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オーフス大聖堂の祝賀礼拝@デンマーク【Spending】

デンマークでフレデリック10世とメアリー女王という新しい国王と女王が誕生して7日が経ちました。国王がコペンハーゲン郊外での礼拝の地に初めて選んだのは王室とも本人ともゆかりの深いAarhus(オーフス市)でした。
2024年1月21日にデンマークユトランド半島オーフス市のオーフス大聖堂で祝賀パレードと祝賀礼拝が行われるとのことで見に行きました。

さて、これまでの王室関係の記事はこちら。
2023年12月31日:王位継承発表

2024年1月14日:王位交代の儀式 

事前発表されていた当日の簡単なスケジュールはこんな感じでした。

13時25分、王室ご夫妻、マルグレーテ王妃、ベネディクテ王女がマルセリスボー宮殿からオーフスを通って大聖堂へ。

13時55分、王室ご夫妻、マルグレーテ王妃、ベネディクテ王女がオーフス大聖堂に到着。

14:00 オーフス大聖堂にて祝賀礼拝開始

15:00 オーフス大聖堂からマルグレーテ王妃、ベネディクテ王女夫妻がマルセリスボー城へ車で移動


今回の移動ルートはこちら。
当然交通規制が行われており、自家用車・タクシーは11時ごろから通行禁止。バスやライトレール(路面電車)などもルート変更やキャンセルがでます。
ちなみに警察発表によると7日前のコペンハーゲンでの王位継承の儀式には15~20万人の市民が集まったそうです。
今日は一体、何人の市民が集まるのでしょうか。

ちなみにオーフスは首都コペンハーゲンから電車で約3時間半ほど北西に行ったユトランド半島にあるデンマーク第二の都市。

島で構成されているデンマーク。
南の国境超えたフレンスブルグはドイツ。東の国境を越えたマルメーはスウェーデン。


ユトランド半島の中央に位置し、文化や工業などの中心地です。学生も多く毎年、ジャズフェスティバルや野外コンサートなど様々なイベントも開催されています。
王室にはオーフスにあるマーセリスボー宮殿でクリスマスとイースターの両方を祝う伝統があること。またフレデリック10世はオーフス大学の出身でもあり王室ともゆかりのある都市です。

オーフス市は過去には世界最大規模のヨットレース「オーシャンレース」の開催を見たこともある都市です。

また王や王室の皆さんが滞在している今回のパレードのスタート地点であるマーセリスボー城(画面中央の黄色い点のあたり)を中心とした周囲をキングスルートと呼ぶ散歩道を整備するそうです。
今も普通に道として存在するところが選ばれているようですが、どんどんイベントが作られていきそうです。


さてパレードが始まります。
沿道で車列を見ていました。
馬車にしても車にしてもフレデリック10世は車両の右側後部座席に座ると予想してそちら側が見える歩道に待機しました(進行方向の右側の歩道)。
これはコペンハーゲンでの移動の際を参考にしました。おそらく反対側の王の左側に王妃が座る体制となるでしょう。

バイクに先導されて車が移動
自作の横断幕を掲げる人も
通る直前に吹雪
雪にまみれる市民
今日は馬車ではなくロイヤルロールスロイスでした。
予想通りフレデリック10世は右側に座っていて手が振れました。
写真ではすこしだけ。


オーフス大聖堂前にはいるとSPが。
携帯多め
到着はDRで見ました。
普通に道に出て手を振っていました。ご安全で何より。

沿道を通り過ぎた後は、一旦人の規制は解除されました。
次は1時間半後の15時にオーフス大聖堂からマーセリスボー城への帰り便があるのでそこまで休憩です。

残念ながら大聖堂への参加はできなかったので、大聖堂でのミサの状況はテレビ中継されるとのことで、カフェを探してカフェからDR1を見ていました。
一部市民は抽選で参加できたようです。
報道によると王室以外の参加者は政府関係者、デンマーク議会関係者などのデンマークの代表者が出席したほか、グリーンランドとフェロー諸島の司教、国の学長、オーフス教区の学部長が参加したそうです。

DR1では過去の放送についてもアーカイブが見れるようなので見たい方は、「DR Denmark」で検索してみてください。


今この道の一番奥の道を王を乗せた車両が通っています。
通り過ぎた側はもう終わった感がでています。
今回の儀式とは関係ないパレスチナ関連の旗もちらほら。
イスラエルと両方持って戦争終結を祈ることはないようです。
どうしても自分の主張だけを通したい人はどこの国にもいるんですね。残念。戦争がなくなればいいのに。
デンマーク!

寒く雪がふる中、デンマーク王室の祝賀イベントを見てきました。
日本でもこの手のイベントを見たことがありますが、対象者と市民の距離がとても近いと感じました。

オーフス市や警察、軍関係者の方々の頑張りでうまくいったのではないかと思います。

車や電車の交通規制もそうですが、ルート上の路上駐車場の使用禁止や、対象エリア内での自転車の使用、違法駐車の禁止。ドローンの使用も禁止するなど細かく徹底されていました。

警備の警察官・軍人の配置もかなりされており、安心してイベントを楽しむことに集中でき、ユトランド半島でこのイベントに参加できました。

今年は今後もイベントがたくさん開催されそうです。

それでは今日も良い一日を。




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