祈り🙏は通じると確信した話

こんにちは。ヨガインストラクターのサキです。

無事にフェスティバルを成功させることができたわたしは、その後も、フェスティバルの後片付けやら提出書類や反省会もろもろで、１ヶ月くらい平常に戻れなかったのですが、１２月に入り、ようやく、ムスメにキモチを向ける余裕ができます。

それからは、まずは、中学校直属のカウンセラーと連絡をとり、まずは、外へ出られなくなっているムスメの状況を話し(本人にも承諾をえて)、自宅へカウンセラーに出向いていただき、何度か話を聞いていただきます。

カウンセラーとすこしづつ心をひらいて
話ができるようになったところを見計らって
中学校にあるココロの相談室へ
親子で足を運ぶようになります。

訪問といっても、
３０分という面談時間の限られた時間。

それでも、正門をくぐって学校に入ったことで、
学校にその日、出席したという特例措置のカウントが成立します。

ムスメが行っていた学校は、正門から近い位置にこのココロの相談室とステップルームが配置されていて、極力、他の生徒と顔を合わせずに学校へ来れるよう配慮されていました。

さいわい、カウンセラーの先生もステップルームの先生も優しくて温かい配慮ができる先生で、ムスメはすぐに心をゆるめて話すことができるように。

そこから、正門をくぐって、ステップルームへ通うことを目標に、日々に変化が出てきました。

ムスメは、不登校になった学校に対して、かなりの不信感と嫌悪感を持っていたにもかかわらず、学校へ毎日通うことを決心してくれました。

理由のひとつは、不登校になっている間に、
将来の夢ができたこと。

もう一つは、長崎の以前通っていた学校へ、
もう一度もどりたい！という
目的ができたこと。

そして、当時、２年生で、受験も次年度にひかえていたこともあるます。

そのため、皆のいない授業時間にステップルームへ入り、休み時間が過ぎた授業中に、下校する。

このことを、繰り返すようになりました。

もちろん、不登校になったということは、
ココロの病気ともいえる状態。

当時、完全に昼夜逆転の生活になっていたムスメにとって、昼間に起き、朝ごはんを食べ、自分で着替えて、外へ出て、歩いて学校へ行く。
その一連の流れが、なかなか容易にはいきません。

まずは、親子で完全に２人３脚の日々。

起きるのに、１時間も２時間も３時間も、ときには、半日かかる日もありましたし、

着替えたはいいけれど、外へ出れない。

外へ出たはいいけれど、学校の正門をくぐれないという日もしばしばありました。

親としては、ただただ、祈るしかありません。

わたしは、小さな御札立てを購入し、神棚のようなスペースをつくり、そこへ毎日、手を合わせるようになりました。

当時はホントにココロが苦しくて、苦しくて。

ムスメの落ち込んだ表情や、ときどき無茶苦茶に暴れたり、喚いたり、叫んだり、泣き出す姿にどうやってもココロを平穏に保つことができません。

２，３年置きに転勤、転校を繰り返し、わたし自身も、ココロをひらける友だちも家族も身近にいません。

ムスメは、自分で、寮に入っていた長崎の私立中学校からこちらの中学校への転校を決めたのですが、
長崎へ残ればよかった！
どうして転校ばっかりなの！！
みんなと離ればなれになっちゃって寂しい！
ってよく泣き喚いていたのです。

そのキモチが、わたしも痛いほどわかってしまうのです。

主人に対して、どこかで、こうなる前に、どうして、安住できる場所を与えてくれなかったの?!

どうして、転勤のたびに、学校の役員やらなきゃいけないの?!

せっかくできた友だちと別れなきゃいけないの?!
ってココロのどこかで思っていましたから。

しかし、こうやって切羽詰まってみて、後ろを振り返って不満をおもっていてもなにも変わりません。

わたしは、ムスメと毎日、正面から向き合うことを決めました。

学校への車での送迎。
先生との報告。連絡。相談。
ムスメをカウンセリングへ連れて行く。
塾のマンツーマンゼミへの送迎。

そのどれもがうまく行かない日も、
来る日も来る日も、神棚へ手を合わせ続けました。

ムスメは、１２月から学校の門をくぐれるようになり、たったの２ヶ月で、元の学校の、編入試験を受け、落ちます。

それでも、あきらめず、２回目の編入試験も落ち、とうとう、長崎の元の学校へ戻ることを断念します。

そんなとき、何度も面談の稽古につき合ってくださった校長先生が、親身に相談に乗ってくださったり、ステップの先生が、ムスメの支えになってくれました。

ステップの先生とは、毎日、毎日、ショートメールでやり取りし続けました。

親子で頑張っている姿をいつのまにか学校の先生たちが気づき、見守ってくださっていて、教頭先生や担任の先生も、話を聞いてくださって激励し、力を貸してくださいました。

私が通っていた子育て相談会のご縁で、ムスメの家庭教師を無償でさせてほしいと申し出てくださる娘さんとも出会えたのです。

いろいろ話し合った結果、
むすめは、近隣の別の中学校へ３年生で転校。

１年間、ハラハラしながら、なんとか学校へ通い続け、受験した学校を結果的に３校すべてパスします！！

わたしの祈りが通じた瞬間でした。

祈りが本気であるとき、いつも誰かが寄り添ったり、チカラをかし、助けてくださいました。

学校が変わっても、不登校になった学校の先生たちはずっとずっと遠くから、気遣ってくださり、家庭訪問してくださったり、連絡をしてくださったり、進路の相談にも快く乗ってくださいました。

だから、わたしは、今、確信をもって、祈りは通じる、ってみなさんに伝えたいです。

人間が本気になってるとき、
誰かが、かならずチカラを貸し、助け、
導いてくれました。

わたしも、むすめも今、元気にふつうに暮らせていますが、みんなのおかげ様だなって思っています。

ｐｉｃ: 神棚
　　　 校長先生がむすめの転校にさいし、
書いてくださったコトバ。
　　　 今も大切に飾らせていただいています💗

みなさんのおかげで、娘は、今、元の暮らしに戻り、元気に、毎日、学校へ通っています。
感謝のキモチで一杯です🙏💗