マガジンのカバー画像

留学生活

43
ヘルシンキ大学での留学の様子です。
運営しているクリエイター

#北欧

北欧訓練---Minun harjoitus suomessa

北欧訓練---Minun harjoitus suomessa

形だけの射になるな
と 弓道はいつも私に言った。

形だけのポーズをつくるな
と YOGAはいつも私に言った。

巧言令色鮮し仁
と 母は先日私をメールで諌めた

そもそもそういうの
巧言ならざるを愛し
ていた昔の私の恋人が私に施してくれた躾だが

Anyway

気がつくといつもうっかりくだらないものになり下がろうとする私を
今でもだれかがいろんなところから助けてくれる。

しかし

そんな風に

もっとみる
声援が聞こえる

声援が聞こえる

今、近所の図書館。

光が射して風が抜ける
無線LANが使えるお気に入りの近所の素晴らしい図書館。

今日はどこかのグラウンドからの声援が聞こえる。

メガホンの声とか

節をつけてみんなで歌ったりするああいうやつとか。
歓声とか。

フィンランドの

甲子園?
今日は終戦記念日で父の誕生日で
本当は日記にはたくさんあった最近の変化や挑戦や反省や躍進について
書き綴りたいのだけれど

声援が聞こえ

もっとみる
どこが好きなの

どこが好きなの



数少ない私の行ったことのあるヨーロッパの国々の中でも
フィンランドが一番好きだ

とフィンランドの人に伝えると

ふーん、どこが?とフィンランド人に聞かれる

私は決まって笑いながら

「街に人が少ないところが」

と答えるけれど

ほんとはちがう。

もっとある。

アジア人やアフリカ人に対する偏見や差別がないところや
すべてのトイレが広いことや(すべての場所で車いすの人が使用できるため)

もっとみる
Relaxの言葉

Relaxの言葉

「夏の海がキラキラ輝くように 

 緑の庭が光あふれるように  

 永遠に続く存在を信じます」

マガジンハウスから出版していた
今は休刊となっている
Relaxという雑誌の

昔のむかしのいつかの背表紙に書いてあった言葉。

とても好きで
今も好き。

2008-08 -13

エレキカンテレ

エレキカンテレ

カンテレは

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」にも出てくる
民族楽器だが

近年エレキカンテレというものも存在する。

川沿いのとあるバーのライブにて。

2008-08 -12

入魂SUSHIパーティー

入魂SUSHIパーティー

外国にいる日本人的おなじみの寿司パーティーを開催。

フィンランド人・アメリカ人・アイスランド人と
日本人が腕をふるって
いなりずし、にぎりずし、巻きずし、そしてちらしずし
をつくったのだけれど

一番美しい寿司をつくったのは
フィンランド人だったりした

そんなパーティー。

東京の駒込でシェアハウスをしていたころ
みんなで月に一回ホームパーティーを開催して
毎回たくさんの人がきてくれた
そんな

もっとみる
フィンランドの田舎

フィンランドの田舎



北カレリア地方に行った。

こんな 場所があるのかと 息を

のんだ 朝。

ここに住むということ。空気。

2008-08 -04

Basso Radio

Basso Radio

大学の近くの本屋さんではラジオが流れていた。
92.2MHz Grrove FM

うちに帰って続きを聴きたかったけれど
うちにはラジオがないのでインターネットラジオのBasso Radioを聴く。

時々話すフィンランド語のDJとJazzとインド音楽
は土曜の昼下がりくらい。

番組名 'Lauantaijazzit'
http://www.basso.fi/ohjelma.php?ohjel

もっとみる
サンポ銀行

サンポ銀行

今日フィンランドの銀行に口座を開いた。
Nordea とSAMPOがフィンランドの代表的な銀行だと聞いていたので
留学前から絶対にSAMPOにしようと決めていた。

しかし今日家を出かける直前に
SAMPOは今年情報漏えいのアクシデントがあったということを聞かされ
急遽Nordeaへ。

サンポ銀行だなんて、かわいかったのに。
残念。

ちなみにSAMPOの生命保険会社は
SAMPO LIFE。

もっとみる
フィンランド語浴

フィンランド語浴

そして、大好きなヘルシンキへ再び。

PiとかPaとかやたらと言ってるのに
あまり抑揚がなく
ニワトリみたいな猫みたいな
スーパー難解なのにどうしても憎めない

あのかわいいフィンランド語がまたあちこちから聞こえてくるのが

なによりもうれしい。

私は今フィンランドが大好きなんだ。

2008-08 -01

ⅳ. なぜだかスウェーデン

ⅳ. なぜだかスウェーデン

貯まったマイルを使ってのフライトだったため、帰路は少し遠回りになるが
Goteborgを経由してヘルシンキへ。

Freiburg→Hanburgと来て最後にGoteborgとあれば、
間違いなくどこかのドイツの都市名であろう と思っていた私だが

飛行機が到着したところはなぜだかスウェーデン。

なつかしの
ぬけるような空の青ともりもりとした雲、
青に黄色の十字のスウェーデンの国旗が並ぶ街を2時

もっとみる

Germany

7/14-7/20までドイツへ行ってきます。

フライブルグに住む友達と
ハンブルグに住む友達を訪ねに。

2008-07 -14

そんな日

そんな日

看護婦さんたちと、カラオケ、サウナでビール
というなにか慰安旅行のような金曜のホームパーティーのあと

朝方バスで家に帰る。

霧雨で、しっとりとした冷たさで

毎日見ていたこの昔の船の修理工場は

こう

色のない空のしたが一番似合うんだということを
初めて知る。
2008-07 -13

「孤独は山になく、街にある」

「孤独は山になく、街にある」

フィンランドの人はよく夏小屋へ行く。
夏小屋とは、小さな山小屋のような別荘のことだ。

大概ヘルシンキから離れた田舎の湖のそばに、皆夏小屋を持っており
週末になると車で出かける。
毎週末出かける人もめずらしくない。

ある人は毎年二ヶ月間、夏小屋で一人ですごすと言っていた。

たいていの夏小屋には電気がなく
水道もないとのこと。

誰とも会わず、すごす。

三木清は著書の中でこう続ける。

「孤独

もっとみる