ。確かに、そうだろう。こんな簡単なところにいるなら、すぐに捕まるはずだ。
噂に収まっている程度では殺しをしたと判断するには難しいだろう。
そして彼はかわいそうな状況に置かれていることは確かだ。
僕にはいい条件だ。殺しもしないと約束をしてくれている。
そして何もしなくていい。

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小説2、  3

「貴女は何者なんですか?僕に助言なんかして、、、貴女に利益なんてないはずなのに、、、僕が殺されるのを、おかしくなるのを黙って見とけばいいのに、貴女は逆に優しくない、僕は貴女のせいで、、、迷うんですよ。路頭に、僕をどうする気なんですか?」

「私はどうしたいかなんてわからない、ただ、貴方は彼に会った。それはとてつもない重大な事実なの。私はどう頑張っても貴方を助けることはできない。貴方が独りで解決する

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小説2、 2

「君は何を読んでいるんだい。」

そう誰かがそう言った。
手記を読むのに熱中していたから、誰かが前に来ていることに気づかなかった。

「あぁ、えーっと、文章ですけど、気になります?」

「そうだねぇ、気になるか気にならないかと言えば気になるかなぁ。君を見ていると何年前の出来事を思い出すんだ。君位に若い頃、僕は友人と遊びに行ったのさ。
合唱している人達を見かけたんだ。友人は遅れるとかいうからねぇ、少

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小説2、  1

僕はいつかある話を聞いたんだよ。
ここで死んだ男の話をさ。
そうだなぁ、二人を殺してしまったんだってさ。
で何も分からずに死んだらしいのさ。
何故彼がその二人の友人を殺してしまったのかは分からないんだよ。
何を考えているかも分からないんだよ。

殺された男の手記が残っていたから、それについて話してみようと思う。
彼は気づいていたのかもしれないんだ。
犯人の男、彼のことはそうだなぁ、Пと呼ぼう。Пは

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