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Ocean Raceがデンマークにやってきた【Racing】

Ocean Race(オーシャンレース)は、世界で最も長く最も過酷なプロスポーツイベントであり、セーリング競技で最も過酷なチームチャレンジ、オリンピック、アメリカズ カップと並ぶビッグ 3 イベントの 1 つと言われています(Official Web Site参照:https://www.theoceanrace.com/en/therace/343_What-is-The-Ocean-Race)。

第 14 回オーシャン レースは、2023 年 1 月 15 日にスペインのアリカンテからスタートし、2023 年7月1日にイタリアのジェノバにゴールしました。このレースは、6 か月間かけて世界中の 9 つの象徴的な都市を訪れます (アリカンテ、カーボベルデ 、ケープタウン、イタジャイ、ニューポート、オーフス 、キール 、ハーグ、ジェノバ)。
その中の2023年6月に開催されたデンマークオーフス市のレースを見てきました。

レースは主に2種類、都市と都市の間を24時間体制で競争する長距離レースと、港到着後に行われる短距離レース(ポートレース)で競います。

オーシャンレースがデンマークにやってくるのは初めてのこと。
開催地オーフスはデンマークユトランド半島の上の方。首都コペンハーゲンからは電車で3時間半程度かかる距離にあります。

さて会場に着きました。
レースのイベント会場の地図を発見。

Eventkort

端から端までぐるっとめぐって約3kmぐらいの距離感です。
ポイントポイントで様々なイベントブースが設けられています。会場は基本無料で入れます。
入口には、広いテント場とフードマーケットが立ち並んでいました。

風にも強そうなテント

また、ごみ箱もしっかり設置されていました。
分別がいろいろとありますね。
ボランティアの方々の協力もあり綺麗に保たれているようです。
緑色の看板は「BIOAFFALD」。
BIOAFFALDとはバイオ廃棄物。言い換えると食品廃棄物のこと。
このゴミが廃棄物の受け入れ施設に集められて、バイオガスと残留廃棄物(肥料)に分けられて処理されます。それをしやすくするために入口から分別しています。
食べ終わったリンゴが看板に描かれているのが印象的です。デンマークの人たちは、リンゴを食べている姿をよく見るので、これが一番イメージしやすい絵なのかもしれませんね。

デザインされたゴミ捨て場

イベントの中には協賛しているArla社がブースを出していました。
でかい牛乳のオブジェかと思いきや、牛乳飲み放題ブースでした。
乳脂肪分違いで3種類(0.1, 0.4, 1.5)ありましたが、0.1%が一番人気でした。住んでみるとデンマークでは乳脂肪分が低い牛乳の方が人気のイメージです。0.1%のフェイスや在庫が大きい感じです。私は3.5%とか濃い方が好みですが。
暑いこともあって子供ががぶがぶ飲んでいました。

牛乳の補充は人が手入れしていた

また、スープも無料で配られていました。
ネギやニンジンの入ったスープ。
なぜか味はタイ風味。ナンプラーが絶対入っている味。

不思議スープ。デンマークで温かいスープが出されるのは珍しい。

中央エリアに移動すると、こちらでも展示ブースが展開していました。
ポップコーンが作れる焚火場があったり。
近くでポップコーンの実(トウモロコシ)が買えて、網を貸してくれるそうです。子供連れに人気のアクティビティ。
なんでみんなポップコーンが好きなんだろう?

好きなだけ炒ることができます
海の映像が見れますが室内は暑い(冷房はなし)
VOLVOは船舶業界も強いのですね
出店のビールやジュースのコップはこちらに入れてリサイクル処分

さて、ここまでのレースは第五レグを消化。
総合成績は第五レグを制してオーフスに入港した11th Hour Racingがトップに。
これまでトップを走ってきたTeam Holcim - PRBを1点差でかわす展開に。
まだまだレースは優勝者がわからない展開です。

到着時の寄港の様子は見れなかったため出発前の様子見てみました。
Team Biothermのボート。
港に入っているため当然帆は張っていません。
Biothermは化粧品が有名な会社。展示ブースも出しており化粧品の宣伝と販売をしていました。

そしてこの後インポートレースがスタートします。
現場ではクルーがセーリングウエアを着ていました。
ウエットスーツのようなピタッとしたウエアかと思いきや、結構ダボっとしたウエア。
これで船の上を動き回るとはさすがの体力です。

またマストの上で作業する場合、梯子がないのにどう上るのかと思っていましたが、ロープを体に括り付けて滑車の要領で下にいるメンバーがハンドルを回してひっぱりあげていました。
高所で作業できる人はすごいですね。

よくよくみるとマストに登って作業中
赤いセーリングウエア、これもHH?
家族とサポートクルーがいっぱい。サポートクルーも世界をめぐります
現在トップの11th hour racing
港を出港。
現在2位となったHOLCIM。ここで追いつけるか

次々と出港していきます。
ボートが出港すると少し静かに。DJの流す音楽を聴きながら開始を待ちます。
会場内では大画面での実況もあり、こちらで観戦していました。
(家でYoutubeを見るのとそんなに変わらない)

各々の形で観戦。

ポートレースは指定の時間にスタートラインを通過し、その後洋上に設置された4つのポイントの外側を回り、ゴールラインを通過するというもの。
今回のオーフスレースでは、Biotherm、Team Holcim、11th Hour Racing Teamの3チームが争う展開に。

目視だと小さい。
白熱のレース

3週目に入りBiothermがコーナーを完璧にまわり勝負がつきました。
Biothermがレースに勝利し5ポイントゲット。
次の都市に向けてレースはまだまだ続きます。

初めてのレース観戦でしたが、周りの熱気や歓声もあり楽しく見ることができました。
残りLegは少ないですが、最後までレースの行方を見届けたいと思います。

The Ocean Race 2022-23

それでは今日も良い一日を。



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