見出し画像

雪が降る町@デンマーク【Staying】

デンマークにも寒波が来ています。
いわゆる爆弾低気圧というものです。

年が明けて1月2日夜。
雪が振り始めました。気温は−1~0℃ぐらい。
地域によっては雪は1/4まで振り続けています。
特にユトランド半島北側はかなりの積雪。そこまで雪が積もる地域ではないのですが70cm積もったところもあったとか。

ちなみにデンマークの南東に位置するコペンハーゲンはあまり積もらなかったのですが、デンマークの西側、南北にのびるてドイツとも接するユトランド半島は結構積もったようで、1/3は公共交通機関:飛行機は一部キャンセル。電車は遅れ。路面電車やバスはほぼ全ストップ言った感じでした。

年末からヨーロッパ北部は大変な気象状況です。
イギリスではストームの襲来で洪水が起きたりユーロスターが全休したりで緊急事態宣言。
スウェーデンでも同時期に大雪で交通機関の停止や被害があったそうです。

さてデンマークに戻ります。
本当は1/3に出かける予定でしたが、交通機関の行けなかったので、雪が止んだ1/4にユトランド半島の町オーフスに行ってきました。
首都コペンハーゲンからは電車で4時間弱ぐらいかかるところ、首都からは北西に位置している街です。

駅の電光掲示板。

電車は復旧しているけど遅れがち。
Letbaneは運行中止。

路面電車ことライトレールは1/3の朝から雪のため運行を中止しています。
当初は「1/4朝から運行開始したい。そのために準備をしています」とお知らせが出ていたのですが、結局は大学病院行きの路線以外は次週月曜日まで復旧しないという判断に変更となったようです。

また警察発表で1/3より不要不急の外出禁止と言った情報も通知されていました。

雪の止んだ翌日から気温が-7℃前後。
氷の世界。
この状態が来週も続く予報になっているので、おそらくLetbaneは早々に1/4の復旧を諦めたのだと思います。

さて頑張って移動です。

地面はツルッツルなのに自転車に乗る。
自転車大好き。

中心部は比較的車や人が通っているので歩けそうな場所が何となく分かる。
でもマイナスの世界なので路面はつるつる。

この状態でも自転車に乗るデンマーク人のひたむきさに感動する。
色々事情はあるのでしょうか、ゆっくりゆっくり自転車で移動するなら歩いた方が安全なのではないかと思うのですが、転ばないことを祈るのみ。
多分ハンドルを少し旋回しただけも滑ると思います。
私は歩きます。

デンマーク人に聞いたところ歩道の除雪はそこに面する家の人が行う必要があるらしい。
法律状の規定なのか慣習的なことなのかわからないが、確かに家の前に融雪剤を撒いていたり、雪が降った後にシャベルで道を作っている姿はよく見かけました。

除雪車が通っていないところは雪のまま。
ここは雪の道を歩く。

ここは雪が移動れていない。
とすると法律ではないのかな。

ちなみにほとんどの車はチェーンをかけていません。
(1台だけ見かけました。)
スタッドレスタイヤを履いているようですが、滑りまくりのスタックしまくりです。
信号で止まれない。動き出すときにシャリシャリ空転してから進む。
ということで車も危険な状態です。

電車もバスも通っていないので目的地までは徒歩移動。
でもバスは一部路線で少し見かけました。
多分路面電車が止まっているエリアや大きいバイパス道路を優先的に除雪してなんとか陸の孤島と都市をつなげているようでした(主観)。
小道もバスは通りますが圧雪道と氷の世界なのでバスの運行再開には数日を要しそうです。(今週はマイナス気温で寒い)



雪山登山の装備で来てよかった。

普段は道なんだけど。通行不能。

通行不能の道もちらほら。
基本的にはバイパス沿いの人が多く通りそうな道を選んで移動しましたが、普通に雪山登山の道も。
何とか目的地には着きましたがほとんど人がおらず。




今日はそんなもんだよね。とみんなで笑って終わりました。
デンマーク寛容すぎ。


さて、ちょっと鹿を見に行こう。
と言うことで鹿を見にきました。
近くに鹿を飼っているエリアがあります。
デンマークでは各地でこういった施設が多いそうで鹿保護も盛んなようです。
そういえば鹿注意の看板もよく見る気がする。

鹿がうじゃじゃ
ぼりぼりと食べてる。
冬角になっていてちょっと怖い。
シカでした!
この子だけ触らせてくれる。
遠巻きに鹿。
一匹だけ白いシカいました。
海も見えましたが、海風で寒すぎる。
気温は‐5℃ですが、体感はもっと低い。
冷たすぎる。

鹿を楽しみつつ、つるつる滑りながら帰りました。
今は夜。気温はまた下がって-11℃。
皆さん雪道氷道は気を付けて。

それでは今日も良い一日を。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?