サキモリ

日本の片隅でゲームのシナリオを書いたりしながら生きている。ねことゲームと写真が好き。

サキモリ

日本の片隅でゲームのシナリオを書いたりしながら生きている。ねことゲームと写真が好き。

最近の記事

最近のこと

そんな日常を送っています。

    • 秋の夜更け

      ソーシャルゲームのシナリオ書きを長いことやっているけれど、そろそろ潮時かな。とぼんやり考える。 息つく間もない仕事だし、社内にいれば仕事を選ぶこともできない。 そろそろね、40も近いし、働き方も考えないといけないね。

      • ゆっくり呼吸ができる場所

        お久しぶりのnoteになってしまいました。 仕事が忙しかったり、プライベートで人と会う機会が増えていたりと、理由は色々です。 過去とは地続きで、でもどこか去年までとは違う1年を過ごしています。 趣味にカメラが加わりました。 こちらは東京駅。KITTE の中にあるインターメディアテク。 私が今、1番自分らしく呼吸をしていられる場所。入場無料の博物館です。 古くて美しいが好きな方は是非、一度足を運んでみてください。 あとは鉄道博物館とか。 まだまだ、いろんなものを撮りたい

        • こんなにすごい雨の日は

          人はどこにでも行けるようで、 雨ひとつでこんな狭い部屋に閉じ込められ、どこにもいけなくなってしまうのだと痛感する。

        最近のこと

          言葉の無力さを知る

          何を言おうとしても、どれだけ言葉を尽くしても、私は今この人の力にはなれない。本当の意味で救うことはできない、と思うことが最近あって、人は、言葉は、時に何て無力なんだろう。と何とも言えない気持ちになってしまった。

          言葉の無力さを知る

          QUEENは春の季語

          日差しが暖かくて、すっかり春も深まってきたなというかんじ。 近藤勇の命日を誕生日とする私にとって春は生誕の季節であり、別れの季節。 祖母のお葬式が誕生日当日に行われてギャンギャン泣いた小学生時代のことをふと思い出す。 おばあちゃん、孫は37歳になりました。60歳ちょっとで死んじゃうのは早すぎたよ。 そういえば、GWに合わせて執筆用のデスクと趣味で物書きをしようと思ってゲーミングパソコンを買った。 デスクは、配信者に大人気のIKEA天板。 私の板はカールビーではないけど、横1

          QUEENは春の季語

          主よ、人の望みの喜びよ

          主よ、人の望みの喜びよ

          怖いもの見たさ

          お風呂に入りながら動画見てたら、DJフミヤの事故対応のインタビューが出てきて、ああこの人マジで対応した人だな。っていうリアルさを感じた金曜の夜。うちのゴミ袋は黒だったな。

          怖いもの見たさ

          母親がドアを開ける朝

          まだ実家で暮らしていた頃。 わたしは滅多に母に起こされることのない、寝起きの良い娘だったのだけれど、 春のこの季節だけ、何日か例外の日があった。 「○○さんがね、亡くなったって」 母が私を起こしに来る時は、きまって緊急性の高いニュースと一緒だ。 そう、としか答えられない私と、うららかな春の日差しと沈黙。 ドアが開く瞬間の気配や、少し沈んだ私の名前を呼ぶ声。今も生々しく覚えている。 母親とは比較的仲の良い親子だけれど、私はいまだに母親が朝部屋のドアを開けるのが好きじゃ

          母親がドアを開ける朝

          才能がない

          今から8年くらい前、シナリオライターとしてぽっきりと折れてしまいそうな頃があった。 ちょうど、前の会社を辞めようか考えている頃で、メンタルはもうズタボロだった。 まあまあ過酷な働き方をしていたので、新規ゲームのリリースの時は残業を100時間レベルでこなしていた。 お金より睡眠時間がほしくて、書いても書いても納得がいくものが生まれなくて、 こんなゴミを世の中に出すくらいなら死んでしまいたいとそう思う夜もあった。 今思うと、だいぶ疲れていた。 その頃の私の上司は、ゲーム畑と

          才能がない

          手を振るあなたの美しさ

          仕事の関係で、4年ぶりくらいに出張をした。 いつもは出張といえば新幹線なのだけれど、今回は空路に頼らざるを得なかった。場所がずいぶん遠い場所だったからだ。 ひとりで飛行機に乗るのも久しぶりで、 朝5時過ぎの電車の中では、眠気を感じることもできず、終始そわそわしていた。 ターミナルはどこだったかな。 荷物の重量制限は大丈夫だろうか。 チェックインは、何時からだった? 早朝のほとんど人の乗ってくることのない電車は、私と、一泊にしては小さすぎる荷物、そして期待と不安をのんび

          手を振るあなたの美しさ

          私だけの心のありか

          話がうまいね。と褒めてもらうことがよくある。 あなたがいると会議がスムーズに進むし、後輩たちもよく育つと。 完全に誤解である。私は何でもかんでも言葉にできる方ではない。 ただ、状況をフレーズに落とすのがそこそこ上手いだけである。 元々、鉄道員という仕事をしていたこともあって「起きている事象」「対処方法」を言語化して正しくチームに伝達するという技術が体に叩き込まれている。 事故の事象、現在の状況、復旧見込み。 一分一秒ごとに変わる状況を眺めながら、先輩といかに安全に顧客を動

          私だけの心のありか

          人生のどれくらいの時間を電車の中で過ごしているんだろう

          ぷらぷらと夜の街を歩きながら、ふとそんなことを考えた。今日は曇りだ、あいにく月は見えない。 わたしは元々旅好き・移動好きな人種なので、長時間電車に乗るということにさほどの苦痛を覚えない。高校生の時も、毎朝片道2時間の通学路をのんびり1人で電車に揺られていた。 別に、辺境の生まれでそうせざるを得なかった、というわけでもなかった。 生粋の首都圏生まれ・首都圏育ちである。 ただ、元来の性格なのか、長く人と付き合うことが苦手で、小中と付き合った友達とサヨナラをして、全く新しい人間関

          人生のどれくらいの時間を電車の中で過ごしているんだろう