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報告の悩みがとまらない!2/2 解決編★

こんにちは!悩める看護師です!
最近の悩みは、帰社の途中で、気づいたらあんまり話したことがない先輩の後ろにいることに気づき、後ろからビックリされるのを前提に挨拶するか、息をひそめてその場をやり過ごすか悩みに悩みに悩みすぎる!
結局チキンな私は、息をひそめてその場をやり過ごしました( ;∀;)
こういう時どうしたらよいのかわからない!!
うまいやり方があれば教えてください♪

話は変わりますが、報告へたくそ大臣の私が救急の現場でどう報告上手になっていったかをご紹介します♪

まず前提としてですが

平時の時こそ死ぬほど意識して実践する

これを意識して実践していくことが重要です。
急変対応やイレギュラーなこと、経験数が少ないものを突然やることは誰でもパニックになります。
そんなときでも、報告が型になっていれば「報告をうまくやらなきゃ・・・!」というプレッシャーから解放されて報告のストレスが大幅に改善されます。

どんな報告方法?

私は「SBAR」を使って報告をしていました!
SBARとは
S:状況
B:気になること、情報
A:アセスメント
R:提案

のことを指します。

さらにSBARを中身を明確にしていきました!
わたしは下記の内容を書いて、クリップボードに挟んで報告の時ちらちら見て報告していました!

S(状況) なにが起こっているのか、結論をドストレートに言う


「○○病棟の悩める看護師です。急変 or 状態変化 or 急ぎの報告です。」
・「吐血しコールしました」
・「転倒のご報告です。」
・「血圧低下です」
・「意識レベル低下です」
もちろん患者名や主疾患の情報を伝える必要がありますが、まずは報告する先に優先順位を高くしてもらう必要があります。
正直内容は盛りすぎてもいいくらいです。
救命することが最優先でありオーバートリアージ上等で報告していました。オーバートリアージで文句を言われるかもしれませんが、急変を見過ごして命を落とすより良いし、実際の患者さんの状況を一緒にいたスタッフと振り返ってアセスメント力をつければいいと思っていました。
ここは図々しくこの考えをもつことをお勧めします。最初は勇気がいりますが一歩踏み出せば何を言われても「こちとらプロ意識持って救命するために報告しているんだわ!」という最強のメンタルになります。

B(背景) 疾患と、何時からその状態であるのか報告する


本来のSBARはもっと深い内容を報告しますが、最初はこれだけ報告していました。慣れてきたら何が不安なのかも共有できるとベストです。
血液データや既往歴なども把握しておいたり、すぐみられるように準備しておくのがベストですが、今すぐはわからないこと、調べる時間が欲しいことを伝えられればOKです。
ポイントはわからないことがあっても、調べていることを伝えたりもはや実況中継する勢いで独り言を混ぜつつ、「今やばいんです!」というのが伝わるのをアピールしました。

・「2時間前から徐々に血圧低下してきて、5分前が上が80台です。」
・「コールラインではないのですが、徐々に血圧低下してきています。今はレベルはGCS456ですが、このままレベル低下しないかと思い報告いたしました。」
で花丸満点です。

追加情報を聞かれたら
・「アミラーゼの値は今確認します。今カルテ開きます。お待ちください。」
・「既往歴は今確認します。○日のデータは・・・」
と今調べていることを伝えました。

A: アセスメント


これがめっちゃムズイですが、自分の考えを言う前に枕詞をいれていました!
「ちょっとアセスメントを相談したくて。自分はこう思うんですが、○○さんはどう思いますか?」
「ちょっと知恵を借りたいのですが、、」
「一緒に考えていただきたいのですが、、」


など自分の考えを言う前に、相手の知恵を借りたいです!というのをアピールしてました!もちろん、これは逃げでなく、
平時の時にどんどん相手の知恵を借りて現役度が高い知識をつけること!
②これを繰り返して、どんどん失敗していき自分に足りない部分をあぶりだして勉強する!また再アセスメントをして報告する!

これを繰り返していけばアセスメント力もついていきます。怒られる恐怖もありますが、前提として相手の知識を借りることが目的なので経験値を積むと思って勇気を出していきましょう!

R:提案 やってほしいこと、次の1手を言ってみる!


提案ですが、まず報告の段階でピンと来ているものがないでしょうか?
看護師として何か感じているものがあるから報告しなきゃ!と思えているのではないでしょうか??
・なんかやばいから報告したほうが良いのでは?
・患者さんの状態が明らかに前よりも違う
・なんかざわざわする、胸騒ぎがする
・先輩や先生と情報共有したい、耳に入れときたい

最初は、これこそが提案であり、これを言って相手が「なんかやばそうだな」と思えたら勝ちと思っていました。次の一手を一緒に考えてもらえるようにしていました。
アセスメントの時、同様に、なぜその案に至ったのかを先輩や医師に聞いて経験値を積んでいました♪
ただこの考えは最初だけです!
この作戦はあくまでも最初だけであり、これをずっと続けると自分の頭で考えられない人とレッテルを張られてしまいます!


私はSBARと報告の例のテンプレを書いたメモを常に持ち歩いて、報告の内容をまとめてから報告していました!

【報告テンプレート】
S:(状況) なにが起こっているのか、結論をドストレートに言う
「○○病棟の悩める看護師です。急変 or 状態変化 or 急ぎの報告です。」「吐血しコールしました」「転倒のご報告です。」「血圧低下です」「意識レベル低下です」
B:背景) 疾患と、何時からその状態であるのか報告する・「2時間前から徐々に血圧低下してきて、5分前が上が80台です。」
・「コールラインではないのですが、徐々に血圧低下してきています。今はレベルはGCS456ですが、このままレベル低下しないかと思い報告いたしました。」
A: アセスメント
「ちょっとアセスメントを相談したくて。自分はこう思うんですが、○○さんはどう思いますか?」
「ちょっと知恵を借りたいのですが、、」
「一緒に考えていただきたいのですが、、」
R:提案 やってほしいこと、次の1手を言ってみる!

このテンプレを使って報告することで、一本筋となり、あちらこちら情報が飛躍していかないため、少しずつ何を伝えたいか上手になっていきます。
相手が自分に手を貸したくなる、患者さんをよりよくしたいと思わせるような状態までコントロールできるようになり、より充実した看護を提供することができました!
報告の方法、テンプレを決める!
ぜひお試しください♪


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