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配慮の挑戦

こちらのnoteには、過眠症に関する記事をメインに書いてきましたが、今回は新たにAPD(聴覚情報処理障害)という障害が自分にある事がわかってからの自分の変化についてお話しします。 

APDに関しては後日またnoteにて書きたいと思いますが、ざっくり言うと

【人の話を聞き取る事が極端に出来ない】

のです。(決して聴力が悪い訳ではないので聞こえてはいますが、聴こえないのです。ややこしいですよね)

一つの挑戦

実は昨日、献血センターにて一つの挑戦をしてみました。
あらかじめ、自分の障害を伝え配慮を願い出るという私としては初めての試みです。
受付時に、

「APDという障害を持っていまして、聞き取りを苦手としています。ゆっくり話すか、質問内容を一つ一つ区切って貰えると助かります」
という事を伝え、メモを渡してみました。

すると、驚いた事に受付スタッフ以外にも問診の医師、私に関わるナース等、全スタッフがゆっくりと一つ一つ話してくれました。

なかなか勇気がいりますが、言ってみるもんですね。

一つの場所で、二度聞きしなくて済んだのは初めてかもしれません。
(アナウンスで呼ばれた時、他の人と比べて露骨にゆっくりだったのは少し恥ずかったけど⋯⋯)

気持ちの面では正直なところ、自分で申し出たとはいえ実際に他者と自分に差のある対応を受けてみると、10%程のショックはありました。

けれど、残りは “感謝” と”有り難さ” が70%、残り20%は勇気を出して良かったという満足感と達成感でした。


名古屋 JRセントラルタワーズ20F
献血ルーム タワーズ20
全スタッフの方々ありがとうございました。


挑戦したからこそ気づいた事

そして、少し気づいた事もあります。

世の中まだまだ捨てたもんじゃないな、と。

こちらから心を開いて配慮を求めると、人は優しいんじゃないかと。

むしろ隠す事で、自分に対する言葉がキツくなる。

過眠症なら、「こんな所で寝やがって何考えてんだ?」
APDなら、「何回もおんなじ事聞きやがって聞く気あるのか?」

これらの言葉や気持ちを、事前に配慮を求める事で消す事ができ、お互い嫌な思いをしなくて済むのではないか?


自分から、どんどん遠慮する事なく、配慮を求めていく生き方も大事だな、なんて思いました。

そして、現在

現在、過眠症&APD(聴覚情報処理障害)&ワーキングメモリーが低い の三重苦で仕事する上では大分詰んだ状態の為、ここひと月ほどメンタルやられてましたが、仕事を辞め10日ほどたった今、ある種の開き直りにたどり着いています。

・障害(APD)と気づいたのは最近だけど、そもそも今に始まったわけじゃない。
・今まで、のらりくらりと、なんだかんだやってこれてたじゃん!
・むしろ、わかった事で無駄な努力しなくていいし、事前に対策が打てる。
・やれる事が限られた分迷わなくていい。

そんなところかな。

今後の課題

とはいえ、就労に関する配慮はそう簡単にはいかないとも思っています。

一般就労で入って、配慮ばかりもらって給与が一緒では当然クレームもあるでしょう。
しかし、その分給与を下げられたのではこっちの生活がままならない。

じゃあどうするか?

配慮さえ貰えれば、他の一般の方以上の結果を出せるようになる。そして、クレーマーを黙らせる。⋯⋯しかないのかなぁ?

それはそれでやはりハードルが高い⋯⋯。

答えはまだ出ないけど、難しい課題だな。

今日はこの辺で。

ではでは。

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